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扁平上皮癌で入院していたミーカ、23日夜に、引き取りを申し出て下さったHさん宅に移動しました。
ミーカが一生のほとんどを過ごした場所と、お店からも近いので、私もホッとしました。
翌日、Hさんから「威嚇が激しくてシーツを変えられません〜」とご連絡あり、飛んで行きました。ご近所で良かった!
バスタオルでくるんで抱っこしたミーカは、痩せてしまって悲しいくらい軽かったです。
ミーカの癌はどんどん大きくなり、もう口を閉じる事ができなくなりました。
それでも、ご飯を食べています。人間だったら、この状態ではもう食べられないと思う。
大量のよだれと出血で汚れたシーツを変えて、ケージを2つ接続し、ミーカが移動できるようにしました。これでお掃除もしやすくなりました。
Hさんは野良猫の保護ボランティアではないから、威嚇する野良猫が怖いのは当たり前です。
それなのに、新築の綺麗なお家に、人慣れしていない野良猫を、よだれと血でドロドロの末期のミーカを迎えて下さったのです。
ミーカが外の空気を感じられるようにとこまめに窓を開け、夜の明かりが眩しくないようにと小さなライトを用意して下さり、ミーカがどうしたら落ち着いて過ごせるか考えて下さっている事が伝わってきました。
ボラ仲間のGさんも、ほぼ毎日ミーカを見に行って下さっています。
昨日の午前中、ミーカはHさんとGさんに体を拭いてもらいました。
ドロドロに固まった毛をほぐし、うんちが出ないミーカのお腹をさすって下さったおかげで、今日はうんちが出ました。
長い間、お外で頑張って生きてきたミーカがこんな辛い病気になるなんて、本当に可哀想でたまりません。
でも・・・最後にHさんのような優しい方と出会えた事は、ミーカにとって幸せだと思いました。
病院にいる時と比べて、ミーカの表情が穏やかになったのを感じます。
ミーカがお外にいた時に、ずっと聞いていた東大の野球場の音が聞こえる。
窓から入ってくる匂いは、ミーカが暮らした土地の匂い。ミーカ、わかるかな。きっとわかるよね。
癌が大きくなって呼吸困難で苦しんだり、痛みがひどくて呻くようになった時は、安楽死を考えなければならないと思っています。
ボラ仲間のGさんはクリスチャンです。Gさんが教えてくれました。
祈りには力があること。宗教に関わらず、相手を思って祈ることには、大きな力があると。
ミーカ、今まで本当に良く頑張って生きてきたよね。私はミーカを尊敬しているよ。
今は、ミーカの痛みや苦しみが少しでも軽くなるように、そして最期はミーカが苦しまずに逝けるように、全力で祈ります。
アリ・ゾナママさんにはミーカに2度目のカンパご支援をいただき、本当に感謝しています。ミーカのこと、こんなに思って下さってありがとう。