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【貧困女子】自称「中途半端な美人」読者モデルが、月収12万円コンビニバイトになるまで

Suits-woman.jp 5月30日(土)16時0分配信

現在発売中の「SuitsWOMAN」で話題の貧困女子。これはメディアでよく取り上げられている、“家庭不和や健康問題などからの貧困女子”ではなく、“普通に会社員をやっていたのに、あるきっかけがあって人生が大きく変わり、気がついたら貧困状態になっていた”という女性たちにインタビュー。



待ち合わせ場所の渋谷のカフェに現れた今成愛美さん(仮名)は、美肌が気になる日本風の顔立ち。33歳の現在、コンビニでアルバイトしているという。新潟県の県立高校卒業後、都内の中堅私立大学経済学部を卒業し、都内の上場企業に一般職として勤務していた。


「25歳のとき、上京してきた母親とショッピングに行った銀座で、ある美容雑誌の読者モデルにスカウトされました。それまでスタバでお茶するのも贅沢に思うくらい、地味なOLライフだったのに、撮影に呼ばれてプロにメークしてもらったり、有名ブランドのパーティに招待してもらったりして、こんな世界があったのか……と驚き、そして舞い上がりました」

平日の9−17時は地味な仕事をし、それ以外の時間は読者モデルとしてイベントに出たり、女子会をしたり。それに伴い、付き合う男性もグレードアップ。

「それまで付き合った男性は3人。いずれも年収300万円程度の同い年の一般サラリーマンです。読者モデル仲間にお金持ちで優しい男性(10歳年上・IT関連会社経営)を紹介してもらって付き合うことに。彼と週末、京都に伊藤若冲の絵を観に行く、伊豆の隠れ家旅館に泊まる、外資系ホテルで食事をする……人生が180度変わりました。28歳の誕生日にはカルティエのバロンブルーという80万円くらいの時計を買ってもらいました。よく成功した人が“見える世界が変わった”と言いますが、まさにアレです。それまで付き合ってきた男は、なんだったんだ? って。年に1〜2回のディズニーシーや、箱根のショボイ旅館に泊まるプチ旅行でありがたがっていた私ってバカか? と本気で思っていました」


現在もこのレベルの男性じゃないと、もう付き合いたくないと言う。
開設していたブログのアクセスは、すごい数になったという。

「読者モデルの旬って、25〜30歳くらいまで。そのときに本当にいい気になっていたんですね。夜や週末は華やかな世界にいるのに、月〜金曜日の9〜18時まで将来何の得にもならない地味な仕事を続けている。人生の浪費だと思い、辞表を提出しました。それに年収3千万円の彼の経済力を自分の経済力だと勘違いした部分もあります。この妙な自信があったから、勤務していた上場企業を退職するという暴挙に出たのだと。今思うと後悔して眠れない夜もあります」


当時の手取り月収は20万円。財形や401Kの制度もあり、社会保険が手厚く、年功序列制の昇給。あのまま勤務していれば、今の貧困はなかった。

「辞めて3年。最初の1年目は読者モデルとしての収入と彼からの家賃援助(月10万円)、ブログのアフィリエイトでOL時代の倍以上の収入がありましたが、2年目からは収入が下がる一方。アラサーになり、老化と共に撮影にも呼ばれなくなりました。それでアセり、呼ばれてもいないのにイベントに顔を出したり、服を買ったり、おつきあいにお金を使い、OL時代の貯金300万円があっという間になくなりました」

今成さんのその後の転落・・・はまだまだ続きます。

Suits-woman.jp

最終更新:5月30日(土)16時0分

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