独紙、IMF専務理事のギリシャユーロ圏離脱めぐる発言を訂正
[ワシントン 29日 ロイター] - 独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は29日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がギリシャがユーロ圏を離脱する可能性はあると発言したとの前日の報道を訂正した。
同紙は前日、29日付の同紙に掲載予定のインタビュー記事で、ラガルド専務理事がギリシャがユーロ圏を離脱する可能性は存在するとの見方を示したと報道。
ただ同紙は29日付の同紙に実際に掲載された記事の内容の一部を「変更した」とし、問題の箇所を「ギリシャの離脱を望む者はいない」に変えた。
IMFが公表したインタビュー原稿によると、ラガルド専務理事は「これは複雑な問題だが、ユーロ圏内におけるギリシャの将来的な道筋について欧州諸国は合意できると考えているため、欧州がこうした問題に直面せずに済むことを望んでいる」と発言。
これに続き「ただ、そうした可能性は」と述べているが、文章を明確に終わらせていない。
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