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午後10時以降の残業禁止 退庁30分余早まる
6月1日 4時22分

厚生労働省は、長時間労働の是正に向けて、ことし3月から午後10時以降の残業を原則として禁止したところ、これまで午後9時を超えていた職員の平均の退庁時間が午後8時台に30分余り早まったとして、今後さらに取り組みを強化することにしています。
長時間労働の是正を企業に求めている厚生労働省は、率先して働き方改革を進めようと、ことし3月から、午後8時までに仕事を終えて退庁するよう職員に求め、午後10時以降は原則として残業を禁止する取り組みを始めました。
厚生労働省が、取り組みを始めてからの1か月間について職員の勤務実態を調べたところ、午後8時を超えて仕事をしていた職員は全体の57%で、去年の同じ時期と比べて8ポイント減ったほか、午後10時を超えて仕事をしていた職員は、去年の同じ時期より14ポイント減って18%でした。
そして職員の平均の退庁時間は、去年の同じ時期が午後9時3分だったのに対し、30分余り早まって午後8時29分となりました。
厚生労働省では一定の効果が確認されたとして、今後、勤務を始める時間を1、2時間程度早める「朝型勤務」の導入を検討するなど、さらに取り組みを強化することにしています。

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