<堤幸彦監督>「イニシエーション・ラブ」 仕掛けのヒントは「見る人の習慣みたいなもの…」
まんたんウェブ 5月31日(日)14時58分配信
俳優の松田翔太さんと女優の前田敦子さんが出演する映画「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督)が公開中だ。乾くるみさんの小説を基に実写化。1980年代後半の静岡と東京を舞台に、奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユの恋愛模様を描く前編(Side‐A)と、遠距離恋愛を始めた2人の関係が崩壊していく後編(Side‐B)の2部構成で、原作のラスト同様、最後の5分で物語が一変する衝撃の展開が待ち受けている。メガホンをとった堤監督に、映像化でこだわった要素や見どころについて聞いた。
【写真特集】最新作「イニシエーション・ラブ」の魅力を語る堤監督
◇観客の習慣を利用してトリックを構築
映画は、最後の2行でラブストーリーが驚がくのミステリーに変ぼうすることで話題を呼んだ小説が原作。今作のジャンルを「基本はミステリー」と堤監督は言い、「作っている側と見る側との駆け引きというかだまし合いのような作品だと思う」と説明。「基本的な恋愛のストーリーでもあって、男性から見ると圧倒的に魅力的な女性が2人現れたとき、果たして自分がどうするかという、ある種の理想、いや妄想を語る映画でもあるのでは」と続け、「女性が見たら、自分があの立場だったらどうするのかなということを考えさせられるはず」と恋愛要素も入っていることを男女それぞれの目線で語る。そして、「いろんな世代の方々が参加できる作品なのでは」と結論づける。
小説の「叙述トリック」を表現するため、原作者である乾さんのアイデアも盛り込みつつ、「映画やテレビなどを“そういうもの”だとして見るという、見る方の習慣みたいなものを利用した」とトリックの出発点を明かす。小説の読者が映画を見るにあたっては、「原作を知っていらっしゃる方は『なるほどそうきたか』と」と感じてもらえるようトリックを作り上げたといい、「だまされないぞと思いながらも、やっぱりあの恋愛模様にはぐいぐいと引きずり込まれていくというふうにはしたかった」と振り返る。
恋愛、ミステリーとどちらの要素も持つ作品を映像化する上で、「あとで見直して『なるほどそうなのか』という部分」にこだわり、「すべてが分かったあとに見直すと、『そういうことなんだ』という要素やキーワードはいくつかちりばめている」という。そして、「これはミステリーものとして必要なことだろうし、時間経過が分かったあとに見ると、なるほどと思うはず」と自信をのぞかせる。
- 俳優 松田翔太(マツダショウタ)
- 誕生日:1985年 09月10日
- 星座:おとめ座
- 出身地:東京
- 血液型:A
- [ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部リンク) ]
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