第1原発の港湾内4カ所で最高値 汚染水漏えい影響か東京電力は30日、福島第1原発港湾内の4地点で、海水中に含まれるベータ線を出す放射性物質の濃度がそれぞれ過去最高値を更新したと発表した。第1原発では29日にホースからの汚染水漏えいが判明。排水路を通じて港湾内に流出した影響で濃度が上昇した可能性があるという。 東電は「港湾外への影響はない」としている。 東電によると、29日朝に採取した海水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり190~320ベクレル検出。前日までの数十~100ベクレル程度を上回り、各地点の過去最高値となった。その後濃度は低下した。 【共同通信】
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