社会保険料は所得税より多いという池田先生のブログが注目を集めている。
このブログを読んで、池田先生は、ずいぶんと控えめな表現をしたものだと感じた。
というのも、社会保険料は所得税より多いどころか、5倍ほどの額になっている。
5倍というのは嘘に違いないと思うだろうが、ちゃんと計算してみよう。ブログ記事から、30代社会人の給与明細の部分を引用する。
(引用:http://agora-web.jp/archives/1643374.html)
所得税と住民税の合計は、24,460円。
健康保険と厚生年金、雇用保険の合計は、54,037円。
しかし、この健康保険と厚生年金というのは、本当はこの額ではない。会社が同額を負担しているからである。
本当の額は、健康保険が、38,228円、厚生年金が66,402円だ。雇用保険はさらに会社負担分が多いので、総額は4,650円になる。しめて合計は、109,280円になる。
つまり、所得税などの税金の4.46倍もの社会保険料を払っているということだ。
これを言うと、企業負担分は、企業の負担だから、関係ないという理屈を持ち出す人がいるがそうではない。誰が払うにしても、その個人の社会保障の負担額は、誰の財布から出ようが同じだ。つまり、この30代の会社員は、会社が補助してくれているものの、月に11万円もの社会保険料を国庫におさめる義務があることは変わりない。
国民健康保険が非常に高いことはよく知られる。このサラリーマンの年収の個人事業主は、ゆうに月に6万円以上は健康保険に支払う必要がある。これは全額本人負担だからだからそうなのでるが、仮に半分を誰かが援助してくれたとしても、総額6万円かかっているのは変わりない。
一方、企業側からみた人件費というのは社会保険料を含んだ金額だ。これは歴然とした事実である。企業負担分というのは、そのひとの人件費の中に含まれている。これに魔法は存在しない。