日本年金機構:個人情報125万件流出 ウイルスメールで
毎日新聞 2015年06月01日 17時12分(最終更新 06月01日 18時03分)
日本年金機構は1日、外部からのウイルスメールによる不正アクセスで、個人情報約125万件が流出したとみられると発表した。
年金機構によると、基礎年金番号と氏名、生年月日の流出が約116万7000件▽基礎年金番号、氏名、生年月日、住所の流出が約5万2000件▽基礎年金番号と氏名の流出が約3万1000件。年金機構は先月19日に警視庁に捜査を依頼した。
年金機構によると、5月8日と18日に不正アクセスを確認。19日に警視庁に捜査を依頼し、28日に情報が流出していることが判明したという。
ウイルスが添付されたメールを複数の職員が開封したことが情報流出の原因とみられるという。積立金額や職歴などの情報が管理されている社会保険オンラインシステムへの不正アクセスは確認されていない。
年金機構は情報が流出した人に文書で知らせると共に、基礎年金番号を変えるなどして対処する。年金機構は相談電話窓口を設置して対応する。電話番号は0120・818211。時間は午前8時半〜午後9時。