ベトナムの韓国企業で横行する人権侵害、何度もトイレに行くと解雇=韓国ネット「日本帝国主義時代の遺物」「外国では韓国人であることを隠さないと」

配信日時:2015年6月1日(月) 16時15分
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1日、韓国日報によると、近年ベトナムへの進出が相次いでいる韓国企業について調査したところ、多くの現地事業所で人権侵害が横行している実態が明らかになった。これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。写真はホーチミン。
2015年6月1日、韓国日報によると、近年ベトナムへの進出が相次いでいる韓国企業について調査したところ、多くの現地事業所で人権侵害が横行している実態が明らかになった。韓国の企業人権ネットワークが昨年12月、ベトナムのホーチミン、ハノイなど韓国企業が進出している主な都市で労働者の人権侵害の実態を調査し、5月31日、結果を公表した。

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これによると、ある企業では、従業員が1日に何度もトイレに行くと警告を受ける。警告が2度重なると賃金が減らされ、さらに警告が重なれば解雇になる。また、他の企業では、生産品の個数が予定を下回ると、工場の入り口を閉鎖し、従業員の「身体検査」を行っていた。さらに、会社が提供した昼食で従業員1000人以上が食中毒になった、女性従業員に対し「雇用後3年間は妊娠しない」との誓約書を書かせた、などの例もあった。

ベトナムのある労務関係者は「韓国企業の労働紛争は、大部分が労働者を蔑視する態度によるものだ」と指摘した。ベトナムには、2000年代半ばから安価な人件費などを求め韓国企業が進出し、現在では3000以上に上っているが、2009〜2014年の5年間で廃業したベトナムの全企業のうち、韓国企業が26%を占めている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「企業名を公開しろ」
「賃金の搾取に命をかけた悪徳企業は国の恥さらしだ」
「国の名に泥を塗るこういう企業に対しては、国が出て対処するべきでは?」
「ベトナムでだけの問題じゃないと思う」

「ほんとに恥ずかしい」
「外国に行ったら韓国人であることを隠さないと」
「とにかく強い者には尻尾を振り、弱い者には威張り散らす、美しい伝統だ」
「悲しいことに、韓国国内の環境も大して変わらない。そして、長い間こういうことが行われてきた」

「韓国人は中国を悪く言うけど、中国企業は韓国企業と比べ物にならないらしい。あまり残業もないし、妊娠したら短時間勤務ができる。韓国にも法律があるのに守る人はいるのか?」
「ため息しか出ない。所得と人格は関係ない。所得が少ない人の人格を無視するな。ベトナムはこれまで外国勢力に屈したことのない自主性最強の国だ」
「韓国の企業文化には、日本帝国主義時代の遺物と軍隊の文化がおかしなふうに混ざり合っている」
「韓国人は日本を悪く言う資格がない」(翻訳・編集/和氣)

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