皆さん、こんにちは。
マネーの伝道師ピタゴラです。
古来から日本人は…
宵越しの銭は持たない。
食卓でお金の話をするのは汚い。
などと言われてきましたが!
このご時世、そんなキレイ事は言ってられないでしょうがっ!
※当の私は「Show me the money!!」(給料上げてよ!!)が口癖です。
本日はですね、ちょっと気になるけど人に聞けない、お金の話シリーズの第一弾として「ビットコイン」について触れてみます!
「ビットコイン」というと、昨今、経済ニュースなどでも話題になりましたが、詳しいことは分からない!概念が理解できない!初めて聞いた!という方も多いと思います。
この機会に、「ビットコイン」のイメージだけでもお持ち帰りください!
では、参りましょうか!
ビットコインとは、仮想通貨の一種で、単なる「電子帳簿ソフトウェア」、つまりは「決済システムのフリーソフト」のことです。
公的権威の与えられている<通貨>とも<電子マネー>とも異なります。
………?!
えっ、そんなんええんかいな?
お金をフリーソフトで管理するとか怖いんちゃうの?
膝はガクガクブルブル?
↓
結論から言うと、決して怖くはありません。大丈夫です。
それはなぜかと言うと、このビットコインのソフトウェアは、世界中の優秀なエンジニアたちが一同に集まって、有志として運営を行っているからです。
イメージとしては、世界中の人たちが知識を出し合って情報を作り上げる、皆さんも普段からお世話になっているであろう、Wikipedia(ウィキペディア)に近いものがあります。
世界中のスーパーなエンジニアたちが、そのシステムへの不正アクセスやバグを未然に防ぎ、運営をしている、という点で共通します。
Wikipediaでも、誤った情報が書き込まれたりすると即座に、どこからともなくスーパーな監視人がやって来て、正しい情報に書き換えたりします。
そして、現代のネット社会では、Wikipediaは市民権を得ています。
皆さんも、辞書代わりにWikipediaで、何かの情報を調べたことがある方が多いのではないかと思います。
ここで、質問です!
Wikipediaが怖いですか?
おそらく、そんな考えは一切ないはずですよね。
十分な信頼の元に成り立っているはずですよね。
もちろん、一部誤った情報が載り続けている、ということもあり得ますが…
Wikipediaと同様に、ビットコインが普及して市民権を得ることも、そこまで無理難題ではありません。
もちろん、人々の生活を根底から大きく変えるものなので、今すぐにビットコインを導入しちゃいましょう!!という話ではありませんが、近い未来に皆さんが当たり前のようにビットコインを活用している可能性はあるのです。
では次に、ビットコインの概念は何となく分かったけど、実際どうやって使うの?という話に移ります。
まず、ビットコインは(仮想)通貨なので、貯めておく場所がないと始まりませんよね。
振込先となるビットコイン用の口座・アカウントが必要となります。
そして、このビットコイン用の口座ですが、銀行とは異なり、自分で作ります!
26文字から35文字の範囲で、大文字小文字、数字の乱数(ランダム)を自ら発行します。
※実際にはそういったプログラムが既に備わっているので、ユーザーはそのボタンを押せば手続きは完了です。
例えば、
「1Ac6ku8AoYpNyrmTk2FwKygT」
こんな感じで。
なお、この文字数列を「ビットコインアドレス」と呼びます。
皆さんが普段インターネットサービスを利用するときに、自ら発行することの多いユーザーIDに近い認識です。
いざビットコインで取引をする場合、上記のような固有の文字数列を、例えば振り込んでほしい相手に伝えればOKです。
相手は、現代のインターネット振込みと同じように、ビットコインアドレスに振り込みたい額を管理画面から入力するだけです。
また、これはQRコードにも置き換え可能で、QRコードをPCなどで表示し、それをスマホで読み込んで決済!なんてことも可能です。
言ってしまえば、FacebookやTwitterに近いライトな通信感覚で、国内のみならず世界中で、決済のやり取りをいつでもどこでも行うことができてしまいます。
その利便性により、ビットコインによる決済は、欧米では既に導入の取り組みが始まっており、今後はクレジットカードや電子マネーよりも利率が低い点で、大いに期待が高まっています。
どんどん普及していけば、もちろん公共料金の支払いや、ゆくゆくは保険料金の支払いなども、ビットコインでの決済が台頭してくるかもしれませんね。
以上、ビットコインについて、軽くでもイメージすることはできましたでしょうか?
まとめますと、
「ビットコイン」は通貨の名称でもなく、
はたまた電子マネーでもなく、
誰でも使用できる世界共通の電子帳簿(決済システム)です。
人々の生活に浸透するまでには、まだまだ時間は掛かりそうですが、
【私たちの生活をより豊かに、より便利にしてくれるためのツール】
ということは間違いありません。
Wikipediaというサービスが出来たことで、世界中の生活者が自ら率先して分からない事を調べ、見聞が広がり、知恵の共有という文化が醸成されていきました。
電子決済の分野において、ビットコインというサービスはそれと同じ充実感と興奮を、私たちにもたらしてくれるかもしれません。
次回は、「ビットコインの導入実例と今後はこうなっていくのでは…?」という未来予測を取り上げようと思います。
以上、ピタゴラでした!
またお会いしましょう♪