竹田和博
2015年6月1日03時00分
安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障関連法案などに反対し、女性たちが、怒りや平和への情熱を表す「赤」を身につけて抗議する「戦争をゆるさない レッドアクション」が31日、富山市新富町1丁目のCiC前広場で開かれた。県内の市民団体などで作る実行委員会が主催した。
赤色のTシャツ姿や傘などを手にした女性ら約200人が、「許しません! 戦争法案」「こわすな! 憲法9条」と書かれた赤い紙を掲げ、集団的自衛権の行使容認や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設などに対し、抗議の声をあげた。
集会後には、「戦争させない」「みんなの力で平和をつくろう」などと声をそろえて市街地を行進。5歳の孫がいるという富山市の女性(74)は「戦争を知る人が少なくなり、不穏な雰囲気に不安を感じる中で反対の意思表示をしようと思った。孫を戦争には行かせたくない」と話した。(竹田和博)
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