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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】西武の中村、2発6打点でパ・リーグトップの今季49打点2015年5月31日 紙面から
◇西武9−2阪神西武は2回にメヒアのソロで追い付き、中村が3回に2ラン、4回に2打席連続本塁打となる満塁弾を放って勝利を手繰り寄せた。菊池は7イニング2失点、11奪三振で今季初勝利。阪神は横山、石崎の両新人が踏ん張れず4連勝でストップ。 ◇ 1本だけでは満たされなかった。4回2死満塁の好機に、西武の4番中村が低めのスライダーをペロリと平らげた。打球は大歓声の左翼席に届いた。「感触はどうかな、と思ったけど…。パワーがあったんでしょう」。カーブを仕留めた3回の13号2ランに続く『おかわり弾』は、通算13本目のグランドスラムとなった。 通算13本の満塁本塁打は、小久保裕紀らに並ぶ歴代4位タイ。「簡単じゃない」と口にしながらも王貞治が持つプロ野球記録の15本まであと2本と迫った。1試合2本塁打以上を記録したのは通算30度目で、西武球団では秋山幸二に並ぶ歴代2位だ。 自身の代名詞でもある「おかわり」の愛称は、打撃用の手袋などに刷り込むほど気に入っている。しかも、チームを勝利に導いた2発がうれしくないはずがない。計6打点の荒稼ぎで今季49打点、48打点の日本ハム・中田を抜きリーグトップに立った。田辺監督も「4番の仕事をしてくれた」とうなずいた。 2年連続で交流戦に負け越しているチームで、交流戦最多の通算62本塁打を誇る大黒柱のバットは頼もしい限りだ。この試合の2三振を加え、交流戦の通算三振数226も歴代トップ。相反する面を持つ球界屈指の長距離砲は、残り13試合の『セ界戦』でも脅威の存在となる。 (松田達也) PR情報
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