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2015年06月01日


地球で最も震源の深い地震が起きやすい南太平洋のフィジーが「謎の揺れ」に見舞われている



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▲ 2015年05月27日の FBC より。


南太平洋のフィジーで、「謎の微震」が続いています。

あとで報道をご紹介しますが、地震の揺れではないようで、現在、フィジー当局が調査しているようです。

フィジーは下の場所にある諸島で、日本も含まれる環太平洋火山帯の始まりあたりの場所でもあります。

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フィジー・ダイビング

特に揺れが続いているのが、カンダブ島という島で、下のような良さげな島のようです。

フィジー・カンダブ島
kadavu.jpg
Kadavu Fiji


ちなみに、私は二十数年前ですが、このフィジーに1週間ほど行ったことがあります。

今はどうなっているのかわからないですが、当時は、とにかく穏やかでのんびりとした島で、本当にいい場所でした。

そんなフィジーなのですが、実は、このあたりは、

「非常に深い震源での地震がおきやすい場所」

でもあります。

おそらくは、世界で最も「深い地震が起きやすい」ところだと思います。

日本では 5月30日に小笠原諸島を震源として発生したマグニチュード 8.5という、比較的、とんでもない規模の大地震がありましたが( 6月1日にマグニチュード 8.1に修正)、あの地震は、震源の深さが 590キロメートルと非常に深いものでした。

そのために、被害もそれほどではなかったということがあります。

5-30-japan.gif
Yahoo! 地震情報

このような、震源の深さ 500キロメートルなどという深い場所での地震がフィジー周辺では毎日のように起きます。

たとえば、下は、フィジー周辺の過去 30日間のマグニチュード 2.5以上の地震を示したアメリカ地質調査所( USGS )のデータです。

fiji-earthquake.gif
USGS

フィジー( Fiji )と書かれた場所での地震の震源の深さが軒並み 500キロメートル以下であることがわかると思います。

このように、大変に震源の深い地震が起きやすい場所なのですが、そこで、「謎の揺れ」が続いているということが気になり、記事として取り上げてみた次第です。

なお、災害情報サイトの RSOE EDIS によりますと、現在、揺れは止まっているとのことです。

この揺れについて、冒頭のフィジー FBC の報道をご紹介します。



Tremors will be more frequent: Finau
FBC 2015.05.27


揺れはさらに頻繁になるだろう:鉱物資源省長官


カンダブ島の住人たちは、今後も震えを感じ続けることになるかもしれないと、フィジーの鉱物資源省は述べる。

しかし、それらは揺れの強さそのものが大きくなることはないだろうという。

鉱物資源省マラカイ・フィナウ( Malakai Finau )長官は、揺れは今後頻繁になるだろうとして、現在の揺れの強さが、避難などの措置が適当かどうかを識別しなければならないと述べた。

5月27日には、カンダブ島のナカサレカ地区とラキラキ地区の2つの地区で、朝から3度の揺れが発生し、これまでの総数は 64回にのぼった。

フィジーは環太平洋火山帯に位置しているため、このような出来事が起きやすいとフィナウ長官は言う。

現在、ナカサレカ地区とラキラキ地区には調査チームが派遣されていて、この微動が、さらに大きなトリガーとなり得るかどうかの判断を行っており、島民への避難指示などを出すべかどうかの見当がなされている。











2015年05月31日


メキシコ北部に降った過激な雹(ひょう)嵐で甚大な被害



雹に埋め尽くされた5月26日のメキシコ・サルティーヨ
hail-storm-mexico1.jpg
Strange Sounds


メキシコ北部のコアウイラ州の州都サルティーヨ市という場所で、上のような大量の雹(ひょう)と、竜巻、強風による大きな被害が出ました。

hailstorm-saltillo-01.jpg
・Twitter


サルティーヨ市では、雹で高校の屋根が崩壊し、1名が亡くなり、8名が負傷したことが報じられています。

hail-collapse.gif

▲ 2015年05月26日のメキシコ CNN より。


雹嵐の中の運転
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YouTube


雹嵐の通過後
hailstorm-saltillo-03.jpg
Strange Sounds


この前日には、同じ地域にあるジウダード・アクニャという場所で竜巻が発生し、10名以上の方が亡くなっています。

今年の春は雹のニュースが多いですが、大気の状態が世界全体として不安定であるうちは、まだ、雹や悪天候が世界的に続きそうな気配もあります。










2015年05月29日


メキシコ・ティファナの海岸に「 250 万匹」の死んだロブスターが打ち上げられる



2-5-lobsters.gif

▲ 2015年05月26日のメキシコ debate.com.mx より。


先日、In Deep で、5月の大量死についての記事を書いたばかりですが、またも、尋常ではない大量死が起きています。

メキシコのアメリカとの国境沿いにあるティファナという街の海岸に「 250万匹のロブスターが打ち上げられる」という出来事があったことがメキシコで報じられています。

ティファナ(ティワナ)というのは下の位置にあり、アメリカとの国境ということで、麻薬関係の犯罪が多い場所です。

Tijuana-map.gif
Google Map


この街の海岸に、数百万のロブスターが打ち上げられたわけですが、その多くが子どものロブスターとのこと。

海岸を埋め尽くしたロブスターたち

million-lobsters-01.jpg


million-lobsters-mass-die-off-tijuana-Baja-California-may-25-2015.jpg
2.5 millions of baby lobsters strand on Tijuana beaches and baffle scientists


原因はわかっていませんが、このアメリカ西海岸からメキシコの西海岸には、4月、5月と、たびたび大量のクラゲ(カツオノカンムリ)が打ち上げられています。

2015年4月 米国カリフォルニア
Velella-velella-01.jpg
ナショナルジオグラフィック ニュース


2015年5月 メキシコ・バハカリフォルニア
Velella-velella-02.gif
Zonalider


何らかのことが太平洋の沿岸部で起きている可能性はあります。

メキシコの debate.com.mx の報道をご紹介します。



Millones de langostas cubren playa de Tijuana
debate.com.mx 2015.05.26


何百万匹の死んだロブスターがティファナの海岸を埋め尽くした


バハ・カリフォルニアのラ・ペルラからエル・ビジアにいたるまでの海岸を、打ち上げられた何百万匹のレッド・ロブスター、あるいは、子どものロブスターが埋め尽くした。

警察や消防士、ボランティアたちは、今朝から生きているロブスターを海に戻す作業を始めた。

環境プロジェクトの活動家によれば、その数は 250万匹に達している可能性があるという。ロブスターの大量座礁の原因については明確な説明はできないとしながらも、エルニーニョの影響があるのではないかという。

しかし、科学者たちは合理的な説明はつかないと語る。

現在、ティファナの海岸は大部分がロブスターの死骸で覆われているので、市民に対して、海岸に行かないように呼びかけている。









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