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【プロ野球】

DeNA・筒香、スタメン復帰即マルチで勝利に貢献

2015年5月31日 紙面から

ロッテ−DeNA 2回表無死、左前打を放つ筒香=QVCマリンで(七森祐也撮影)

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◇DeNA5−1ロッテ

 DeNAは1−1の7回2死一、三塁から代打下園の適時打で勝ち越し、9回には石川の適時打、桑原の三塁打などで3点を加えた。井納は7回2死満塁など要所で粘り、8イニング1失点で4勝目。ロッテは連勝が3で止まった。

     ◇

 帰ってきた4番がキヨシ軍団に安心感を吹き込んだ。右もも裏を痛めていた筒香が5試合ぶりにスタメン復帰。2回に先制の口火を切るなどマルチ安打をマークし、DeNAを26日ぶりとなる4点差以上の快勝に導いた。

 「まったく痛みは感じなかった。打席でも怖さもなく、思い切り振ることができた」。スタメンを外れた4試合はチームが1勝3敗。首位でありながらも漂い始めていた重苦しい空気を自らのバットで振り払った。

 2回にチーム初安打で出塁して先制のホームを踏み、8回にも右前打。走塁面も問題なかった。中畑監督が「まだドクターストップがかかっている」と言うように守備はできない。それでも、セの打撃3冠も視野に入る主砲の存在が、チームの精神安定剤になったことは間違いない。

 指揮官も賛辞を惜しまない。「最初の安打で空気を変えてくれた。『打てる』という雰囲気をつくってくれた。あらためてゴウの存在感をみんなが感じたんじゃないか」。言葉の端々に絶大な信頼感がにじむ。

 筒香も勝敗を背負う4番の重責を痛いほどに分かっている。「チームに迷惑をかけていたので少し前に進むことができて良かった」。快進撃の象徴でもある主砲が戻り、キヨシ軍団が再加速の態勢を整えてきた。 (井上学)

 

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