ニュース シブ5時 2015.05.29


島の上空に、太い柱のように立ち上る噴煙。
雲を突き抜ける高さまで達し、島を覆うように広がっていきます。
こちらは、気象庁が設置したカメラの映像です。
火口周辺で、噴石が飛び散っているのが分かります。
そして、山肌に覆いかぶさるようにして、黒煙がカメラに向かって広がる様子も確認されました。
火砕流と見られています。
高温の火山灰や火山ガスを含み、速い速度で流れ下るため、火山災害で最も警戒が必要な現象の一つです。
研究機関にも緊張が走りました。
きょう午前10時前、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生。
噴煙の高さは、一時およそ9000メートルにまで達しました。
噴火からおよそ1時間半後、NHKがヘリコプターから撮影した映像です。
火砕流に飲み込まれた斜面では、山肌が茶色に変色していました。
樹木はなぎ倒され、煙が立ち上っています。
火砕流は斜面を駆け下り、海岸にまで達していました。
近くには、住宅もありましたが、映像で見るかぎり、火砕流で焼けたような様子は見られません。
火山灰が降り積もったのでしょうか、島のところどころでは、景色が白っぽくなった所もありました。
爆発的な噴火のあと、火口からは白っぽい噴煙が、1000メートルの高さにまで立ち上っています。
これまで噴火を繰り返してきた口永良部島の新岳。
昭和41年の噴火では、噴煙が火口から5000メートルの高さまで上がったほか、昭和8年から9年にかけての噴火では、住民8人が亡くなっています。
昭和55年以降、噴火は起きていませんでしたが、去年8月に34年ぶりに噴火しました。
この噴火のあと、火口周辺の温度の上昇が確認され、放出される火山ガスの量が多い状態が続くなど、活発な火山活動が続いていて、気象庁は、職員を島に常駐させるなど、監視態勢を強化していました。
そしてきょう。
気象庁は、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、住民が直ちに避難すべき非常に危険な状況を示す、レベル5に引き上げました。
このため、鹿児島県屋久島町は、午前10時20分、すべての住民に島外への避難指示を出しました。
口永良部島には、82世帯137人の住民がいて、7つの集落があります。
住民のほとんどは、新岳から見て北西側の本村地区と前田地区に住んでいます。
噴火に伴って発生した火砕流は、新岳の南西側から、北西側の向江浜地区にかけての海岸に到達したことが確認されています。
多くの住民はまず、標高291メートルの番屋ヶ峰に避難しました。
とっても不安そうにしていらっしゃるとか、そういった状況はありますでしょうか?
住民によりますと、70代の男性が、顔などにやけどをした状態で、避難場所に逃げてきたということです。
また警察によりますと、やけどをした72歳の男性と、体調不良を訴えている80歳の男性が、屋久島にある病院に運ばれました。
病院の事務長は、2人について、いずれも命に別状はないと話しています。
政府も対応に追われました。
総理大臣官邸の危機管理センターに、官邸対策室を設置しました。
関係省庁対策会議を開き、住民の避難に向けた対応を協議。
鹿児島県庁と結んだ、テレビ会議も開かれました。
一方、避難場所の番屋ヶ峰にいた住民たち。
午後1時半ごろから、自家用車などで本村港に向けて移動しました。
そして、午後2時37分ごろ、住民を全島避難させるために、フェリーが本村港に接岸。
この港の中に、フェリーが入ってきました。
現在、住民の方々が避難を進めているところです。
住民を乗せたフェリーは、午後3時42分、岸壁を離れ、避難所が設けられている屋久島に向かいました。
また、島の東部の地区の住民は、海上保安庁の巡視船やヘリコプターで避難し、すべての住民が島を離れたということです。
屋久島町は、避難する住民を受け入れる避難所を、屋久島島内の5か所に開設し、受け入れに向けた準備を進めています。
どんな状況でしたか、島は。
島はもう、真っ黒で、…山にいたもんですから、真っ黒になって、どーんっていうたから、大きな雷だねえって、思ってたら、道に出てきたら、灰がいっぱい降ってました。
どんな気持ちですか?
ほっとしてます。
屋久島の宮之浦港です。
きょう午前、爆発的な噴火があった口永良部島から、東におよそ30キロ。
このあと、島の住民121人を乗せたフェリーが到着する港です。
ふだんから住民の生活を支える、唯一の交通手段であるフェリーが、この場所を発着しています。
きょう午後3時から4時の時点では、上空をヘリコプターが飛んでいました。
また、あさってが休日ということもあって、多くの登山客が、この屋久島に訪れています。
皆さん、この高速船を降りてから、不安そうな表情で、この港に降り立っていました。
島の本村港を午後3時40分ごろ、出港したフェリー太陽。
出港から1時間20分を越えました。
もうすぐ到着することになっています。
この港には、町が用意したマイクロバス2台、そしてマイクロバスより一回り小さい車1台が、このあと用意される予定です。
121人の住民を乗せて、島内5か所の避難所に向かうことにしています。
もうまもなく、島の住民が到着する、屋久島の宮之浦港からお伝えしました。
こんにちは。
ニュースシブ5時です。
きょう午前、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生し、火砕流も確認されました。
住民の方は全員無事が確認され、現在は島の外に避難しています。
こちらは、避難する住民を乗せて、屋久島に向かうフェリーを捉えた映像です。
画面に見えています島、こちら、屋久島です。
その手前、画面下のほうですが、フェリーが見えています。
このフェリー、このあと、宮之浦港に、先ほど中継をしておりました、宮之浦港に、まもなく到着する予定となっています。
全島避難することになりました口永良部島の住民ですが、午後3時40分過ぎにフェリーで島を離れ、避難所が設けられた屋久島に向かっています。
避難する住民を乗せるため、町営のフェリー太陽、こちらですが、午後2時37分ごろ、口永良部島の本村港に接岸。
総務省消防庁によりますと、住民のうち120人は、番屋ヶ峰と呼ばれる高台の避難所に一時避難していたということですが、フェリーが到着しますと、自家用車などで次々と岸壁に集まり、午後2時40分ごろから、大きな荷物を持った人たちが、タラップを上ってフェリーに乗り込みました。
そしてフェリーは、住民の乗船が始まってからおよそ1時間たった午後3時42分ごろ、岸壁を離れまして、屋久島に向かっています。
このほか、島の東部の地区、住民6人が、海上保安庁の巡視船やヘリコプターで避難し、すべての住民が島を離れています。
こちらのフェリーは、屋久島に避難する住民を乗せているフェリーです。
このあと、この屋久島の宮之浦港にまもなく到着する予定になっています。
中継でお伝えしました。
今回の噴火に関して、インターネット上にも、さまざまな情報が寄せられています。
お伝えします。
こちらでも、噴火の直後から、インターネット上にどのような情報があるか取材を進めていました。
この口永良部島からの投稿は、そんなになかったんですけれども、屋久島からの投稿が非常に多かったんですね。
位置関係、このようになっています。
口永良部島がありまして、屋久島はこちらですね。
そして種子島はこちらにあります。
そして屋久島の南東部のコテージ経営者の方が、ツイッター上に情報を投稿していましたので、ソルトでは取材をしてみました。
その方が撮影された写真、こちらです。
11時前、10時59分の写真なんですけれども、このように、灰で、空が暗くなり始めているのが分かるかと思います。
その直後、もう、このように暗くなっている部分が、かなり広がってきているというのが分かるかなと思います。
しばらくたって11時48分の写真、こちらですけれども、この山が、若干白くかすんでいる様子が分かるかなと思います。
この方に取材をして聞いてみました。
噴火は島の放送で知ったということなんですね。
そして急に空が暗くなって、灰のようなものがぱらぱらと降ってきたというふうにおっしゃっていました。
そして、もう一方、このより口永良部島に近い所にいらっしゃった、阪根さんにも取材をすることができました。
この阪根さんが撮った写真、こちらです。
車が走ったあとに、灰が舞い上がっている様子が、このように写真に写されているんですね。
もうちょっとアップで見てみますと、こちら、人が通った跡です。
このように、足跡がつくほどには積もっているというのが分かるかなと思います。
また、このように車のワイパー部分にも、これほどの灰が積もっているということなんですね。
この阪根さんにお話を伺いました。
地響きを伴う、どどどんという低い音を3回ぐらい聞いたと、噴火のときにはこのように聞いたということなんですね。
種子島のロケットの発射音をよく聞いてらっしゃるということなんですが、それに似た音がしたというふうに証言されていました。
そして噴火の30分後ぐらいから空が暗くなって、11時ごろから灰が降り始めて、慌てて家の中に入ったということなんですね。
そのほか、噴火の直後から、きょうは、ネット上ではこの口永良部島、噴火に関するツイート、検索が増えていました。
こちら、ツイッター社が分析した投稿の推移のグラフなんですけれども、10時11分には、1分間に1700件の投稿でした。
そして10時20分ごろにはさらに増えて1分間に2400件というピークを迎えているんですね。
インターネット上でも、非常に関心が高まっていたことが分かると思います。
ソルトからお伝えしました。
スタジオには、口永良部島に詳しい、火山学が専門の京都大学の石原和弘名誉教授に来ていただいています。
よろしくお願いいたします。
先生は、何度も現地で調査されているということですけれども、まず最初に、今回噴火のことを聞いたとき、どう思われましたか?
今回の噴火は、いずれ来るものだというふうに見てましたね。
予兆していた?
つまり1933年の爆発、1966年というようなことから、2000年から2010年あたりに来るんではないかということで、1990年ごろからずっと観測を続けてきたところです。
それがなかなか起きないなという中で、昨年の8月の3日ですか、それの初めの予兆的な噴火が起きたと。
それから先週の土曜日ですね、23日に、島の中での有感地震が起きたということで、それまでは浅い地震だけだったんですけれども、噴火が昨年の8月に起きたということから、いわば、マグマの通り口が開いたということで、下からさらにマグマが上がってくるということが見えたということで、近いんではないだろうかと、それを聞いて、地元のほうでは、地元の県、あるいは市町村、あるいは気象台、大学関係者の方が、きょうに備えてという準備をしておられると聞いていたので、その時が来たかという、そのように思っておりましたですね。
その中でも、このタイミングで起きたというのは、それはどういうふうにお考えになりますか?
このタイミングで起きたというのは、先ほどとも重なりますけれども、もともとが2000年あたりから、ガスが増える、地震が増える、地殻変動がある、さらに地軸の変化等から新岳の地下がほとんど500度近い温度になっているようなことが分かってましたので、じゃあ最後に誰が、いわば噴火のトリガーといいますか、…というのが、それがまず先週の13日に起こった浅い地震であったというようなことですね。
今回のこの噴火の規模は、どういうふうに見ていますか?
そうですね、今の最近ので言いますと、御嶽山の記憶があるかと思いますけれども、御嶽山のときに、火山灰が30万とか、50万トン出たということですけれども、概略はそれの少なく見積もって5倍。
5倍?
多く見積もると20倍ぐらいになると思いますけども、いわば1桁上の、噴出物量で見ますと、1桁上ぐらいにはなるだろうと思いますね。
噴出物の量でいうと、それぐらいになると。
これ、いつまで今の状況というか、噴火が続くというふうに思われますか?
今までの活動から見て、こういうマグマが実際に噴火した場合には、一気に出ることはなかなか難しいということで、地震と同じように、蓄積されたマグマが、最初大きく出たあとに、残りのマグマがだんだんと、放り出されるという活動が、一般的には続きます。
それは口永良部島の場合は大体1週間ないしひとつきぐらいと、とりあえずは、そのぐらいは可能性があるというふうに見ています。
今後もそうした経過を続けなければいけない期間というのはそのぐらい?
そのぐらいは今の段階では考えておくべきだろうと思いますね。
こちらをちょっと見ていただきたいんですけれども、次の絵が出ますでしょうか。
気象庁、こちらですね、24時間態勢で監視している火山というのは、これだけ、口永良部島も含めてありまして、全部で47あります。
これ、赤と黄色、その噴火警戒レベルによって、赤と黄色に分けられているんですけれども、こうして見ますと、改めて、多いなと思うのと同時に、最近ですと、先ほどあった、御嶽山から大涌谷、西之島など、あちこちで、ここ近年で続いているなという印象があるんですが、これは関連しているんでしょうか?
この10年、うす山と三宅島が2000年に噴火しましたよね。
あれ以降、どういうわけか、非常にみんな静かになってしまっていると。
それ以前であれば、私も一応40年以上、火山と向き合ってきましたけど、大体は年間に5火山から10火山ぐらい噴火する。
年間にですか。
年間に、大体、それは皆さん、大小合わせればですね、そういう火山。
そういうのがずっとすとんと落ちてしまった。
今回のような、避難を要するような噴火警戒レベル5の、相当するような火山活動というのは、皆さん覚えてるかどうか、1977年の有珠山から、三宅島とか、あるいはとかち岳とか、伊豆大島とか、大体雲仙岳とか、大体5年に1回、10年に2、3回というペースなんですね。
それが今、非常に静だったと。
いわば、それぞれの火山が、準備はしてたんだけれども、何かしら2006年の桜島の昭和火口の噴火、2011年の新燃岳の噴火以降、待ちかねたように、みんなが噴火し始めたということで、ならしてみれば異常ではないんですけれども、足並みがそろっちゃったということでしょうかね。
ここ最近の静だった状態のほうが、むしろ普通ではなかった印象だったということになりますね。
その足並みがそろってしまった要因というのは、何か考えられることがあるんですか?
これは分かりませんね。
やはり、そこらは、皆さんいろんな例えば、東日本大震災の関連をおっしゃる方もおりますけれども、東日本大震災のひとつきちょっと前には、新燃岳が噴火していますよね。
56年ぶりに。
ですから、どちらがどっちというのではなくて、火山を研究している側から見ると、それぞれ噴火してもおかしくない状態に皆さん、どういうわけかみんなペースが合っちゃったというのが、印象ですね。
今、一番気がかりなのは、住民の皆さんのこれからの暮らしですけれども、皆さんが島に戻れるようになる見通しというのは、どういうふうにお考えですか?
それは実際の火山活動がどうか、それから皆さん、本当に一番問題なのは、帰ったあとに生活ができるかどうかということですね。
そうですよね。
ですから、先ほど言いましたように、ある程度、安心していくためには、火山活動が収まるひとつき程度は様子を見る。
そのあとに、やはりいったん火山が噴火しますと、火山灰がたまっていますからね。
そういうのは、過去の例をみますと、必ず泥流、土石流があります。
ですから、たまった火山灰が、どういう所に泥流、土石流としてなるかということも、見当をつけなきゃいけませんね。
それに加えて、やはり水源、飲料水とか、水を確保すべき所がちゃんと、きちんと守られているかどうか。
そういうふうにライフライン、電力もそうですが、そういうようなものをチェックしたうえで、そして同時に観測態勢を、監視態勢を強化したうえでということになりますので、そこらへんまで含めますと、じゃあ、どうしようか、2か月ぐらいは、今のところは、2、3か月と考えておいたほうがいいんじゃないかと思いますね。
そういうのがそろったあとということだと思います。
石原先生、ありがとうございました。
ここまで口永良部島の新岳の噴火についてお伝えしました。
次は、モノやサービスの値動きを示す、消費者物価指数です。
生鮮食品を除いた先月・4月の指数は、前の年の同じ月を0.3%上回り、23か月連続の上昇となりましたが、1年前の消費増税の影響がほぼなくなったため、前の月の3月に比べると、低い伸びにとどまりました。
総務省の発表によりますと、
日銀の試算では、消費税の引き上げの影響は0.3%程度となり、増税分を除いた上昇率は0%程度と、横ばいになったと見られます。
ではここからは、このニュースをシブ5時流に深掘りしていきます。
解説は政治部で取材をしてきた臥雲遊軍プロジェクト長です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
臥雲さん、臥雲さん、今のニュースなんですけれども、物価が23か月連続上昇といいながら、増税分を除いた上昇率は0%って、うーん?結局、上がってるのか、そうでないのか、どっちなんですか?
店頭で調査した結果は、このプラス0.3%ということなんですけれども、物価をよりしっかりと見ようとするために、消費税率の引き上げの影響分っていうのを差し引く必要があるんですね。
これ、かなりもう、ほとんどなくなってるんですけれども、その分が0.3%と試算されていまして、それを差し引くとゼロと。
つまり、1年前と比べて、物価は横ばいと考えていいということですね。
政府と日銀は、物価を上げたい、上げたいというふうに、ずっと言ってきたと思うんですが、その横ばいということは、それがうまくいっていないということなんですか?
ちょうど2年前に、日銀が、こちらにありますように、異次元の金融緩和に踏み切って、2%、2年間で物価を上げるという目標を掲げました。
この目標とは、今、見ていただいた数字とは、かなり解離がありますよね。
その要因として考えられるのは、やはり個人消費の改善というのが、やっぱり鈍い、勢いが弱いということなんです。
きょう、4月の家計調査という中で、家庭の消費支出というのも発表されていまして、これはやはり、1.3%下回って、13か月連続の減少ということにとどまっているんです。
物価が横ばいということは、個人としては、私たちも歓迎ということになるんですけれども、経済全体で考えると、なかなか判断は難しい状況にあるといえると思います。
そういう中、今、消費の現場がどうなっているんでしょうか。
東京・港区からの中継をご覧いただきます。
白金台に来ています。
ここにきょう、大手ディスカウントショップがオープンしました。
従来の店舗のように、激安の品ぞろえです。
特に需要が高いのが、例えばこちら、酢やおしょうゆなどの食料品や日用品などです。
きょう、早速たくさんの方が買い求めていました。
いつも使うものなら、少しでも安いものをという、消費者の要望に応えています。
でもここの店舗、これまでの店舗とは、少しラインナップが違うんです。
あちらへ行ってみましょう。
なんでしょうか。
先ほどから、大勢の方が買い物していらっしゃいます。
奥に見えてきたのが、松阪牛です。
買っていらっしゃる方がいらっしゃいますよ。
ここは失礼します。
とってもおいしそうですよね。
でも、一番見ていただきたいのが、この右のケースの中。
下、100グラム4200円の松阪牛です。
少し高級志向のものが並んでいるんです。
牛肉だけではありません。
こちら、ご覧ください。
蜂蜜、ここに持ってきていただきました。
これ、従来の店舗でも扱っている3、400円のものですが、ここはこれに加えて、ご覧ください、9800円の蜂蜜も並んでいるんです。
さあ、どうしてなんでしょうか。
東京エリアの責任者の服部さんです。
こんにちは。
こんにちは。
少し高いものも並んでいる。
どうしてなんでしょうか?
食料品や日用品に関しましては、1円でも安く買いたいという意識がある一方で、最近では、ワンランク上の商品を求める声が多くて、この白金台店に関しましては、松阪牛等のワンランク上の商品を取り揃えました。
ありがとうございました。
消費者のしこうも少し幅が広がってきているのかもしれません。
中継でした。
安いものは、これまでのように安く据え置きつつ、でも、あえて高いものも扱うという、ちょっとこれまでとは違う動きが出てきているようですけれども、どういうふうに見ますか?
今の、ワンランク上の商品ということがありましたけれども、そういうものを求めるという背景は、きょう発表された統計にも現れ始めているんですね。
というと?
きょうはサラリーマン世帯の収入というのも発表されているんですけれども、4月はこれ、1年前に比べて、2%上がっています。
これ、19か月ぶりに、プラスに転じたということで、消費全体を後押しするという、そういう数字の明るい材料の一つだと思うんですね。
こういう傾向が続く中で、政府と日銀、今後もあくまでも、物価を上げるということを目指し続けるというふうにしているんです。
でもちょっと待って。
街の女性たちは納得がいってないみたいですよ。
というわけで臥雲さん、やっぱり街では、物価が上がり続けることには、不安の声が大きかったんですけども。
先ほどの統計も、まだ19か月ぶりにようやくプラスに転じたというレベルですし、消費者としては物価が上がることを歓迎できないというのは、もっともなことだと思うんですね。
では政府・日銀は、じゃあなぜ、物価を上げようとしたのかというところを、もう一度考えてみたいんですけども、物価の下落から経済全体が縮小していく、デフレスパイラル、これから抜け出すためだということだったわけです。
ですので、まずこの物価を上げようと。
その物価を上げれば、それが起点となって、企業の売り上げ、従業員の賃金、そして個人消費、これが上向いていって、経済全体がいい方向に向かっていくというのが、これが安倍政権の経済政策が目指すところですね。
そうなるかどうかということが、これからやっぱり問われることになると思います。
臥雲さん、ずばり今、一番知りたいのは、この先どうなるか、今後の見通し、どうですか?
物価に限って言いますと、4月は横ばいだったわけですけれども、こちらにありますように、これからじわじわ上昇する可能性が高いというふうにいえると思います。
背景にあるのは、円安が加速していること。
これはきのう一時、124円台前半ということで、12年半ぶりの水準となりましたけれども、円安ドル高というのは、もう1段進むという、そういう観測が強いんですね。
さらに、そうなりますと、食料品などの輸入物価が上昇すると。
もう一つ、これまで下がっていた原油価格というのも値上がりに転じているんですね。
これ、原油が上がっていけば、物価全体は押し上げられます。
従って、消費者にとっては、これまで以上に物価に神経をとがらせる場面が出てくると思います。
なるほどね。
臥雲さん、よく分かりました。
ありがとう。
さて、ニュースシブ5時ですが、このあと、あす公開の映画、あんから、女優の樹木希林さん、監督の河瀬直美さんに、私が伺ってきたお話をお伝えしようと思います。
このあと5時25分ごろからの予定です。
そして気象予報士の平野有海さんの新コーナーです。
ゆーみの旬予報が、きょうからスタートします。
旬の食材を求めて、産地を訪ねます。
今回は、ビールに欠かせないあのおつまみです。
5時40分ごろからお伝えします。
シブ5時では、おつまみについて、エピソードを募集いたします。
お気に入りのおつまみ、あるいは、ご家庭で作られているアイデアのおつまみなどをお寄せください。
メール、ファックス、ツイッターでお待ちしております。
さて、先ほどの口永良部島の噴火のニュースの中で誤りがありました。
こちらの図、ちょっとご覧ください。
気象庁が24時間態勢で監視している、47の火山だとお伝えしましたが、正確には、このうち赤で示したのが、24時間監視の対象の火山でした。
図にある三角形、全国の110の活火山を示しています。
大変失礼いたしました。
失礼しました。
では、ここで外の様子、見てみましょう。
再び牛田さん。
東京・白金台の空、厚い雲に覆われています。
先ほどから再び、雨が降り始めました。
午後2時台にこの辺り、雨足が強まりました。
現在の気温は19度8分です。
時折、強い風も吹いていますので、このように、薄いものを1枚羽織っていても、かなり涼しく感じられます。
では全国の天気、平野さんです。
お願いします。
気象情報をお伝えします。
現在、関東の沿岸など、雨が降っている所があります。
この雨雲の予想を見てみましょう。
関東では今夜遅くにかけても、雨の降りやすい状態が続きそうです。
また東北の沿岸部では、あすの朝まで雨の所があるでしょう。
日中はやむ見通しです。
ただ、西へと目を向けてみますと、すでに次の雨雲が近づいてきています。
この雨雲ですが、西日本ではあすの昼過ぎから雨となる予想です。
特にあすの夜は、九州の南部などで雷を伴い、激しく降るおそれがありますので、土砂災害にも注意が必要です。
そして、あさって日曜日になりますと、この雨雲は西日本だけではなく、東日本の沿岸にもかかってくる予想となっています。
では各地のあすの天気、詳しく見てみましょう。
こちら、現在の鹿児島県屋久島町の宮之浦港です。
口永良部島の噴火を受けまして、避難する住民を乗せたフェリーが、港の中に今、入ったところですね。
まもなく接岸しそうです。
こちらが口永良部島から避難してきた人たちを乗せた船です。
屋久島の宮之浦港に到着しました。
現在、ヘリコプターからの映像、ちょっと止まってしまいましたね。
そしてこちらは、港からの映像に切り替わりました。
港の中を避難している人たちを乗せたフェリーが進んできています。
まもなく到着します。
それでは、その宮之浦港から中継でお伝えします。
宮之浦港に向かっているフェリー太陽です。
今、ゆっくりと、この宮之浦港に入ってきました。
住民およそ120人を乗せたフェリー太陽。
口永良部島を午後3時40分ごろ出港しました。
当初、午後5時前後の到着を予定していましたが、現在、午後5時27分、少しその到着時間を過ぎて今、この宮之浦港に入ってきています。
住民およそ120人を乗せたフェリー太陽。
今、ゆっくりと、この宮之浦港に入ってきています。
この港からは、まだ中に入っている住民の方の姿は見ることはできません。
この港にはもう50人から60人ほどの報道陣そして、親戚や家族などが、この港で待っているところです。
住民およそ120人が、このフェリー太陽に乗っています。
あっ、今、少しその住民の方でしょうか、柵に手をかけて、こちらの港を見ている方の姿も見られます。
このフェリー太陽には、住民120人が、およそ、乗っています。
午後3時40分に出港しました。
午前10時ごろの噴火の発生から、もう7時間以上が経過しています。
宮之浦港に入ってきましたフェリー太陽。
少しずつ今、5人、6人、7人ほどでしょうか。
住民の方の姿も見られます。
宮之浦港には、親戚、そして家族の方などがこの港に集まってきています。
朝、電話で、その噴火に気が付いて、この港に駆けつけた家族の方もいらっしゃいました。
65歳以上の人口が40%以上という、高齢化が進んでいる口永良部島。
その口永良部島の住民およそ120人を乗せたフェリー太陽。
今、ゆっくりとこの宮之浦港に接岸しているところです。
中に入っていった住民の方の姿が、少しずつ見えてきました。
午後3時40分、口永良部島を出港したフェリー太陽です。
当初の到着の予定の時刻より少し遅れました。
少し遅れて、この宮之浦港に今、接岸しているところです。
ゆっくりとゆっくりと今、接岸しています。
ロープが投げ込まれました。
そして、家族の方など、この港に集まった人も、フェリーに近寄ってきています。
午後3時40分の口永良部島の出港からおよそ2時間が経過しました。
当初の予定より遅れての到着となっています。
今、乗組員の方などが、この港に集まってきています。
住民およそ120人が乗っています、フェリー太陽です。
この宮之浦港は、屋久島町と宮之浦港を結ぶ唯一の交通機関である、このフェリー太陽が発着する場所となっています。
午前10時ごろの噴火の発生から、すでに7時間以上が経過しています。
住民およそ120人が乗ったフェリー太陽。
今、到着しました。
そして少しずつ住民の方、そして親戚の方なども、フェリーに近づいてきています。
午後3時から4時の時点では、この上空をヘリコプターが飛んでいます。
今、汽笛が鳴りました。
まだ住民の姿、この位置からは見ることができません。
このあと橋が架けられて、そこから住民が降りてくるもようです。
屋久島町はマイクロバス2台、そして、そのマイクロバスより一回り小さい車を1台用意して、このあと、避難施設へと住民を避難させることにしています。
その避難所では、マットレスやそして救援物資などが、先ほど届けられました。
避難に向けた準備が進んでいます。
この屋久島町内には、5か所の避難施設を設けています。
まずはそのうちの3か所に、この住民を避難させることにしています。
その3か所で、人数が超えた場合には、またほかの避難施設へと、避難させることにしています。
さあ、今、ゆっくりと橋が架けられました。
このあと、住民121人、順次、ここから降りてくるもようです。
今、屋久島町の関係者の方でしょうか、5、6人が先にこのフェリー太陽に乗り込んでいます。
そして白衣を着た人の姿も見られます。
白衣を着た男性、そして、女性の姿も見られます。
フェリーに乗り込みました。
住民121人が乗ったフェリー太陽です。
口永良部島の出発、午後3時40分。
その時間から2時間以上が経過しました。
当初の予定よりかは遅れた到着となっています。
不安を感じた家族の方などが、すでにこの屋久島の宮之浦港に集まっています。
口永良部島とそしてこの屋久島の唯一の交通機関となっているフェリー。
そのフェリーが発着する宮之浦港からお伝えしています。
フェリーが到着したときには、住民の方の姿も一部見られました。
そして今、車がこの場所から降りてきます。
フェリー太陽、住民およそ120人が乗っています。
先ほどは白衣を着た男性、そして白いパンツスーツでしょうか、女性が中に入っています。
あっ、そして自衛隊、迷彩の服を着た人、今、降りてきました。
大きな荷物を抱えた、これは住民の方でしょうか。
フェリー太陽から順次降りてきています。
肩からはバッグを抱えています。
足取り、ゆっくりゆっくりと、フェリー太陽から今、降りてきました。
住民121人が、このフェリー太陽に乗っています。
口永良部島の出港からおよそ2時間が経過しました。
大きな荷物を抱えて、背負って降りてきています。
恐らく住民の方だと思われます。
そして今、車もこのフェリー太陽から、順次、降りてくるところです。
車も2台から4台、この地点から見ることができます。
車も降りてくるところです。
フェリー太陽、住民およそ120人が乗っています。
午前10時ごろの噴火の発生から、もう7時間以上が経過しました。
高齢化が進んでいる口永良部島、その住民を乗せたフェリーが今、到着しました。
そしてまた、そのフェリーからは、住民が降りてきています。
その住民の先には、報道陣が50人から60人ほどでしょうか、今、カメラを持って、そのフェリーに近づいているところです。
不安を感じた親戚の方なども、屋久島のこの場所、宮之浦港に、先ほどから集まってきています。
電話で家族の安否を確認されたという方もいらっしゃいました。
落ち着いていた様子を感じた。
早く元気な顔を見たいという話もその人の中からは聞かれました。
今、およそ20人ほどでしょうか。
20人ほどの住民の方が、フェリー太陽からすでに降りています。
このあと、マイクロバス2台、そしてそのマイクロバスより一回り小さい車1台、合計3台で、島内に設置された避難施設に避難することになっています。
その避難施設では、マットレスや救援物資が、先ほど届けられています。
マットレスや救援物資が届けられて、避難施設の準備が進んでいるところです。
ここでまだ住民の方の姿は見られません。
先ほど白衣を着た方の姿、見られました。
中に入っていきました。
場内アナウンスが流れています。
船内のアナウンスが流れています。
安否を確認するというアナウンスが聞こえました。
今、避難施設の紹介が行われています。
フェリー太陽には、住民およそ120人が乗っています。
20人ほどが先ほど、すでに住民と見られる方が、フェリーを降りました。
このあとマイクロバス2台、そしてマイクロバスより小さい車1台で、合計3台で、町内の避難施設に向かうところです。
安否の確認など、聞き取り調査を行うというアナウンスが今、発表されました。
午前中から、午前10時の噴火の発生から、もう7時間以上が経過しました。
屋久島の宮之浦港です。
フェリー太陽が2時間ほど、口永良部島を出発してから2時間ほどたって、この場所に到着しました。
午後5時28分ごろ、この宮之浦港に到着しています。
口永良部島とこの屋久島を結ぶ唯一の交通機関であるフェリーが発着する、この宮之浦港。
フェリー太陽、住民およそ120人が乗っています。
つい8分ほど前に、この場所に到着しました。
報道陣などが集まっています。
そして心配した家族や親戚なども、この宮之浦港に集まっています。
先ほどは白衣を着た方、男性、そして白いズボンをはいた女性もフェリー太陽の中に入っていきました。
中で何か診察が行われているものと見られています。
住民120人が乗っています。
人口のおよそ40%以上が、65歳以上の高齢者、高齢化が進んでいる口永良部島。
すでに午前10時の噴火の発生から、7時間以上が経過しています。
住民121人、およそ121人が乗ったフェリー太陽です。
まだ住民の方の姿は、ここ5分ほどは見られていません。
まだ5分ほどは見られていません。
午後5時28分ごろの到着、フェリー太陽です。
このあと順次、住民の避難が行われます。
屋久島の宮之浦港からでした。
フェリー到着から10分ほど、高木アナウンサーでした。
では続いて、こちらです。
今月開かれた、第68回カンヌ映画祭。
個性的で斬新な作品を集めた、ある視点部門のオープニングを飾ったのは、日本の作品でした。
主演は樹木希林さん、監督は河瀬直美さんです。
私、吉井徳江といいます。
は?
映画、あん。
元ハンセン病患者の女性が、どら焼き屋の店主や、女子中学生との交流を通し、生きる意味を問いかける物語です。
店長さん、おいしいときは笑うのよ。
上映後は、惜しみない拍手が送られました。
作品のテーマであるハンセン病に、2人はどう向き合ったのでしょうか。
樹木希林さんと、河瀬直美監督といったら、もう日本の映画界を代表する存在ですよね。
今回初めて映画で、その主演と監督という形でタッグを組んだんですね。
ハンセン病という重いテーマを描くうえで、どんなことを考えていたのか、また、映画作りの現場で、お互いをどういうふうに見ていたんでしょうか。
聞いてきました。
こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
徳江さんだ、そして監督。
インタビュールームに現れた樹木さん。
主人公の吉井徳江の衣装を着ていました。
樹木さん、またきょうは徳江さんの衣装ですよね、それは。
本当に、年齢不問なの?
はぁ。
私、あのね、私、だめかしら。
あるどら焼き屋で働き出した、謎の老女、徳江。
彼女の作るあんのおいしさが評判を呼び、店は大繁盛となります。
よかったですね。
しかし、徳江には秘密がありました。
指、どうされたんですか?
ああ、これね、指が曲がったまんまになっちゃったのね。
若いころ、病気して。
徳江は、元ハンセン病患者だったのです。
自由を奪われた生活。
いわれない差別や偏見。
徳江の人生が明らかになります。
それが周囲に思わぬ波紋を広げていくのです。
じゃあ。
ハンセン病患者はかつて社会から隔離され、療養所の外で暮らすことも、子どもを持つことも許されませんでした。
河瀬さんは、元患者が暮らすハンセン病の療養所で脚本を書き、撮影も行いました。
ハンセン病に冒されて塀の中で暮らしている。
でもその人たちには、もう、ちゃんとこれだって思うものを見つけた人たちがたくさんいて、なんか、閉ざされていたからこそかもしれないんですけど。
その代表に、今回の映画だと、徳江さんっていうのを置いたってことだと思うんですね。
樹木さんは、主人公の徳江になりきるため、衣装を自分で準備しました。
これは拾った帽子なんです。
ちょっと待ってください。
監督いいんですか?それで。
でもハンセン病の方で、手が悪い役柄だったので、例えばボタンだと、やりにくいでしょ、だからマジックテープにしてきたのとかね、そういう工夫なんですよ。
ご自身の。
ぶつぶつぶつぶつ縫っておいて、それでもう、かぶるとかね、そういう。
それを監督が、衣装さんと私がそれやってたら、監督が、ああ、いいんじゃないって言って。
希林さんの表現というのは、今回の現場で言うとね、ひと言、私が何かこう、ちょっと、プラスしてほしいようなことを言うだけで、そうね、そうだったわねっていうふうに言って、はい、じゃあ、次やりましょうといって、やったその表情は、やっぱり前と全く違ってたりとかするんです。
それは本当に表現力だし、もちろん技術のあれもあると思うんですね。
こうして、1年にわたって映画作りにかけてきた2人。
お互いの信頼関係が、ますます強まったといいます。
そこで、お互いの印象を、ひと言で表現してもらいましたが。
樹木さん、ちょっとお悩みの様子です。
どちらに行かれるんですか?
ちょっとそこ。
あれ?考えてくる。
こんなあなた、なんか簡単にはできないわ。
あっ、そうですか?じゃあ、お待ちします。
あ、いた、いた。
樹木さん、悩むこと5分。
どうやら思いついたようです。
書いた。
戻ってきた。
ではお2人そろったところで、改めて見せてください。
お願いします。
もしかして、物作りなのかもしれない。
そこをずっと追いかけて、ときには男であるかもしれない。
でも、時には映画の中のそういう。
この強さはね、ちょっと普通の女の人の強さではないわね。
価値観も何も。
樹木希林さんは、本当のことを知っている人。
どういうことですか?
深い人です。
そしてすごく美しい人です。
どういう顔をしていいのか。
例えば、世界のあらゆる状況だったりとか、人間の関係性だったりとか、そこの部分の本当の意味の正しいことをちゃんと分かってる人なんですよね。
役者は、絵の具の一色なんですよ。
このとき黄色ですよ、あるいは赤みがかった黄色ですよ。
ね、このときはグレーにかかってますよって、そういうような、とにかく、役者はやっぱり材料だなあと思ってる。
お2人の力が合わさって、出来上がった色っていうのを、なんかこう、また楽しみにしたいですし、今回の映画でも、じっくり楽しませていただきたいと思います。
本当にきょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも、ありがとうございました。
樹木さんと河瀬監督が並んでお話しされている様子が、本当に息ぴったりで、チームワークが本当に伝わってきましたね。
河瀬監督の撮影方法は独特で、今回は、役者さんたちを現場に置いて、しばらくたって、どうぞって、こう始めてもらう。
よーい、スタートとかじゃないんです。
普通、そういうイメージありますけれどもね、映画って。
役、演じる人たちはみんな、役になりきって現場に来てくださって、自然に演技をしてくださいということです。
だからこそ、よけい信頼関係が深まっていくんじゃないかと。
臥雲さん、どうですか?いかがでしたか?
ドリアン助川さんの原作を読んだんです。
樹木希林さんのそのままのような、徳江さんという主人公で、本当のことを知っている人って、今、河瀬さんからありましたけれども、この主人公の元患者の方の、本当のことを知ってる人。
そのつらさから、それを強さに変えて、周りを励ましてくれる人という、原作で、電車の中で読んでたんですけれども、ちょっと周りが気になりだして、もうこれ以上読めないなという感じになりました。
臥雲さんが。
実際、ドリアン助川さんは、樹木さんをイメージして書いたということなんですね。
そうなんですね。
映画、あんですが、あす5月30日から、全国で公開されます。
シブ5時。
あー、ありがとうございます。
一応どら焼き持ってくださって。
どら焼き持ってましたね。
ありがとうございます。
さあ、続いては5時カメ!です。
この時期、実は授業参観をする学校っていうのが多いんだそうです。
運動会だけじゃないんですね。
きょうは、授業参観に着ていく服のお悩みに5分でお答えします。
塚本さん。
東京・渋谷のファストファッションのお店に来ています。
金曜の5時カメはファッションです。
きょうのお悩みはこちら。
授業参観、きちんとし過ぎて浮きたくないというお悩みのお母さん、多いんじゃないでしょうかね。
きょうはそんなお悩みをお持ちの主婦モデルの柚木さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
柚木さん、きょうは小学校の息子さんの授業参観に着ていく服装ということなんですが、きょうはそのままなんですよね?
そうです。
お悩み、どうですか?
きちんとした服ということで、ちょっと分からない、きちんとした服が分からないということが悩みです。
なんか昔はね、私たちのお母さんたちは、スーツを着てくるというのが多かったんですけどね。
そうですよね。
そんなお悩みを解決してくださるのは、こちらの方です。
専門はOLや主婦の女性です。
一般の女性の方を1000人以上、スタイルアップさせてきました、パーソナルスタイリストの渋谷有紀さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
かっこよく歩いて登場してきたようです。
はい、練習しました。
さあ、柚木さんのファッション、どうですか?
学校に行かれるので、黒でまとめたというのは悪くないんですけれども、ちょっとね、この水玉柄のスカートが、若い。
若い?
若作り?っていう。
若作りっていうのと、あと、ミニスカートに、レギンスっていうこのボトムスのバランスが、ちょっと古いかなと。
どんどん言ってきちゃいますね。
思いますので、もう大人の女性のファッションをして似合う年齢だと思いますので、きょうはそんな大人の女性のファッションにチェンジしてもらいたいと思います。
ぜひね。
さあ、渋谷さんのコーディネートで、どのように変身するのか、きょうも2分30秒の早着替えです。
ではいってらっしゃい。
いってきます。
さあ、今回からこの2分30秒を使って、お店の方に最先端ファッションを教えてもらいます。
教えてくださるのは、お店で一番トレンドをつかむのがうまいという須貝さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
ほら、スタイル抜群でしょう。
モデルさんみたいなんですが。
ありがとうございます。
きょう、この服装が、今、最先端?
そうですね。
まずはボトムスから。
ボトムスが、こちらのワイドパンツになります。
きれいな柄が入ってますね。
ありがとうございます。
トップスは?
トップスが、こちらも大流行しております、クロップドトップスになります。
クロップドトップス?
ちょっと丈が短めのトップスですね。
すみません。
でもね、寺門さん、流行に強い寺門さんだったら、このワイドパンツも持ってるんじゃないですか?
いやあ、私、身長が低いので、あんまり着こなせないんじゃないかなと思って、持ってないんですよ。
ーあら、そうなんですか。
須貝さん、寺門アナウンサーが、ちょっと身長が低いから、私、ワイドパンツ、似合わないんじゃないかって言ってるんですけども。
そんなことないです。
私のようにこういうクロップドトップスを合わせていただいたり、トップスをちょっと、ズボンにインしていただいたりすれば、全体のバランスがとてもよくなるので、どんな方でもすごくおしゃれを楽しめると思います。
このような、無地のアイテムを取り入れていただけると、初心者の方には、とても合わせやすいかと思います。
柄物と違うのは、どんなところですか?
そうですね、トップスに色物ですとか、あとは柄物を持ってこれるので、とてもいろんなバリエーションで楽しめると思います。
ありがとうございます。
さあ、2分3秒がたちまして、調ったようです。
では、まずは、もともと柚木さんが授業参観に着ていこうと思っていた服装、おさらいしてみましょう。
黒を基調にきっちり感を出そうとしましたが、ボトムスのミニスカートとレギンスがきっちり感を阻害していました。
さあ、柚木さんがどのように変身したのか、登場です!
全然違いますね。
全然違いますよね。
さあ渋谷さん、このスタイルのポイントはどこでしょう?
まず、ある程度のきちんと感は必要だと思いますので、今回、下はひざ下丈のタイトスカート、ペンシルスカートとも呼ばれているんですけれども、選びました。
これだけの丈がありますので、レギンスはかなくても大丈夫ですよね。
下は、かっちりと見せているんですけれども、これに上もかちっとシャツとか、ジャケットを合わせちゃうと、ちょっとかっちりしすぎで、バブルの感じがするので、そこはあえて、上はTシャツタイプのものを合わせました。
いんしているんですけれども、インするときに、少しいつものサイズよりも、ワンサイズ大きめ、ちょっとゆったりめかなっていう。
大きめを選ぶ?
大きめのものを選んで、少しここをブラウジングさせて、ゆったりと着ると、ゆるい、ぴったりっていうこのバランス感が、すごく大人の女性らしいなと思います。
スタジオの皆さん、どうですか?変身具合。
印象が全く変わりましたね。
変わりましたね。
本当に、本当に。
これ、お子さん、自慢できますよね。
お母さん着てくれると、うれしいですよね。
本当、そう思いました。
柚木さん、実際にこれ見て、着てどうですか?
ふだんは自分で選ばない丈なので、とても新鮮で、うれしいです。
ワンサイズ上を選ぶっていうのは?
今までもしたことないので、これから取り入れていきたいなと思います。
ありがとうございました。
皆さんもぜひ、授業参観ファッション、参考にしてみてください。
5時カメ!でした。
授業参観ね、かっちりし過ぎもちょっとあれだけど、どこまで崩せばいいのか、男性はね、ネクタイにジャケット着れば、なんか、様になるから。
とりあえず上着さえあれば、なんとでもなる感じはありますよね。
女性は難しいですよ。
今、お似合いでしたよね。
そうでしたね。
授業参観で、自分の母親が来るの、すごいてれくさいですよね。
どう見えるのかって、あんまり張り切り過ぎてても、ちょっと恥ずかしいしっていうところもあるしね、難しいところなんでしょうね。
ぜひ、皆さん、参考にしてみてください。
5時カメ!でした。
ではお便りの紹介にいきましょうか。
きょうは冒頭から口永良部島の新岳の噴火についてお伝えしていますが、ツイッターでもいろいろとお声を頂いています。
こちら、ツイッターでウーロンさんから頂きました。
無事に屋久島に着いて、本当によかったと。
やっぱり朝からこれ、テレビでニュースを見守っていた方も多かったと思います。
つい先ほど、こちらがそのフェリーが屋久島に着いたときの映像ですね。
住民の皆さんが今、タラップを降りてきていますね。
これ、今の映像ですか?先ほどの映像ですかね。
先ほどですね。
先ほど5時半ごろに、住民の皆さんが屋久島に着いたときの映像ですね。
口永良部島から屋久島に到着されました。
それからツイッターで、もう一つ頂いています。
避難している皆さん、屋久島で泊まるところは確保できるんでしょうかと、頂いているんですが、鹿児島県の屋久島町は、避難する住民を受け入れる避難所を、屋久島の島内の5か所に開設しています。
6時になりました。
これまでに入っているニュースです。
鹿児島県の口永良部島の新岳できょう午前、爆発的な噴火が発生し、気象庁は、噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
これまでに住民など、島にいた全員が船などで避難し、このうちおよそ130人を乗せたフェリーは、先ほど、避難所が設けられた屋久島に到着しました。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起きました。
噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、噴石が飛散しているのも確認されました。
また火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は、噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、最も高いレベル5の避難に引き上げました。
また屋久島町は、全住民に対して島外への避難指示を出しました。
島にいた住民など、136人のうち128人は、一時、島の西側にある高台の番屋ヶ峰の避難小屋に避難しました。
警察庁によりますと、72歳の男性が顔にやけどをして、屋久島の病院に搬送されたということです。
番屋ヶ峰に避難した住民などを乗せたフェリーは、午後3時40分ごろ、屋久島に向けて出港しました。
そして、午後5時半ごろに屋久島に到着しました。
また、ヘリコプターで避難した住民もいました。
政府は午後4時から、2回目の関係省庁会議を開きました。
気象庁は、今後も爆発力の強い噴火や、規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、厳重に警戒するよう呼びかけています。
去年1年間に認知症の人にかかった医療や介護などの費用は、およそ14兆5000億円に上るという、初めての推計を、厚生労働省の研究班がまとめました。
認知症の患者は、高齢化に伴い増え続け、3年前の時点では、全国でおよそ462万人、10年後の2025年には、多い場合で、およそ730万人に達すると推計されています。
厚生労働省の研究班は、医療機関から発行される、診療報酬明細書などをもとに、去年1年間に認知症の人にかかった医療や介護などの費用を初めて推計しました。
その結果、医療費はおよそ1兆9000億円、介護サービスの費用は、およそ6兆4000億円となることが分かりました。
研究班では、さらに、家族の介護を担っている1400人余りを対象に、介護に費やしている時間を調べ、外部のサービスを利用した場合にかかる費用などを推計しました。
その結果、家庭で行われている介護を費用に換算すると、6兆1500億円余りで、去年1年間に認知症の人にかかった医療や介護などの費用をすべて合わせると、およそ14兆5000億円と推計されることが分かりました。
参議院の選挙制度改革を話し合う各会派の代表者らによる検討会が開かれ、山崎参議院議長は、各会派の意見の隔たりが大きいとして、検討会を休止し、改革案の取りまとめを、各会派の個別の協議に委ねる考えを示しました。
これを受けて、最大会派の自民党は、公明党との与党協議を優先させる方針です。
参議院の各会派は、最高裁判所が、5年前の選挙とおととしの選挙の1票の格差を違憲状態としたことを受けて、議論を続けてきました。
きょうの検討会で自民党は、都道府県単位の選挙区を極力維持したいという考えを改めて示し、民主党などからは、抜本改革を行うためにも、2つの県を1つの選挙区にする、合区を行うべきだといった意見が出され、まとまりませんでした。
これを受けて山崎議長は、検討会を休止し、改革案の取りまとめを、各会派の個別の協議に委ねる考えを示しました。
自民党の溝手参議院議員会長は、記者団に対し、公明党との与党協議を優先させる方針を示しつつ、できるだけ早く結論を出したいが、国会の会期末までに結論を出すのは無理だと思うと述べました。
一方、民主党の郡司参議院議員会長は、記者団に対し、政党としての責任があるので、どのように対応するか、党内で話し合っていきたいと述べ、与党協議の行方も見ながら、対応を検討する考えを示しました。
公明党の山口代表は、安倍総理大臣と会談し、合意が作れなければ、国民に対する最大の汚点となり、絶対に避けなければならない。
安倍総理大臣のリーダーシップをお願いしたいと述べ、改革案の取りまとめに向け、リーダーシップを発揮するよう求めました。
年金の支給額が、おととしから段階的に引き下げられたことに対し、年金受給者1500人余りが、健康で文化的な最低限度の生活を保障した憲法に違反すると主張して、引き下げの取り消しを求める訴えを、全国の裁判所に起こしました。
全国13の裁判所で提訴したのは、年金を受給している1549人で、東京地方裁判所には500人余りが訴えを起こしました。
年金の支給額は、景気に配慮して、平成12年度から3年間据え置いた特例措置を解消しようと、おととし10月以降、段階的に引き下げられました。
これについて原告側は、高齢者の多くは、年金以外に収入を得る手段がない。
支給額の引き下げは、健康で文化的な最低限度の生活を保障した憲法に違反すると主張して、引き下げの取り消しを求めています。
弁護団によりますと、今後も各地で同様の訴えを起こす予定で、最終的な原告の数は、45の都道府県で、3000人規模になる見通しだということです。
訴えについて、厚生労働省年金局は、訴状の内容を確認できていないため、コメントできないとしています。
警察庁の金高長官は、特定危険指定暴力団工藤会に対する特別捜査本部が置かれている北九州市内の警察署を訪れ、専従捜査員らを激励しました。
北九州市を視察した金高長官。
最初に、去年5月、歯科医師の男性が刃物で刺されて大けがをした事件現場を訪れました。
この事件では、先週、実行役の幹部らに犯行を指示したとして、工藤会のトップで総裁の野村悟容疑者が逮捕されています。
このあと長官は、特別捜査本部が置かれている小倉北警察署を訪れました。
2015/05/29(金) 16:50〜18:10
NHK総合1・神戸
ニュース シブ5時[字][デ]

▽カンヌ映画祭で絶賛 樹木希林さん新作語る ▽ひと手間で甘さ倍増 枝豆農家のゆでるコツ 【キャスター】松尾剛,寺門亜衣子,【気象キャスター】平野有海

詳細情報
出演者
【キャスター】松尾剛,寺門亜衣子,【気象キャスター】平野有海

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ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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