山下周平
2015年6月2日03時00分
岡山後楽館高校の3年生だった3月、米国・フロリダ州であった「アグレッシブインラインスケート」の世界大会で優勝し、連覇を果たした。高校1年から毎年、海外の大会で優勝を重ね、世界トップに君臨している。岡山で磨いた自らのスタイルを本場欧米で見せつけ、男子選手にも挑戦しようと思っている。
インラインスケートを始めたのは5歳の時。プレゼントにもらったおもちゃのローラースケートを持って、岡山市北区にあったスケート施設に家族で出かけた。大きなジャンプ台で派手な回転をしたり、レールを滑ったりするアグレッシブインラインスケートを見て、すぐにやってみたいと思い、習い始めた。
半年ほど平地で練習をし、その後、円筒を半分に割ったような「ランプ」やジャンプ台で練習を始めた。高さ1メートルほどのランプの縁から滑り出すことに多くの人が最初は怖がるというが、全く怖くはなく、4メートルを超える斜面からでも笑顔で飛び出した。「浮くような感覚がして、鳥になったみたいで楽しかった」
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