社会

福島原発:廃液専用容器に不備 東電が早急に調査へ

10日前

 東京電力は22日、東電福島第1原発で汚染水を処理した際に発生する廃液などを入れた専用容器の1基に、必要なガス抜きの穴が開けられていなかったと発表した。穴の有無を確認していないまま使われている容器は全部で305基あり、東電は早急に調査するとしている。

 容器には、汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去設備「ALPS」(アルプス)の処理後に出る汚泥や放射性物質を含む廃液が入っている。水素ガスなどの気体が発生するため、原子力規制委は安全対策としてガス抜き穴を設けるよう東電に求めていた。

 4月上旬、容器のガス抜き穴から放射性物質を含む廃液が漏れていたことが発覚。これを受けて点検作業をしていた協力企業の作業員が、4月下旬にふたに穴のない容器を発見した。容器約1400基のうち、穴の有無を検査していなかった容器は未使用分も含め334基あったという。

 穴がなかった原因について東電は「米国工場で容器が製造される過程で、穴開けの作業が飛ばされたのではないか」と推測している。【斎藤有香】

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