我ながら「ブログを書くことに小慣れてしまった」ことに気づいてしまった。
5月のアクセスやエントリーを振り返ってみたところ…アクセス数やはてなブックマーク数を見るとかなりいい。
・更新数はそんなに多くないのに、18万PV
・100はてブ以上の記事は2つだが、更新するとほぼすべて10ブクマ以上。
・検索エンジンでヒットしまくり、バズワードを新しく2つ捕らえる。(うち1つは一気にアクセスを集めて沈下したが、1つは定番として定着してる)
・結果、検索エンジンは史上最高水準で安定し、1日あたりのアクセスも史上2番目を叩き出す。
…以前の僕なら「こういう状態に持ち込みたかったんだ!」と喜ぶ所だが、いざ達成してみると…思ったほどいいことばかりでもなかった。
アクセスがクオリティと噛み合わない
アクセス数を検索エンジン最適化と固定読者を増やすことで安定させた結果
「ブログのできに自信がない日でも更新さえすれば、それなりにブログが伸びてしまうからできが悪くてもあんまり反省したり、危機感を感じることがない」
というぬるま湯状態が完成してしまった。
ブログについて考えている自分には
・「自分が納得する記事を書きたい」とストイックな自分
・「ヒットが優先。完成度も大事だけど、評価とお金が大事」という自分
がいる。前者は自分で決めた目標/後者は他人に評価されたいというゴール。
一部の天才や家庭環境が異質だった人を除けば、人間のメンタルは数字や結果が出ていないうちは「他人に評価されたい・評価されることで報われたい自分」が「自分のためにがんばる自分」をけん引するような構造でできてる。
僕は運動も勉強も大してできない子どもだったから、自己満足の位置を低めに置くことが多く、結果のために頑張れば勝手に結果が自分を否定してくれるから「強い自分を持ってがんばる」必要はなかった。
ところが、人生で始めて「自己満足」が「求めてる結果」がイコール…日によっては飛び越えてしまうため「他人に褒められても、結果的に数字が出ても満足しない意識の高さがないと僕がこれ以上上に行けない」という事態に陥ってしまった。
以前から、存在自体を褒められること・知られてることが増え、冷やかしではなくまじめに読んでくれるファンも増えていた。でも、今までだと評判と数字として連動できずにいたから「結果出てないからもっとがんばらなきゃ」と自分を律する材料になってたけど…それが著しく減った。
当面の小さな目標が達成されて、達成に時間のかかる大きな目標ばかりになってしまった。
僕はまだはてなにお茶を出されてないし、ブログがお金になってない、電子書籍でも紙でも単著を出せてないし…人気のブログと言われるなら一度は経験しないと本物とは呼べないことをまだ全然やってない。やるからには「本物がほしい」けど、まだまだ本物と呼べるほどの実績がない。
本物を作る・本物になる努力はひっそりとやってるけど、それらは日々のモチベーションにならない。数字にならない。
評価してくれる人はいるが、こっちから聞かなきゃただ漠然と「青二才さんに共感した・を尊敬してる・をいつも見てる」としか言ってくれないから強い意識を持ってないと結局は「本物がほしい」の手前でコケる。「手近な目標達成できたから、いいや」になりかねない。
何度も言うけど、ヒットはしてる!でも、完成度に納得できない。納得できた記事もあるけど、ダメな時でもアクセスが伸びちゃったのがほんとうに良くなかった。
ちなみに、自分の中で納得できたのがココらへんの記事。
「週刊フリーゲーム」やコンテンツ系のレビューは「アクセス数度外視でクオリティの高いものを出す」という努力はしてるからねぇ…。アクセス数につながらないことは多いけど、我ながら「自分のために書く」が徹底できてるのはレビューだよな…。
実体験の労働体験・うつ病体験から生じた記事。記事を単品で見たらいい記事だけど、読者として読み続けてる人には「これ、典型的な青二才さんらしい記事だよね?面白いかどうか以前にパターンに当てはめてる感じ」という記事がなのよね…。
ずっと気になってたことを記事にしたら思いの外、みんなが気になってたこと・引っかかってた話だったらしくヒット。
面白いし、タイトルもきっちり狙えてると思うんだけど…タイトルで先走りすぎたり、アイデア勝負になってしまった記事。もっと色々できたなぁ…
今月について
自分の短期的な目標を見出す意味でもサブブログ/新しくライブドアブログ試行錯誤中のブログをがんばる。
このブログについてはここ3ヶ月ぐらい手を抜いてきたから今月は「検索エンジン狙い」ではなく、「きっちりと書いたものをいい意味でヒットさせる」ようがんばりたい。
それでも、「他のブログでの活動をがんばる。青二才もがんばる」となるのは、今までのパターンでヒットさせることよりも新しい事ができるようになる・新しいことをしていった結果としてブログがパワーアップするという流れを作りたいから、最優先は青二才の更新でもなければ、青二才を一本だけがんばるようなこともしない。
ここ2ヶ月ぐらい、ネットで記事を書く時にはサブブログではなく青二才ばかりをがんばった結果、自分の勝ちパターンにハマりすぎてコアな読者と僕がマンネリ気味になってる。
それを抜け出せるようにわざと「青二才だけがんばる」のをやめる。
今年の夏場はずっとこの方針で行こうと思ってる。
「二兎追うものは一兎をも得ず」というが、今月は二兎どころか3でも4でも追ってやろう。むしろ、それぐらい自分に高いハードルを貸さないと僕が手を抜くから、手を抜かないようにオーバーワークをしてみたい。
僕はネットでの人気を抜いたら本当に「発達障害でいい人」という女子から見たら「キモい上にどうでもいい」と超訳できるような言葉でしか言い表せないダメ人間なので、せめてネットでやることぐらいはできる限り必死にやってみようと思う。
「褒められると伸びるタイプ」なんて生意気なことはいわん。
ただ、褒められることが1つでも自分に残ってるうちに腐らずにがんばらないと僕は「どうせどうでもいい人なんだろ」と枯れてしまう。
僕はそんなに強い人間ではないし、才能だって乏しく、乏しいくせに「俗人が当たり前のようにできること」ができなくて人生に立ちすくんでいる。
立ちすくみすぎると人間は気持ちが枯れるんだ。枯れ果てる前に、やる気とかお金とか友達とか恋愛とか…多少なりみずみずしい物を補充しないと自分の残ってる人生を生き抜く前に枯れる。
天才じゃないから枯れてしまいそうな僕は僕自身ができる精一杯のやる気を一度振り絞って、昨日までできなかったこと・やってなかったこと・知らなかったことの中に潤いを見出していくしかないんだ…。
「 孤独に歩め悪をなさず求めるところは少なく林の中の象のように」