サーリアホ作曲L'amour de loinの演奏会が終わりました!
お互い見知らぬ詩人と女伯爵の、伝聞遠距離恋愛の話!私はこの仲をとりもつ巡礼でした。役名がLe Pèlerinと男性型なので設定は男なのですが、イメージとしては「男の人」と「女の人」をつなぐ中性的なイメージの人という感じかな。巡礼ですので、宗教色もありますし、少し禁欲的なイメージで襟の高い衣装でやってみました。
聞いた感じはとても美しいのですが、歌えるようになるまでにはとても苦労し、フランス語の発音もやはりドイツ語のようにはいかず…いろいろ苦しい準備期間ではあったのですが、本番を迎える頃には楽しめるようになりました!お客様からも、もう一度聴きたい、舞台で見たい、などのお声をいただいて嬉しい限りです。
声も姿も美男美女の与那城さんと林さんに挟まれ、私の「地味目に仕事きっちり」なキャラが活かせた役どころでもあったかなと思います。いい機会に恵まれました!
与那城さんとも、林さんとも、コレペティの矢田さんとも、いろんな演目でこれまでもご一緒したことがあり、和やかな雰囲気で励ましあいながら準備ができたのもよかったです。演奏はやはりチームワークですよね。そして、まさに左(イスキエルド)という苗字のサウスポーのマエストロも、オペラを振る指揮者に大切な、コンタクトと「歌手に合わせ過ぎずふりまわさず」の程よいドライブ感を兼ね備えた朗らかな方で、毎日を気持ち良く過ごすことができました。
ワイヤレスマイクをつけるのも初体験!会場内を取り囲むように設置されたスピーカー群からは、かすかに効果音が流れたり、歌に求められている「ささやくようなセリフまわし」などを客席に届ける助けにしていただいたりしつつも、舞台からのアコースティックな響きも活かした音場になっていたようで、客席で聴くことができないのが本当に残念でした。巡礼の音域はすごく低くから高めのところまで広範囲にわたって(録音によっては音をあげて歌ってるものもあるぐらいです)いるのですが、これはバリトンの吟遊詩人ジョフレとソプラノの女伯爵クレマンスをつなぐという意味合いがあるとレクチャーで作曲家がおっしゃっていたそうです。その話をきいてから譜面をみると、なるほど、会話の時に相手の歌い終わりの音から始まるところとかが多く、納得しました。普段は音の高い役を歌うことが多いのですが、今回は自分の楽器を隅々まで使うことができた感じで、とても気持ち良かったです。(しかし顔はやっぱりソプラノっぽいらしく、フランス人のエンジニアさんがマイクテストをするときに何度も首をかしげているので、なんでだろーと思ったら、先入観で私をソプラノだと思って、そちらのチャンネルばかり操作していたようでした、笑)
さて、7月にはシュニートケとか復活とかジャンニスキッキとか!いろいろな作品が私を待ち構えています。今回のコンサートで得たものをさらに活かせるよう頑張ります〜!
2015年06月01日
2015年05月11日
山羊座と魚座の連休
12星座別連休の過ごしかた的な記事があったのですが、うちはわたしが山羊座で、夫が魚座。「持ち帰り仕事」と「家でまったりのんびり」のコンビです(笑。当然ながら、連休だといって旅行とかレジャーには出かけません。
普段から土日はオケで出かけていることが多い夫は、自分の部屋の大掃除をしていました。わたしはその大掃除の声援(”ずいぶんきれいになったねー”とか言うだけ)と、譜読みと、あとは休養。
とはいえ、お誘いがあれば出かけるのにやぶさかではないというわけで、BBQとか、躑躅のお庭散策+下町飲みなどにも出かけました。不思議なことに、勉強してないそういう時間に頭が整理されていることもあるようで、休んだ次の日は意外と歌えるようになっていたりもするのです。
盛りは少し過ぎていましたが、爽やかな気持ちでお散歩できました@根津神社
あとは、引きこもり派としてのささやかな楽しみとして、家でのごはん。「お魚煙らん亭」という秘密兵器を導入したので、いろんなものを焼きまくりました。要は電気の魚焼きグリルなのですが、味噌漬けなどの魚、干物、チキン、ナス、サツマイモなどは、専用メニューボタン一つで絶妙の焼き加減にしてくれるという賢いものです。そしてお手入れも簡単!こちらのページをご覧になるとわかると思うのですが、煙らん亭を買った人は、テフロンのロールケーキ型も一緒に購入していると案内があります。これが、油などが落ちる部分の受け皿にピッタリサイズなのです!なので、お手入れは網(これもテフロン加工済み)とトレイを洗って、ドアの全面を軽く拭くぐらい。(これも外して洗ったりもできます)焦げやすい西京漬も綺麗に焼けるし、焼きナスも皮がきれいにむけてちゃんと火の通ったジューシーな焼き上がりだし、チキンは皮パリパリの身はしっとり…。手間をかけずに美味しいものができるので、いろいろ試して楽しみました。
いよいよ今月末はサーリアホの本番です。久しぶりのフランス語、楽しくなってきましたよ〜。どんな巡礼になるか、お楽しみに!
普段から土日はオケで出かけていることが多い夫は、自分の部屋の大掃除をしていました。わたしはその大掃除の声援(”ずいぶんきれいになったねー”とか言うだけ)と、譜読みと、あとは休養。
とはいえ、お誘いがあれば出かけるのにやぶさかではないというわけで、BBQとか、躑躅のお庭散策+下町飲みなどにも出かけました。不思議なことに、勉強してないそういう時間に頭が整理されていることもあるようで、休んだ次の日は意外と歌えるようになっていたりもするのです。
盛りは少し過ぎていましたが、爽やかな気持ちでお散歩できました@根津神社
あとは、引きこもり派としてのささやかな楽しみとして、家でのごはん。「お魚煙らん亭」という秘密兵器を導入したので、いろんなものを焼きまくりました。要は電気の魚焼きグリルなのですが、味噌漬けなどの魚、干物、チキン、ナス、サツマイモなどは、専用メニューボタン一つで絶妙の焼き加減にしてくれるという賢いものです。そしてお手入れも簡単!こちらのページをご覧になるとわかると思うのですが、煙らん亭を買った人は、テフロンのロールケーキ型も一緒に購入していると案内があります。これが、油などが落ちる部分の受け皿にピッタリサイズなのです!なので、お手入れは網(これもテフロン加工済み)とトレイを洗って、ドアの全面を軽く拭くぐらい。(これも外して洗ったりもできます)焦げやすい西京漬も綺麗に焼けるし、焼きナスも皮がきれいにむけてちゃんと火の通ったジューシーな焼き上がりだし、チキンは皮パリパリの身はしっとり…。手間をかけずに美味しいものができるので、いろいろ試して楽しみました。
いよいよ今月末はサーリアホの本番です。久しぶりのフランス語、楽しくなってきましたよ〜。どんな巡礼になるか、お楽しみに!
2015年04月27日
立派な骨
Facebookを開くと、「去年の今日の投稿」とか出てくるんですが、去年の今日は「駅前は桜祭り!葉桜だけど」と書いてありました。今年はもうすでに、桜並木はすっかり緑。駅前の八重はピンクですけどね。
今日はとってもいいお天気で、濃いグリーンを眺めながら…歯医者さんへ(苦笑)。1月に抜いた奥歯のところに、インプラントのネジ(?)を埋めるためです。1月のヴェルディレクイエムの頃に、どうにも歯が痛いというか、歯茎が腫れてる…。疲れると腫れるんだよな…という自覚はあったのですが、歯磨きを丁寧にして、よく寝ると収まっていたのでしたが、この時は全然だめで。本番パワーで当日だけは全然痛くなかったのも、アドレナリンの力を実感した人体の神秘体験ではありましたが、とにかく次の仕事のスタンバイが迫っていたので歯医者に駆け込みました。すると、寝ながら歯ぎしりをする癖があるのはわかっていたのですが、長年にわたる噛みしめの結果、奥歯の根っこが割れて炎症を起こしているとのこと。どっちみち抜くしかないので、抜糸しました。抜けば炎症はおさまってすっきりなのですが、その空き地をどう処置するかという問題がね。
傷口と骨の回復を待つ間に、インプラントとブリッジについていろいろ調べ、歯医者さんの説明もよく伺ってみました。やっぱり噛む力をしっかり出すにはインプラントだな!そして、私の通っている歯医者さんは、よくインプラントについてもお勉強なさってるオタクっぽい(すみませんw)方のようなので、インプラントでお願いすることにしました。
その準備のために、レントゲンを撮るのですが、私は非常に上顎の骨が立派なのだそうです(笑)。そして、先月とったレントゲンの感じから、まだ抜糸の隙間が残っていると思われたのに、今日みてみたらすっかり塞がって骨ができてたそうです!!骨の回復力最高(笑)。しっかり長めで太めの土台を埋めることができ、モデルケース的な仕上がりになったようです。すごいなー、わたしの骨。基本的にあまり体力があるほうではないので、体のことはけっこう気をつけて生活しているのですが、いろんな回復力はすごいらしい。爪も髪もすごくはやく伸びますし。骨までとは!
しっかり食べて、コンディションを整えるのもお仕事のうち。よい経過になりそうで一安心です。嬉しいな。
副鼻腔ぎりぎりまでの施術なので、今日は歌わず静かにのんびり黙って勉強したりしようかと思います。いいお天気なのに、練習しないと…と思ってあまりお出かけできなかったので、ちょっと近所まで日光浴に行こうかな。黙読勉強はどこでもできるので♪
今日はとってもいいお天気で、濃いグリーンを眺めながら…歯医者さんへ(苦笑)。1月に抜いた奥歯のところに、インプラントのネジ(?)を埋めるためです。1月のヴェルディレクイエムの頃に、どうにも歯が痛いというか、歯茎が腫れてる…。疲れると腫れるんだよな…という自覚はあったのですが、歯磨きを丁寧にして、よく寝ると収まっていたのでしたが、この時は全然だめで。本番パワーで当日だけは全然痛くなかったのも、アドレナリンの力を実感した人体の神秘体験ではありましたが、とにかく次の仕事のスタンバイが迫っていたので歯医者に駆け込みました。すると、寝ながら歯ぎしりをする癖があるのはわかっていたのですが、長年にわたる噛みしめの結果、奥歯の根っこが割れて炎症を起こしているとのこと。どっちみち抜くしかないので、抜糸しました。抜けば炎症はおさまってすっきりなのですが、その空き地をどう処置するかという問題がね。
傷口と骨の回復を待つ間に、インプラントとブリッジについていろいろ調べ、歯医者さんの説明もよく伺ってみました。やっぱり噛む力をしっかり出すにはインプラントだな!そして、私の通っている歯医者さんは、よくインプラントについてもお勉強なさってるオタクっぽい(すみませんw)方のようなので、インプラントでお願いすることにしました。
その準備のために、レントゲンを撮るのですが、私は非常に上顎の骨が立派なのだそうです(笑)。そして、先月とったレントゲンの感じから、まだ抜糸の隙間が残っていると思われたのに、今日みてみたらすっかり塞がって骨ができてたそうです!!骨の回復力最高(笑)。しっかり長めで太めの土台を埋めることができ、モデルケース的な仕上がりになったようです。すごいなー、わたしの骨。基本的にあまり体力があるほうではないので、体のことはけっこう気をつけて生活しているのですが、いろんな回復力はすごいらしい。爪も髪もすごくはやく伸びますし。骨までとは!
しっかり食べて、コンディションを整えるのもお仕事のうち。よい経過になりそうで一安心です。嬉しいな。
副鼻腔ぎりぎりまでの施術なので、今日は歌わず静かにのんびり黙って勉強したりしようかと思います。いいお天気なのに、練習しないと…と思ってあまりお出かけできなかったので、ちょっと近所まで日光浴に行こうかな。黙読勉強はどこでもできるので♪
2015年04月18日
喋る
というわけで、これからしばらくはサーリアホに集中して勉強する期間です。
私は譜読みがとても遅いので(あまりピアノ弾けないし)、新曲を勉強するのはとても大変。素晴らしいコレペティさん(オペラを歌手にコーチするピアニスト)の力を借りまくって頑張っています。
ただ眺めていると歌える気がしない不思議な跳躍とかあるんですけど、慣れてくるとそれが台詞の流れになっていることがわかってきます。あと、その時々の音列があって、だいたいそれに沿ってバリエーションする感じ?とにかくソルフェージュ能力と、フランス語のディクション能力の両方が必要とされてる感じです(推察)。
いま2人のコレペティさんに診ていただいてるのですが(この変換気に入ったのでこのままでw)、お一人はシュトラウスのオペラをやる時にイチからコーチしてもらった先生です。「大丈夫!ばらの騎士の方が難しいよ」って。ほんとかなー(笑)
でも確かに、最初にシュトラウスのオペラを勉強した時には、こんな音列とリズム歌えるわけないって思って死にそうだったのでした。でも、ドイツ語を喋るように歌っていくコツのようなものを掴むと、あとは和音の流れに沿ったり沿わなかったりするのを楽しむだけ(?)。やっぱり言葉なんですよねえ。
今回のサーリアホでも、その感じを思い出しました。
もう少しフランス語の台詞が体に入ってくると、ぐっと歌いやすくなるのだと思います。いやー、いいな、希望の光が見えてきました〜。ヨーロッパの言葉はあれこれ似ているので、つい違った読み方をしてしまったりもする危険があるのと、リエゾンやアンシェヌマンの具合(言葉を連結して発音することです)とか、いろいろとチェック事項が…。というわけで、ディクションの指導も受けます。いくつになっても勉強〜アンチエイジングですかね(前向きに解釈)。
じーっと暗〜くお勉強している時間が長いので、ちょっと気分だけ盛り上げようと、爪に模様を入れました♪オペラなど演技のものの本番があるときは、気になるので無地なので、とっても久しぶり。
ちょっとレトロなコップみたいでしょ?麦茶とか飲みたい感じです(笑
私は譜読みがとても遅いので(あまりピアノ弾けないし)、新曲を勉強するのはとても大変。素晴らしいコレペティさん(オペラを歌手にコーチするピアニスト)の力を借りまくって頑張っています。
ただ眺めていると歌える気がしない不思議な跳躍とかあるんですけど、慣れてくるとそれが台詞の流れになっていることがわかってきます。あと、その時々の音列があって、だいたいそれに沿ってバリエーションする感じ?とにかくソルフェージュ能力と、フランス語のディクション能力の両方が必要とされてる感じです(推察)。
いま2人のコレペティさんに診ていただいてるのですが(この変換気に入ったのでこのままでw)、お一人はシュトラウスのオペラをやる時にイチからコーチしてもらった先生です。「大丈夫!ばらの騎士の方が難しいよ」って。ほんとかなー(笑)
でも確かに、最初にシュトラウスのオペラを勉強した時には、こんな音列とリズム歌えるわけないって思って死にそうだったのでした。でも、ドイツ語を喋るように歌っていくコツのようなものを掴むと、あとは和音の流れに沿ったり沿わなかったりするのを楽しむだけ(?)。やっぱり言葉なんですよねえ。
今回のサーリアホでも、その感じを思い出しました。
もう少しフランス語の台詞が体に入ってくると、ぐっと歌いやすくなるのだと思います。いやー、いいな、希望の光が見えてきました〜。ヨーロッパの言葉はあれこれ似ているので、つい違った読み方をしてしまったりもする危険があるのと、リエゾンやアンシェヌマンの具合(言葉を連結して発音することです)とか、いろいろとチェック事項が…。というわけで、ディクションの指導も受けます。いくつになっても勉強〜アンチエイジングですかね(前向きに解釈)。
じーっと暗〜くお勉強している時間が長いので、ちょっと気分だけ盛り上げようと、爪に模様を入れました♪オペラなど演技のものの本番があるときは、気になるので無地なので、とっても久しぶり。
ちょっとレトロなコップみたいでしょ?麦茶とか飲みたい感じです(笑
2015年04月08日
今後のおしらせ
今日は一気に冬の寒さですね。
まだ頭の中ではグルネマンツが聖金曜日について歌っていたりしますが、少しずつ次の準備を始めなくてはなりませんね。
まずはフィンランドの作曲家サーリアホさんの「遥かなる愛」です。言葉はフランス語。
コンテンポラリーですが、美しくて雰囲気のある曲です。私は「遠距離恋愛」の姫と吟遊詩人の間をとりもつ(?)巡礼の役です。
そして、久しぶりにマエストロ下野とご一緒できるのが楽しみのこちら。ロシア語!久しぶりに歌うので、しっかり勉強し直さなくてはいけませんね。電子辞書買ってしまった!(今までは紙の辞書でがんばってたのですが、時間がかかりすぎて参ってしまいます…)
そして、7月には長いお付き合いの古澤さんが指揮するMAXフィルで「復活」。藤原の小林厚子ちゃんをソプラノにお誘いしました。彼女は絶対ドイツ物も合うと思うのです!そして、密かに私の夫もトロンボーンを吹く予定です。
そして、久しぶりのこれ!二期会でやったときはチェスカを歌いましたが、今回はツィータで。だいぶ大人になって声も立派(?)になってきたように思うので。
そして、暑い夏を越えますと、9月は新国立劇場「ラインの黄金」です!
ラインの乙女のまんなか、ヴェルグンデをやります。今度は水着じゃないといいなと思います(笑
まだ頭の中ではグルネマンツが聖金曜日について歌っていたりしますが、少しずつ次の準備を始めなくてはなりませんね。
まずはフィンランドの作曲家サーリアホさんの「遥かなる愛」です。言葉はフランス語。
コンテンポラリーですが、美しくて雰囲気のある曲です。私は「遠距離恋愛」の姫と吟遊詩人の間をとりもつ(?)巡礼の役です。
2015年5月28日[木]19:00 オペラシティコンサートホール
〈コンポージアム2015〉
カイヤ・サーリアホの音楽 ─ オペラ『遥かなる愛』(演奏会形式)
(2/27[金]一般発売)
エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
ジョフレ・リュデル:与那城 敬(バリトン)
クレマンス:林 正子(ソプラノ)
巡礼の旅人:池田香織(メゾソプラノ)
東京混声合唱団(合唱指揮:大谷研二)
東京交響楽団
映像演出:ジャン=バティスト・バリエール
サーリアホ:オペラ『遥かなる愛』(2000、日本初演)
[演奏会形式/フランス語上演/日本語字幕付]
そして、久しぶりにマエストロ下野とご一緒できるのが楽しみのこちら。ロシア語!久しぶりに歌うので、しっかり勉強し直さなくてはいけませんね。電子辞書買ってしまった!(今までは紙の辞書でがんばってたのですが、時間がかかりすぎて参ってしまいます…)
九州交響楽団定期 2015年7月6日 アクロス福岡
指揮:下野竜也
アルト:池⽥香織
合唱:九響合唱団
《原爆投下70年「平和への祈り」》
三善 晃/「夏の散乱」
三善 晃/「焉歌・波摘み」
J.S.バッハ=レーガー編/おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV622
《オラトリオ(合唱⾳音楽)の世界VIII》
シュニトケ/オラトリオ「長崎」
そして、7月には長いお付き合いの古澤さんが指揮するMAXフィルで「復活」。藤原の小林厚子ちゃんをソプラノにお誘いしました。彼女は絶対ドイツ物も合うと思うのです!そして、密かに私の夫もトロンボーンを吹く予定です。
MAXフィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会
終戦70年マーラー「復活」
グスタフ・マーラー / 交響曲第2番 ハ短調
2015年7月18日(土) 開場17:30 開演18:00
所沢市民文化センター ミューズ アークホール
(アクセス:http://www.muse-tokorozawa.or.jp/access/)
全席自由 / 入場無料
指揮:古澤直久
ソプラノ独唱:小林厚子
アルト独唱:池田香織
演奏:MAXフィルハーモニー管弦楽団
合唱:ソニー・フィルハーモニック合唱団
そして、久しぶりのこれ!二期会でやったときはチェスカを歌いましたが、今回はツィータで。だいぶ大人になって声も立派(?)になってきたように思うので。
7月26日(日)小金井市民センター大ホール
エルデ・オペラ&ミャゴラトーリ ジョイント公演
プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」(原語上演・日本語字幕)
プーランク/組曲「牝鹿」
●日時:2015年7月26日(日) 13:30開場 14:00開演
●会場:小金井市民交流センター 大ホール
・JR中央線 武蔵小金井駅前(南口徒歩約1分)
●料金:全席自由4,000円
そして、暑い夏を越えますと、9月は新国立劇場「ラインの黄金」です!
ラインの乙女のまんなか、ヴェルグンデをやります。今度は水着じゃないといいなと思います(笑
2015年04月04日
オボレル
昨夜はたくさんのお客様にご来場いただき、無事に「わ」の会の第2回目をご披露できました。表も裏もたくさんやることがあり、行き届かなかった点もあるとは思いますが、最後にロビーでお会いしたお客様がたの眼がキラキラ輝いているのをみて、本当にうれしかったです。
今回は、イゾルデとパルジファルが続きまして、出番が終わると急いで次の支度をせねばならず、さりとて同じ姿でやるのは興ざめです。転換の音楽のあいだに確実にできる範囲で、いかにイゾルデとクンドリらしい出で立ちにするかにすごく悩みました。髪型が一番の懸案でしたが、何度か家で手順をリハーサルし、時間内にできる最大の着替えをすることができてよかった!演出上の都合により、髪をほどく音楽のところで必ずしも髪をできるわけではないのですが、なるべくそこで長い髪を解いて見せたいと試みたり、いろいろ工夫するのは楽しかったです。
先日出演したオテロで、デズデモナのカツラがとても素敵だったので、ちょっとそのイメージでフェイスラインの髪を少し切って短くし、コテで巻いてふわふわさせてみたりしました♪
と、周到な準備をしたつもりでしたが、マスカラと本番用のイヤリングを忘れました(笑)マスカラは生徒が買ってきてくれて、耳はそのままでましたが、エルダさんはキラキラ付きのドレスだし、イゾルデやクンドリはめかしてる場合じゃないので良かったですよね。ははははは
エルダさんは地底から出てくるんですが、セリを掘るわけにもいかないので(!)ライティングで非現実的にできるようにと試みました。全体が明るくなったら、思いの外多くの人がいてびっくりした!と言っていただけたので、狙いは成功したのかなー。退場も難しかったけど、以前京都のリサイタルで差し込み灯を使ったのを思い出してミステリアスに消えることに成功…してましたか?
イゾルデがことのほか好評で、知らないお客様からもたくさんお声がけをいただきました。演奏、演技だけではなく、出で立ちもよかったようで。こんなに皆様に褒めていただけると、これから先しばらくはこの幸せの記憶だけで生きていけそうです(笑)。愛の死はだいぶ歌い慣れてきましたが、演技つきでやるとさらに歌いやすくなることがよくわかりました。いつか全曲やりたいなあ。
そのあとに歌なしで演技だけしたクンドリも、とても良かったですとわざわざおっしゃってくださったお客様もいらしてうれしかった。歌の力を借りずに、オペラのテンポ(普通にセリフを言うより時間がかかるので、それにマッチする芝居をしないといけないので)で演技をするのはとても集中力がいります。いつもオペラでご一緒する助演の皆様のすごさがわかりますね。
最後の合唱は舞台上にいない歌手全員で歌いました。城谷さんが5パートにアレンジしてくださり、さらになんとうちの生徒で受付をしてくれていた子が二人ほど助っ人に入って響きを増強してくれました。グラールのキラキラとともに、神聖な雰囲気を醸し出せていたでしょうか?
アンケートを読んでいたら、面白いのがありました!
私の生徒のものなので、勝手に載せちゃますが、”愛の死”で「おぼれる…」というのがあるのです。
字幕の力でリアルタイムに雰囲気に「オボレ」ていただけたようで、よかった。他のお客様にも、たくさん「泣いた」「泣くのをこらえた」とおっしゃっていただきました。わかりやすく端的、かつ、雰囲気のある言葉選びがとてもいいなと(映写用のパワポに打ち込みながら)しみじみ。プログラムに掲載した吉田さんご自身のエッセイにもそのようなことが書いてあありました。決してワーグナーのオペラに詳しいわけではないうちの生徒も、ストーリーをしっかり味わうことできてよかった!と高揚した顔で言ってくれたのがうれしかったです。
お客様の集中力というのは、よいオーラとして舞台上の私たちの背中を押してくれます。隅々までこだわるのは、手間もかかるし面倒なことも多々あるのですが、伝わってるという実感は何にも代えがたいです。本当にありがとうございました。
今回は、イゾルデとパルジファルが続きまして、出番が終わると急いで次の支度をせねばならず、さりとて同じ姿でやるのは興ざめです。転換の音楽のあいだに確実にできる範囲で、いかにイゾルデとクンドリらしい出で立ちにするかにすごく悩みました。髪型が一番の懸案でしたが、何度か家で手順をリハーサルし、時間内にできる最大の着替えをすることができてよかった!演出上の都合により、髪をほどく音楽のところで必ずしも髪をできるわけではないのですが、なるべくそこで長い髪を解いて見せたいと試みたり、いろいろ工夫するのは楽しかったです。
先日出演したオテロで、デズデモナのカツラがとても素敵だったので、ちょっとそのイメージでフェイスラインの髪を少し切って短くし、コテで巻いてふわふわさせてみたりしました♪
と、周到な準備をしたつもりでしたが、マスカラと本番用のイヤリングを忘れました(笑)マスカラは生徒が買ってきてくれて、耳はそのままでましたが、エルダさんはキラキラ付きのドレスだし、イゾルデやクンドリはめかしてる場合じゃないので良かったですよね。ははははは
エルダさんは地底から出てくるんですが、セリを掘るわけにもいかないので(!)ライティングで非現実的にできるようにと試みました。全体が明るくなったら、思いの外多くの人がいてびっくりした!と言っていただけたので、狙いは成功したのかなー。退場も難しかったけど、以前京都のリサイタルで差し込み灯を使ったのを思い出してミステリアスに消えることに成功…してましたか?
イゾルデがことのほか好評で、知らないお客様からもたくさんお声がけをいただきました。演奏、演技だけではなく、出で立ちもよかったようで。こんなに皆様に褒めていただけると、これから先しばらくはこの幸せの記憶だけで生きていけそうです(笑)。愛の死はだいぶ歌い慣れてきましたが、演技つきでやるとさらに歌いやすくなることがよくわかりました。いつか全曲やりたいなあ。
そのあとに歌なしで演技だけしたクンドリも、とても良かったですとわざわざおっしゃってくださったお客様もいらしてうれしかった。歌の力を借りずに、オペラのテンポ(普通にセリフを言うより時間がかかるので、それにマッチする芝居をしないといけないので)で演技をするのはとても集中力がいります。いつもオペラでご一緒する助演の皆様のすごさがわかりますね。
最後の合唱は舞台上にいない歌手全員で歌いました。城谷さんが5パートにアレンジしてくださり、さらになんとうちの生徒で受付をしてくれていた子が二人ほど助っ人に入って響きを増強してくれました。グラールのキラキラとともに、神聖な雰囲気を醸し出せていたでしょうか?
アンケートを読んでいたら、面白いのがありました!
私の生徒のものなので、勝手に載せちゃますが、”愛の死”で「おぼれる…」というのがあるのです。
字幕の力でリアルタイムに雰囲気に「オボレ」ていただけたようで、よかった。他のお客様にも、たくさん「泣いた」「泣くのをこらえた」とおっしゃっていただきました。わかりやすく端的、かつ、雰囲気のある言葉選びがとてもいいなと(映写用のパワポに打ち込みながら)しみじみ。プログラムに掲載した吉田さんご自身のエッセイにもそのようなことが書いてあありました。決してワーグナーのオペラに詳しいわけではないうちの生徒も、ストーリーをしっかり味わうことできてよかった!と高揚した顔で言ってくれたのがうれしかったです。
お客様の集中力というのは、よいオーラとして舞台上の私たちの背中を押してくれます。隅々までこだわるのは、手間もかかるし面倒なことも多々あるのですが、伝わってるという実感は何にも代えがたいです。本当にありがとうございました。
2015年04月02日
「わ」の会
数年前より、ワーグナーの曲をピアノ伴奏でご披露する会をしています。ワーグナー愛溢れるメンバーの呼びかけのもと、賛同する歌手が集まって、明日が2回目の自主公演です。(その他にも二期会WEEKやワーグナー協会例会コンサートなどにも出演していますが、主催は2回目)
私たちの自慢は、指揮者ピアニストそして解説字幕をするワーグナー研究家まで自前なこと。そういう意味で「お客様」がいないのです。みんな忙しいので、集まっての練習は多くできないのですが、チームワークはとても良い感じ。それは舞台にも現れると思います。
ピアノでワーグナーの音がするの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、素晴らしいオペラピアニストが弾くとするのです。劇場でのリハーサルはこのような状態で行っているので、実は私たちには慣れ親しんだ形式でもあります。
とはいえ、大きな劇場でやるものを小さなコンサート用のホールでやりますので、演出などもなかなか頭がいたいことがあります。セットないし。照明もすごく限られるし。ですが、こんなに近くで見られる聴けることもないですからね。その臨場感を味わっていただけたら嬉しいです。
今回初めて参加してくれるメンバーやスタッフが、こんな面白いものもったいないから!と一生懸命お客様を誘ってくださってるのが、オリジナルメンバーとしてはとても嬉しいです。
さっき夕飯を食べた帰り、綺麗なお月様と夜桜を楽しみました。少し冷えてきて、お花が長持ちするといいな。
私たちの自慢は、指揮者ピアニストそして解説字幕をするワーグナー研究家まで自前なこと。そういう意味で「お客様」がいないのです。みんな忙しいので、集まっての練習は多くできないのですが、チームワークはとても良い感じ。それは舞台にも現れると思います。
ピアノでワーグナーの音がするの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、素晴らしいオペラピアニストが弾くとするのです。劇場でのリハーサルはこのような状態で行っているので、実は私たちには慣れ親しんだ形式でもあります。
とはいえ、大きな劇場でやるものを小さなコンサート用のホールでやりますので、演出などもなかなか頭がいたいことがあります。セットないし。照明もすごく限られるし。ですが、こんなに近くで見られる聴けることもないですからね。その臨場感を味わっていただけたら嬉しいです。
「わ」の会2015 ~熱望~Ersehnen 聖金曜日に寄せて
2015年4月3日19:00開演
18:20開場 プレトークあり(18:30予定)
ラインの黄金より(エルダ歌います。一番最初です)
ニュルンベルクのマイスタージンガーより
〜休憩〜
トリスタンとイゾルデより(イゾルデ歌います!)
パルジファル
後半は19:50頃から、終演は21時予定です。
全席自由 4,000円
当日券も出ますので、どうぞお気軽にお越しください。
錦糸町駅すぐ近く(ゆっくり歩いて5分ぐらい)
すみだトリフォニー小ホール(一階道路沿いに入り口があります)
今回初めて参加してくれるメンバーやスタッフが、こんな面白いものもったいないから!と一生懸命お客様を誘ってくださってるのが、オリジナルメンバーとしてはとても嬉しいです。
さっき夕飯を食べた帰り、綺麗なお月様と夜桜を楽しみました。少し冷えてきて、お花が長持ちするといいな。
2015年03月24日
びわ湖/神奈川オテロ終演
びわ湖/大分/神奈川と続いたオテロ公演が終わりました。フレンドリーでちょっと寂しがりやさんのパロンビさんを中心とした偶数日組のまとまりもぐっと盛り上がり、よい公演になったのではないかと思います。
ヴェルディにありがちな「ヒロインとユニゾンで高い音までどうぞ」の大コンチェルタートも、その後のヒロインに楽をしてもらうためと理解しているので、遠慮なくがんがん声出していって、なかなか爽快感も(笑)。ヴェルディ後期は音楽が複雑でかっこいいですねえ。
これから「わ」の会の準備ラストスパートに入ります。
普段は脇役が好きで得意な私ですが、「わ」の会ではプリマな役も多くて、別の緊張があります。ぶるぶる(武者震い)
4月3日(聖金曜日)すみだトリフォニー小ホールにて
18:30よりプレトーク、19時開演
カンフェティからもお求めいただけます!こちらをご参照ください
当日券も多分でます。
どうぞいらしてくださいね。
ヴェルディにありがちな「ヒロインとユニゾンで高い音までどうぞ」の大コンチェルタートも、その後のヒロインに楽をしてもらうためと理解しているので、遠慮なくがんがん声出していって、なかなか爽快感も(笑)。ヴェルディ後期は音楽が複雑でかっこいいですねえ。
これから「わ」の会の準備ラストスパートに入ります。
普段は脇役が好きで得意な私ですが、「わ」の会ではプリマな役も多くて、別の緊張があります。ぶるぶる(武者震い)
4月3日(聖金曜日)すみだトリフォニー小ホールにて
18:30よりプレトーク、19時開演
カンフェティからもお求めいただけます!こちらをご参照ください
当日券も多分でます。
どうぞいらしてくださいね。
2015年03月19日
ヴェルディとワーグナー
もうすぐ神奈川県民ホールでのOtelloです。
びわ湖とホールのサイズや形が違うので、いろいろと勝手が変わってしまいます。昨日のオケ付き舞台稽古ではいろいろ迷うこともありましたが、こういう時は落ち着いて対応するに限ります。声の響きの感じや、タイミングのコツなどをもう少し模索してみます。
アンサンブルの距離感やハーモニーのことを考えて歌っていたら、うっかりドイツ癖がでてしまい、まんまと捕まって(※指揮者などに指摘されて、やり直し稽古をさせられること)しまいました!ドイツ癖とは…ドイツ語の場合、言葉の母音をビートに合わせるために、その前についている子音を先に突っ込んで歌い始めるのですが、イタリア語でもそのように、やや突っ込んで歌い始めてしまうことがあるんです。いかん(苦笑)。和音の進行も、慣れない展開に戸惑うところもあって、譜読みの段階では少し苦労します。
しかし、ドイツオペラで鍛えた「和音にのっかってレガートにライン取りをする」テクニックは、いわゆるベルカントに通じる部分もあり、発声についての迷いが本当に少なくなりました。ドイツ物は喉によろしくないとか歌いづらいと言われることもあるんですけど、舌や唇をしっかり動かしながら歌えるということは、余計な力が入ってないということですし。そして歌は言葉なので、ディクションが大事なのはイタリアものでもドイツものでもなんでも同じですものね。
Otelloは晩年の作品なので、サウンド的にワーグナー的な重層的なものや、ライトモティーフ的なものが現れていて、私としては「萌えポイント」がたくさんあります。そういえば、大学のときとっていた「西洋音楽史」の試験の論文テーマは「ヴェルディとワーグナーについて比較対象して述べよ」でしたなあ。何を書いたかはすっかり忘れてしまいましたが!!
そんな二人の作品を、短期間に続けて歌えるのはなかなか興味深いです。
Otello休みの日はワーグナーのお稽古をしていますが、どっちも素敵!
3月22日は午後に県民ホールでOtelloを観て、夜は中華街というのはいかがですか?
そして4月3日の聖金曜日には、すみだトリフォニー小ホールで、ワーグナーの音の渦に巻かれながら救済に思いを馳せてみてください。
びわ湖とホールのサイズや形が違うので、いろいろと勝手が変わってしまいます。昨日のオケ付き舞台稽古ではいろいろ迷うこともありましたが、こういう時は落ち着いて対応するに限ります。声の響きの感じや、タイミングのコツなどをもう少し模索してみます。
アンサンブルの距離感やハーモニーのことを考えて歌っていたら、うっかりドイツ癖がでてしまい、まんまと捕まって(※指揮者などに指摘されて、やり直し稽古をさせられること)しまいました!ドイツ癖とは…ドイツ語の場合、言葉の母音をビートに合わせるために、その前についている子音を先に突っ込んで歌い始めるのですが、イタリア語でもそのように、やや突っ込んで歌い始めてしまうことがあるんです。いかん(苦笑)。和音の進行も、慣れない展開に戸惑うところもあって、譜読みの段階では少し苦労します。
しかし、ドイツオペラで鍛えた「和音にのっかってレガートにライン取りをする」テクニックは、いわゆるベルカントに通じる部分もあり、発声についての迷いが本当に少なくなりました。ドイツ物は喉によろしくないとか歌いづらいと言われることもあるんですけど、舌や唇をしっかり動かしながら歌えるということは、余計な力が入ってないということですし。そして歌は言葉なので、ディクションが大事なのはイタリアものでもドイツものでもなんでも同じですものね。
Otelloは晩年の作品なので、サウンド的にワーグナー的な重層的なものや、ライトモティーフ的なものが現れていて、私としては「萌えポイント」がたくさんあります。そういえば、大学のときとっていた「西洋音楽史」の試験の論文テーマは「ヴェルディとワーグナーについて比較対象して述べよ」でしたなあ。何を書いたかはすっかり忘れてしまいましたが!!
そんな二人の作品を、短期間に続けて歌えるのはなかなか興味深いです。
Otello休みの日はワーグナーのお稽古をしていますが、どっちも素敵!
3月22日は午後に県民ホールでOtelloを観て、夜は中華街というのはいかがですか?
そして4月3日の聖金曜日には、すみだトリフォニー小ホールで、ワーグナーの音の渦に巻かれながら救済に思いを馳せてみてください。
2015年03月07日
びわ湖に来てます
今日はびわ湖ホールでのOtello初日。
一昨日のゲネプロを拝見しましたが、うちのチームともまた違う雰囲気で、これがまたぐっときます。切ないっていうか。うちのチームは情熱って感じかなー。とにかく、同じ演出でもこんなに印象が違って、それがまたそれぞれの演者の良さが現れてる感じで、私も客席で二日とも見たい(笑)。
昨年の「死の都」滞在中にいただいたお話でしたが、あっという間に本番です。実はヴェルディのオペラに出演するの初めてかも。今までカヴァーではエボリ、アムネリスとやってきましたが。エミーリアは小さな役ですが、最後にドラマをぐっと回す役割があるので、脇役好きとしてはワクワクします。
そして、「オペラです!」というよりも「シェイクスピアです!」って感じの美しい衣装と舞台!なかなか時代物の衣装を着る機会はないので(現代演出の方がリーズナブルだったりしますしねえ、苦笑)、コスプレを楽しんでいます。私の衣装はなかなか重厚で、美しく、そして髪はなんと地毛で作っていただいてます。ご覧になったらわかると思いますが、すごいですよー!裾も袖もたっぷりした衣装で、なかなか取り回しが大変でもあるのですが、ここはキャリア20年の中堅らしくがんばらないとです(笑)←自分で書いててびっくりするなー。ほんと長くこの仕事やってんなー。
今回嬉しいのは、神奈川でもう一度できること!
できるだけ多くのお客様に見ていただきたいという気持ちもありますし、舞台人としては回数を重ねることによって深まるものってあると思いますので嬉しい。
うちの組のOtello様はイタリア人なので、だいぶイタリア語も耳が慣れてきました。聞く分にはだいぶわかるんだけど、こっちから話すのは難しい!でも、仲良くなってくると、舞台でも自由度が増しますよね。
自分が低くて太めの声なので、名バリトンの堀内さんの近くで歌えるのもすごく嬉しいです。所属団体が違うので、なかなかご一緒する機会がないのです。柔らかく、でも深く鳴り響く声と、普段は優しいのに舞台上では非常に憎たらしい感じとか、最高です♪勝手に「先輩〜」って呼んでいます。
衣装をつけた後はご飯が食べられないので、朝ごはんをがっつり食べていきます。ホテルのバイキングに、豚肉のせいろ蒸しがあってお気に入り。好きなメニューは毎日でもOKなタイプなので、ポン酢(そして気分でオリーブオイルも)かけておいしくたっぷりいただいてます♪
さて、間の日は筋肉痛の全身に鞭打って(?)ストレッチとかして楽器を調整し、少しワーグナーの勉強をして気分転換と頭をほぐし、本番に備えますよー。
一昨日のゲネプロを拝見しましたが、うちのチームともまた違う雰囲気で、これがまたぐっときます。切ないっていうか。うちのチームは情熱って感じかなー。とにかく、同じ演出でもこんなに印象が違って、それがまたそれぞれの演者の良さが現れてる感じで、私も客席で二日とも見たい(笑)。
昨年の「死の都」滞在中にいただいたお話でしたが、あっという間に本番です。実はヴェルディのオペラに出演するの初めてかも。今までカヴァーではエボリ、アムネリスとやってきましたが。エミーリアは小さな役ですが、最後にドラマをぐっと回す役割があるので、脇役好きとしてはワクワクします。
そして、「オペラです!」というよりも「シェイクスピアです!」って感じの美しい衣装と舞台!なかなか時代物の衣装を着る機会はないので(現代演出の方がリーズナブルだったりしますしねえ、苦笑)、コスプレを楽しんでいます。私の衣装はなかなか重厚で、美しく、そして髪はなんと地毛で作っていただいてます。ご覧になったらわかると思いますが、すごいですよー!裾も袖もたっぷりした衣装で、なかなか取り回しが大変でもあるのですが、ここはキャリア20年の中堅らしくがんばらないとです(笑)←自分で書いててびっくりするなー。ほんと長くこの仕事やってんなー。
今回嬉しいのは、神奈川でもう一度できること!
できるだけ多くのお客様に見ていただきたいという気持ちもありますし、舞台人としては回数を重ねることによって深まるものってあると思いますので嬉しい。
うちの組のOtello様はイタリア人なので、だいぶイタリア語も耳が慣れてきました。聞く分にはだいぶわかるんだけど、こっちから話すのは難しい!でも、仲良くなってくると、舞台でも自由度が増しますよね。
自分が低くて太めの声なので、名バリトンの堀内さんの近くで歌えるのもすごく嬉しいです。所属団体が違うので、なかなかご一緒する機会がないのです。柔らかく、でも深く鳴り響く声と、普段は優しいのに舞台上では非常に憎たらしい感じとか、最高です♪勝手に「先輩〜」って呼んでいます。
衣装をつけた後はご飯が食べられないので、朝ごはんをがっつり食べていきます。ホテルのバイキングに、豚肉のせいろ蒸しがあってお気に入り。好きなメニューは毎日でもOKなタイプなので、ポン酢(そして気分でオリーブオイルも)かけておいしくたっぷりいただいてます♪
さて、間の日は筋肉痛の全身に鞭打って(?)ストレッチとかして楽器を調整し、少しワーグナーの勉強をして気分転換と頭をほぐし、本番に備えますよー。