家からも近い江戸川橋の「酢飯屋」。昼間は「suido cafe」というカフェ、夜は完全予約制の「酢飯屋」という寿司屋さんで、以前ふと寄って以来、素敵な雰囲気を気に入り昼に何度か行ったお店。今回はそんな酢飯屋で「日本酒の基本勉強会」が開催されるということをお店のメルマガで知り、行ってみよう、と友人を誘ってみた。
日本酒って美味しい!大好き!美味しい銘柄もたくさん知ってる!でも、実は日本酒について勉強したことないな。日本酒ってどうやって造られるんだろう。よく聞く「大吟醸酒」や「純米酒」の違いって?味わいや香りの表現方法は?日本酒ボトルのラベルの読み方を知りたいな。という方にぴったりの「日本酒の基本勉強会」を開催します。
勉強会の講師は利き酒師の「豊田麻美」さん。元々は大学卒業後、外資系のIT企業で10年ほど働いていて、その後お酒の世界へ挑戦したとのこと。現在はパリで日本酒学校の運営にも取り組んでいるらしい。とても綺麗な人だった。勉強会が始まる前に乾杯、ということで飲んだのが「庭のうぐいす スパークリング」。爽やかで、乾杯にぴったり、美味しい。
前半の30分は日本酒の基本について座学形式で学ぶ。スライドも説明もとてもわかりやすく、これから日本酒について知りたいという人におすすめ。
その後は「試飲会」。
どれが「純米大吟醸」、「純米吟醸」、「純米酒」なのかを当ててみてくださいということで、一つずつ味を確かめ真剣に考えた。答え合わせをして、なんとか全部当てることができて一安心。(正解は純米大吟醸→岩手の「千両 男山」、純米吟醸→秋田の「まんさくの花」、純米酒→石川「菊姫」。千両 男山の大吟醸、美味しかった。)
試飲の際に提供されたおつまみにもこだわりが。野菜のぬか漬けに穴子の干物。ぬか漬けは、静岡の第一酵母のぬかを使用。すごく美味かった。穴子の干物も日本酒にぴったり。
岸川さんの「夜摘み塩のり」も美味しかった。のりは細胞が寝ている(光合成をおこなっていない)夜間の間に摘むと、うまみ成分であるアミノ酸などが壊れにくく、昼に摘むより美味しいと知られているらしい。
試飲の後にはちょっとした実験ということで、先ほど試飲で飲んだ岩手の「千両 男山」をワイングラスに入れたもの、プラスチックカップで入れたものに分けて飲んでみると、香りがすごくはっきりとしてくるワイングラスに対して、プラスチックカップに入れたものでは、香りがほとんど感じられなかった。その差に驚く。
良く見る「生酛」や「山廃」といった言葉や、
「火入れ」、
「荒ばしり」、「中取り」、「責め」といった基本的な用語について改めて学ぶ。日本酒に関する本で読んだこともあるけれど、やはり実際に説明を受けると理解がしやすい。
あっという間の2時間の勉強会だった。最後は男山大吟醸の「酒粕アイス」をデザートにいただく。おいしい。
勉強会全体を通して、1つ1つの説明が丁寧ですごくわかりやすかった。6月21日(日)に開催される第2回も楽しみ。日本酒について全然詳しくないけれど、ちょっと興味がある、まずは基本について知りたい、そういう人にぴったりな勉強会だと思う。
>>
申込はこちらから。(先着20名)
酢飯屋
住所:東京都文京区水道2-6-6
電話:03-3943-9004
酢飯屋 / 文京区水道、江戸川橋にある寿司、カフェ、ギャラリーの複合店