悩める韓国の中高生、自殺原因1位は「学校の成績」=韓国ネット「卒業しても『学業』ストレスは終わらない」「部活の盛んな日本がうらやましい」
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調査結果によると、自殺当時、何らかの悩みを抱えていたことが分かった生徒は75人。原因は、成績が26.8%で最も多く、次いで鬱(うつ)21.1%、家庭の問題18.3%、友人間の問題7.7%、異性問題6.3%などとなった。成績に悩んでの自殺が最も多かったものの、10人中2人は、学校の成績が上位クラスの生徒だった。
翰林大誠心病院精神健康医学科のホン・ヒョンジュ教授は「自殺した青少年の悩みで学校の成績が挙がることは、世界的に見てほとんど例がない」とし、「韓国の青少年が学業で強いストレスを受けていることを再確認できる結果」だと述べた。
これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「目を覚ました瞬間、今日も退屈でつまらない日常の繰り返しが始まるんだと思う。だから、朝目が覚めるのが本当に嫌だ。学校を楽しい場所にしてください。日本では、放課後にいろんな部活動をするって聞く。うらやましい。韓国の学校では勉強しかしない」
「教育ママ・パパが原因だろう。勉強ができることが成功じゃない。もっとやりたいことをさせてあげよう」
「人間には人となりが一番大事。どんなに勉強ができても、人が悪ければ使い物にならない」
「子どもたちが首をつり、大人は漢江(ハンガン)に飛び込む。異常な国だ」
「20代の自殺原因1位は、就職難からのストレスだと思う」
「中高生だけでなく、卒業後も『学業』のストレスは終わることがない。就職しようにも何か勉強しなければならないし、資格を取って『スペック』を上げるにも、本で勉強して一定の点数以上を取らないといけない」
「できないと、できないからと勉強させて、できる子も1位を取らないと勉強させて…。子どもは褒めてあげないと」
「こうやって騒いだところで、何になる?」
「表向きには『成績』だと演技しているんだろう。本当の理由は本人にしか分からない」(翻訳・編集/和氣)