年金機構情報流出 「責任誰が」個人情報流出に憤りや不安

 日本年金機構から流出した約125万件の個人情報には、20歳以上の国民年金加入者なら誰でも含まれている可能性がある。

 東京都板橋区の建築業、本多新三(しんぞう)さん(62)は「自分の情報が悪用されたらと思うとぞっとする。誰が責任を取ってくれるのか」と憤りをあらわにし、「電話番号非通知の着信は出ないようにする」と警戒心を強めていた。

 インターネットのニュースで事件を知ったという会社員、安藤祐子さん(48)は「将来年金が受け取れるかどうかも心配なのに、不安の種がさらに増えた。銀行の個人口座のセキュリティーや政府のマイナンバー制度導入にも不信感を抱いてしまう」と嘆く。

 流出情報には生年月日や住所も含まれる。墨田区の飲食店従業員の女性(25)は「詐欺被害は心配していないけれど、性犯罪などの事件に巻き込まれないか心配」と不安がった。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧