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韓国 MERSの感染者25人 死者2人に
6月2日 7時00分

韓国で、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」に感染した患者が増えている問題で、韓国政府は2日朝、これまでに感染が確認された人は25人に増え、このうち2人が死亡したことを明らかにしました。
MERSコロナウイルスは重い肺炎などを引き起こすウイルスで、去年の春以降、中東を中心に感染が広がっており、韓国では、サウジアラビアやバーレーンなどに滞在したあと帰国した韓国人男性が感染していたことが先月確認されました。
韓国の保健福祉省は2日朝、MERSコロナウイルスへの感染が確認された人が、1日に発表した18人から、25人に増えたことを明らかにしました。
さらに、1日に死亡した感染の疑いがあるとされた女性は感染が確認されたほか、新たに71歳の男性も死亡し、合わせて2人がMERSコロナウイルスに感染して死亡したことを明らかにしました。
感染者は当初、中東から帰国した男性に加えて、男性と接触した家族や医療スタッフが中心でしたが、男性が入院した病院で別の患者が感染したほか、感染した患者からさらに別の人が感染するなど、感染の広がりが顕著になっています。
パク・クネ(朴槿恵)大統領は1日、対策を徹底するよう指示しましたが、感染者の隔離を迅速に行わなかった当局への批判が一層厳しくなりそうです。

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