なぜ、ネット上で女性/フェミ叩きを趣味とする自称非モテ男性というのは、極端な経済的な格差を生み出してしまった日本の社会政策や、
貧困の連鎖を生み出している育児/教育への公的支出の少なさを批判することより、女性・フェミ叩きに盛り上がっているのかと不思議だった。
結局のところ彼らって、人間関係をつくるのが不得意で不器用さゆえに恋愛できない女性が、容姿に対するプレッシャーを過度に内面化して
失敗の原因を”わたしが愛されないのは太ってるせい。男は脂肪が嫌い。”と単純化して過度なダイエットや整形をするような状態なんじゃないだろうか。
消費社会の定番となった下品な煽り『コスメや服にお金かけないとモテない/車やいい時計がないとモテない』みたいなダサい売り文句を真に受けて
容姿に対するプレッシャーや、経済力に対するプレッシャーというものに縛られすぎているという点で、似ている気がする。
そもそも女性が嫌いなら恋愛しなければいい。女性が好きならトライ&エラーで自分も相手も大切にするやり方を身につけていくしかない。
にも関わらず、ネット上で女性叩きを趣味とする自称非モテ男性というのは、対人関係のつたなさを自覚し試行錯誤するなかで、
どうしたら相手に自分の魅力が伝わり、自分も相手も居心地よく過ごせるような関係を築いていけるかを学ぶかわりに
“俺が恋愛できないのは金がないせい。女は男の金か顔しか見てない”という風に、単純化して時間を空費しているようにしか見えない。
もちろん、経済的な側面というものを軽視するつもりはない。でも人間同士の恋愛は、孔雀のように羽ひろげてダンスして
一丁あがりというわけにはいかないし、顔と肉体が生きたダビデ像で、家中に金塊が積んであったら恋に落ちるというわけではない。
一連の話題の中で"弱者男性"について様々に語られていたけれど、
不安定な雇用を強いられている経済的弱者男性と、人間関係が不得手で好きな人とうまく関われないという困難を抱えた
恋愛・結婚・性における弱者男性はわけて考えたほうがいいのではないだろうか。
前者の、経済的な格差や不安定さという側面は、社会政策の失敗の帰結であり早急に対策がとられるべき問題。
社会や政治は口を開けて待っていても決して自分の望む方向には変わっていかないし、いわんや女性やフェミニズム批判をしても、
それは的外れというものであって、労働や格差をめぐる問題が解決することは決してないと思う。
一方で後者の、人間関係をめぐる困難というものは、より個人的な問題であり、社会の側面からの対応が迫られるというよりは、
人間性や性格と言われるような、その人自身が生きていく過程で身につけたコミュニケーションの型や、 認知の歪みをひとつひとつ見直していくことでしか
解決できない問題ではないかと思う。それぞれの性格がつくりあげられてきた過程が多様であるように、学ぶ過程も多様なものなのだと思う。
経済的な格差や不安定さは、一刻も早く対策がとられるべき重要な問題であるし、結婚の困難や少子化に深刻な影響を与えている。
特に、今なお男女の賃金格差は歴然と存在し(部長職の男女比95:5、取締役で99:1)、教育費の公的支出がOECD最下位の日本において
育児の家庭負担は大きく、いずれ家庭を持ち子供を育てることを前提とした付き合いであれば、結婚・恋愛相手の男性の経済力の有無は、
女性側から見てとても無視できないし、多くの場合重視される。ただ当然のことながら、経済的な部分は重要な要素ではあれど、
経済力がなくてもそれを補うほどの人間的魅力に惹かれて、結婚するという事例は少なくないし、その逆も然り。恋愛や結婚において、
経済力というものが、相手の人間性や互いの相性などと同様に、主要なファクターであることは否定しない。
ただどうして、女性/フェミ叩き非モテの男性という人々は(実在数は少ないと思う。ネット上で目立つだけで)、
経済的要因に着目する場合であっても、労働や賃金をめぐる格差と不安定さ、貧困の再生産の問題の解決を政治に求めていくのではなくて
(ごくわずかな)女性強者と男性弱者の対比という構図を用いて、女性やフェミを叩くほうにエネルギーを使ってるんだろう?
女は「男性をATMとしか思ってない」とか「イケメンならなんでも許される」というような、極端な語り口は
結局のところ、彼ら自身の歪んだ女性観・恋愛観によって、”自らを親密な人間関係から疎外された状態”に追いやっていることを
すみません、まだ全部は読み切れてませんが 少なくとも一人のフェミ批判者としての僕は、なにかを求めてフェミ批判してるわけでも、なにかを解決するためにフェミ批判をしているわ...
フェミは性差別を女性視点で解消することを目的とする思想であって、それ以外の格差問題を積極的に取り扱わない事をもって批判するのは筋が違う。 例えばフェミの中でも「男性規範...
>フェミは性差別を女性視点で解消することを目的とする思想であって その思想性について「どうして性差別を女性視点で解消しなければならないの?」と質問されたとします。 その質...
その思想性について「どうして性差別を女性視点で解消しなければならないの?」と質問されたとします。 その質問についてどう答えられますか? 「うちら女性が社会の中で既得権...
そうですね、それなら少なくとも矛盾はない。
フェミは性差別を女性視点で解消することを目的とする思想であって その思想性について「どうして性差別を女性視点で解消しなければならないの?」と質問されたとします。 ...
なるべくなら、そういうことよりもまず「どうして性差別を女性視点で解消しなければならないの?」という質問に答えてもらいたいですね。 そしてそこで得られた答えを僕は「どうし...
「どうして性差別を女性視点で解消しなければならないの?」という質問に答えてもらいたいですね。 日本が性別によって人権に差をつける社会ではないから。 長大なスレッドにな...
なぜ、性別によって人権に差をつけてはいけないんでしょう? あと、日本が性別によって人権に差をつける社会ではないなら、既に女性差別は存在しないのでは?
一義的には日本国憲法にそう既定されているからです。人権思想の成立にかかわるロジックの復習は文献にあたって欲しい あと、日本が性別によって人権に差をつける社会ではないな...
どちらも同意です。 ところで、日本が性別によって人権に差をつける社会ではないというのはわかりました。 では、日本が弱者男性かそうでないかによって人権に差をつける社会でしょ...
では、日本が弱者男性かそうでないかによって人権に差をつける社会でしょうか? あるいは、日本が弱者かそうでないかによって人権に差をつける社会でしょうか? 論理が逆です。...
フェミニズムの目標は、あくまで女性の当事者性にもとづく「女性視点での性差別・性役割の抑圧の解消」であって 「性差別を女性視点で解消しなければならない」 というように、...
なるほど。フェミニズムに特に何も要求はないけれど、という方もいらっしゃるんだなと新鮮です。 日本の学校教育でフェミニズムに触れる機会ってあまりありませんよね。 日常生活...
具体的なフェミニストの方はむしろ僕の批判の対象外であるばかりか、尊敬の対象であることがほとんどだと思いますよ。 そういう方のフェミニズムというのは、哲学的・論理的基盤が...
その後続となる一般人的フェミニズムと呼べるであろう集団は、そうした矛盾を抱えてしまっている。 いえ、あなた以外は特に矛盾とは捉えていないようです。 具体的にどこが矛盾...
そりゃ人権を前提にしたら一般人のフェミニズムの方々が困るでしょうから。 だって人権を前提にしてしまうと、弱者男性の人権も尊重しなければいけませんものね? そうすると彼らを...
人権を前提にしていないフェミなんてあり得ないですよ。 その前提をもってしてもフェミが差別の当事者として是正にあたれとまでは言えないという論理も散々既出です。一連のスレッ...
すいませんが、匿名なのであなたが誰かなんて僕には分かりませんよ。
だって人権を前提にしてしまうと、弱者男性の人権も尊重しなければいけませんものね? そのとおり。 そうすると彼らを助けなければならなくなる。 そんなことはない。「Aの人...
ですねー なので女性の人権を尊重しつつ女性差別無視する解はありえます
なので女性の人権を尊重しつつ女性差別無視する解はありえます だれが?
http://anond.hatelabo.jp/20150531214626 http://anond.hatelabo.jp/20150531213922 のかた、 ちょっと僕の存在がかなり迷惑になっているようですので(すみません) http://anond.hatelabo.jp/20150531215052 のかたに用意...
フェミがいなくなったらキモくて金のないおっさんだけになっちゃうよー おいていかないでえええええええええええええええええええええええ
すいません、置いて行きます。 おまえはそこでかわいてゆけ。
過去ログやないかい、流れたやないかい まぁええわ
論理的支柱になるような人物と、運動に携わるその他大勢の素朴な人々の間には、埋めがたい差があり それがもどかしく、不愉快でもあり、時に邪魔に感じるってのはフェミニズムに限...
長いっす。 フェミを叩くのは、多分なんかのきっかけで(ネットとかで)フェミに絡んで、その言動にむかついたからだと思います。ネットの応酬ではよくあることです。一応彼らの視...