中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人・橋本が決勝の適時二塁打 仙台育ちが地元で躍動

2015年5月31日 紙面から

地元仙台で楽天に勝利し、ファンの声援に応える巨人・橋本=コボスタ宮城で(岩本旭人撮影)

写真

◇巨人5−3楽天

 巨人は2−3の8回に立岡の適時打で同点。延長11回は2死二塁から橋本の左翼線二塁打で勝ち越し、さらに失策でもう1点を加えた。9、10回を無得点に抑えた沢村が4勝目。楽天は4回以降の好機で攻めきれなかった。

     ◇

 杜(もり)の都の空に背番号32の雄たけびがこだました。巨人を勝利に導いたのは仙台育ちの橋本だった。延長11回2死二塁で長谷部の直球を左翼線へ流し打ち。勝ち越しの適時二塁打だ。さらに、三盗を試みて長谷部の悪送球を誘い生還。延長戦にけりをつけた。

 「6打席もチャンスをもらったので、結果を出したい一心だった」と橋本。両親や知人がスタンドで熱い声援を送る前での決勝打。喜びはひとしおのようで、「仙台で活躍する姿を見せるのが一つの夢だったので、よかったです」。ヒーローインタビューでは満面の笑みが絶えなかった。

 大事な場面で持ち味を発揮した。橋本の売りはポジティブな姿勢。第1打席から3打席連続で凡退していたが、「感じは悪くない」と前向きにとらえていた。8回には左中間へ二塁打。この一打で弾みをつければ橋本のペース。延長11回は読みとは違う球にもかかわらず、ためらわずバットを出して快打につなげた。

 もちろん、原監督も合格点だ。「思い切りの良さがいい場面で出た」と評価し、31日も1番を任せる方針を示唆した。当然、本人の気持ちも高ぶる。「結果を出してチームに貢献するだけ。勝ち越して東京に帰りたい」。仙台育英高時代に慣れ親しんだ球場でのさらなる活躍を早くも宣言していた。 (川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ