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【プロ野球】

オリックスは早くも自力V消滅 今季最多借金15

2015年6月1日 紙面から

オリックス−広島 ふがいない試合内容にベンチで指をくわえるオリックス・森脇監督=京セラドーム大阪で(飯室逸平撮影)

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◇広島2−1オリックス

 広島が逆転勝ちで同一カード3連勝。0−1の7回にシアーホルツの三塁打で追い付き、8回は松山が勝ち越しソロ。福井は8回途中まで1失点で4勝目。オリックスは西の7イニング13奪三振の力投が白星につながらず、借金は今季最多15。

      ◇

 西の好投に報いることができず、連日の1点差負けで広島に3連敗を喫し、オリックスの借金は今季最多の15に膨れ上がった。ソフトバンクが勝ったため、54試合を終えた段階で自力優勝の可能性が消滅した。

 西は自己最多の13奪三振と奮闘したが、「こういう日もあるって感じです」と淡々と話した。1点リードの7回、2死一塁でシアーホルツに中前同点三塁打を喫した。駿太がダイレクト捕球を狙って前進したが、ワンバウンドで頭を越され、一塁走者が生還。「(打球判断に)悩んだかもしれない。次につなげてほしい」と後輩をかばった。

 さらに、8回に登板した佐藤達が先頭の松山に本塁打を浴び痛恨の逆転負け。「制球ミス。自分の投球を含め、もっとよくしていきたい」と肩を落とした。

 打線はT−岡田の4号ソロによる1点だけ。昨オフに中島、ブランコ、小谷野らを獲得し、悲願のリーグ優勝に向けた大補強を打ったが、最下位に低迷する現状が恨めしい。森脇監督は自力優勝の可能性が消滅したことについて「そういうのもすべて、発奮材料にしていくことが大事」と悔しさを押し殺した。今季19度目の逆転負け。1点差試合は2勝14敗と痛い数字が残る。

 試合前には森脇監督、瀬戸山球団本部長、加藤編成部長が約1時間、戦力面などについて会談した。しかし結果は伴わず、先発陣の頭数も不足したままだ。 (中野裕美子)

 

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