概要
LTの資料を作ったり、Qiitaやブログに記事を書いたりするときにスクショをパッとGyazoで撮り溜めておいてあとでパパパッと記事に貼りたいみたいな場合があると思うのですが、多分そういう時に便利なアプリケーションなのではないかと思って作ってみた。
今日もLTをすることになってたのだけど、適当にパパっと素材をGyazoしてそれをパーッとKeyNoteに貼ることで難を逃れて助かった。
MacOSX向けのビルド済appは https://www.dropbox.com/s/ccx705tu9hvh5yf/Gyazo-Menubar.app.zip?dl=0 に置いてあるので適当に落として解凍してもらえば利用できます。
それ以外の環境でも動くかもですが、利用している Electronの menubar モジュールがMacOSXしかサポートしていないのと僕も確認してないのでどう動くかが不明という問題があります。
利用例
- 画像をダブルクリックすると画像のURLがクリップボードに格納されます。(確認していないのですが、Windowsなどクリップボードに複数の種類のデータを格納出来る環境やユーティリティなどで拡張している場合は画像Blobもクリップボードに格納されるはずです。)
- 画像上でコンテキストメニューを開くと、 MarkdownやHTML (
<a><img /></a>
形式 )の他に画像Blobをクリップボードに格納することが出来ます。- 画像Blobは各種オフィス系アプリケーションにそのままペーストすることも出来ますし、Qiitaなどに貼り付けるとアップロードが行われて便利。
- もちろん各種Keynoteなどのアプリケーションに直接ドラッグアンドドロップすることで画像を利用することも可能です。
利用者の声
ぱすたけくんのgyazo-menubar、超便利なんだけど電池の残り残量が少なくてめっちゃ気になる。 https://t.co/7uiCegBFKz
— Atom(アトム) (@FromAtom) 2015, 6月 1
背景
ElectronというかAtom-Shellの頃から気にはなっていたのだけどなかなか触るキッカケがなかったのだけど、サークルで勉強会が行われたり、バイト先のリードエンジニアとElectronの話*1をしたりしていてやる気が出てたので一念発起して書いてみた。
所感としてはNodeモジュールやJSやHTMLやCSSなどの資産を使ってアプリケーションを書けるのは良い。まぁ過去には色んなことがあって転けたりも色々あったけど、まぁこの程度のものをシュッと書いてシュッとクロスプラットフォームにビルドしようと思えば出来るのはなかなか魅力的。
webView中に表示するHTMLもNodeJSインテグレーションを利用できるとか、最近だとBabelが標準で入っているとかいうのもあってその辺も体験が良かった。
https://github.com/maxogden/menubar の実装が悪いのか僕の理解が悪いのか、サンプルに似せて書いただけでは、electron-prebuild で上手く動かせても electron-packagerでビルドすると動かないみたいなのがちょくちょくあって結局 menubar の中身を読んで挙動が揃うように引数を工夫したりした。(例えばこの辺りとか https://github.com/pastak/gyazo-menubar/blob/master/app.js#L22 あと after-create-window
イベントのhookも上手く動かないように見えてshow
イベントを使うようにしたりした)。この辺りはちょっと時間が出来たらIssue書くなりPR送るなりしたい気がする。
あー、あと、こういう話はするかどうか分かりませんが、今月末に東京でGyazoの勉強会イベントやるので来てください。今のところLTが少なくて困っています。よろしくお願いします。