改正道交法:1日スタート 自転車のルールを街頭指導

毎日新聞 2015年06月01日 10時41分(最終更新 06月01日 11時51分)

改正道路交通法が施行され、自転車利用者らに交通ルールの順守を呼びかける警察官ら=東京都世田谷区で2015年6月1日午前8時8分、小川昌宏撮影
改正道路交通法が施行され、自転車利用者らに交通ルールの順守を呼びかける警察官ら=東京都世田谷区で2015年6月1日午前8時8分、小川昌宏撮影

 危険な交通違反を繰り返した自転車利用者に講習受講を義務付ける改正道路交通法が1日施行され、警視庁世田谷署と国土交通省東京国道事務所は東京都世田谷区の国道246号交差点で、自転車利用者に交通ルールを守るよう呼びかけた。この付近ではバスレーンと自転車走行場所の共用も同日開始され、その周知も行われた。

14項目の「危険行為」
14項目の「危険行為」

 改正法では、酒酔い運転や信号無視などで3年以内に2回以上、交通切符を切られた14歳以上の自転車利用者は、運転免許センターなどで講習を受けなければならない。この日は午前8時から、同署員や国道事務所職員が自転車で通勤・通学する人らに対し、制度の概要や自転車の交通ルールを書いたチラシを500部配った。警視庁はこのほか都内各地で街頭指導を行った。

 一方、バスレーンと自転車走行場所の共用は今年2月に国道246号の上馬(かみうま)交差点−駒沢交差点間の約1キロでスタートしたが、1日、さらに渋谷方面へ三軒茶屋交差点まで約1キロ延ばした。他の車が入れないバスレーンに自転車を走らせ安全性を高める取り組みで、レーン左端に自転車の走行位置と方向を示す矢羽根をペイントしている。【北村和巳】

最新写真特集