スポーツのしおり
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【社会】ノーの行進 安保法制反対 さいたま集結
集団的自衛権の行使を容認した閣議決定や安保法制に反対する集会「5・31オール埼玉総行動」が三十一日、さいたま市浦和区の北浦和公園で開かれた。県民ら約一万人(主催者発表)が参加し、「自衛隊を戦地に派遣するな」「憲法九条を骨抜きにするな」などと気勢を上げた。 埼玉県内の平和団体や労働組合など八十五団体でつくる実行委員会が主催。埼玉弁護士会元会長の小出重義さんが主催者を代表し「自衛隊が外国で戦争できるようになり、憲法はあってなきものになる。法の破壊を打ち破るには国民の行動しかない」と強調。ゲストとして演壇に上がった元自衛官の泥憲和(どろのりかず)さんは「立場や思想を乗り越え、目の前にある危機に立ち向かおう」と呼び掛けた。 集会に続き、参加者たちは「九条こわすな」などと書かれたプラカードを掲げてデモ行進。参加した埼玉県農業大学校二年の芦野大地さん(20)=新座市=は「日本が戦争できる国になってしまったら、私たちの世代が徴兵されるという不安がある。歯止めとなる九条を無視するのは許せない」と話した。
◆さようなら原発 上野公園で集会九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)や関西電力高浜原発(福井県)の再稼働反対を訴える市民集会「さようなら原発 Live&Talk」が三十一日、東京都台東区の上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)で開かれた。 主催団体によると、約千二百人が参加。集会後には会場周辺でデモ行進を行い「原発を止めて、未来、大地、子どもたちを守れ」と声を上げた。 主催団体の呼び掛け人の一人、作家の落合恵子さんは集会で、三十日夜に発生した小笠原諸島沖を震源とする地震に言及。「地震による停電が原子炉で起きたらどうなるか、私たちは(東京電力福島第一原発事故で)体験済みではないか。そういう列島の上に生きていることを、もう一度、力を込めて思い出そう」と呼び掛けた。 PR情報
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