数日前、出張の飛行機に事故で遅れそうになって、電車内から携帯で直接航空会社に連絡して次の便に振り替えてもらおうとした。マナー違反であることは分かっていたが、航空券5万円ぐらいがこの電話にかかっている。仕方ない。優先席ではない席に座り、意を決して電話した。
なかなかお客様センターに繋がらない。ようやく繋がって事情を話し始めると、隣に座って眠っていた50代男性に2〜3回小突かれる。挙句に、電話をかけてない方の俺の耳元に、大声で「うるさい!!!」と、怒鳴り始めた。俺の話していた声は、そんなに大きくないはずだを少なくとも、俺と同じ席に俺の前に座っていた中高生女子(立っていたもう一人とぺちゃくちゃしゃべっていた)に比べれば。
仕方ないので席を立って、ドア近辺に移動すると、今度は若い乗務員が通りかかり、俺の電話に気づいた。携帯の利用をやめるように俺に話しかけてくる仕草を見せたその途端、咄嗟に、受話器から手を話し、「航空券の予約を取り消さないといけないんです!この電話に数万円かかってるんです!お願いします!お願いします!お願いします!」と頭を下げながら頼んだ。すると、「すぐに切ってくださいね」とだけ言って、立ち去った。
まぁ、今回の飛行機は、結局、時間内に空港にたどり着けてなんとかなった。
しかし、電車内の携帯通話禁止マナーについて考えさせられた。相手がいれば車内で話すことは禁じられていないのに、明らかに同じぐらいの声量でも携帯で話すことは認められないのは、なぜか?このマナーのせいで、本当に必要な電話も含めて、車内では一切通話できなくなり、かえってトラブルが増えているようにしか思えなくなってきた。
今回は出張だったから、最悪、自分がクビになれば済んだ。だが、例えば、「親が危篤で運ばれた病院がわからず、ちょうど聞いている最中」とか、そういう緊急時だったらどうするのか?通話を注意した人が、一生、「お前のせいで親の死に目に会えなかった」と非難されればいいのだろうか?
当然、そんな極端な例は例外だろう、という声が聞こえてきそうだが、よく考えてみると、車内通話には例外を許す規定がない。優先席なら「お体の不自由な方」と言った曖昧な表現で、若者だけど心臓病、みたいな例外的なケースも許すようにしている。女性専用車両にも、介護要因の男性や保護者に同伴された小さな男の子は入れる。車内携帯通話だけ、「通話はおやめください」で終わりで、一切の通話が禁止されているように見える。
そこで、車内携帯通話禁止でも、「緊急の場合を除き」という1フレーズを入れて、例外的なケースに対応できるようにすることを提案する。もちろん、緊急でないのに「緊急だ」といって世間話をし続ける輩が出てくるのは分かっているが、理由を問わず一律禁止の現状よりは、客同士が携帯通話で口論を起こすトラブルを防げるのではないか?
実際、調べてみると、車内携帯通話で口論になり、非常ボタンが押されて電車が遅延したとか、取引先からの電話をきれずに、車内で他の乗客から殴られたサラリーマンとか、注意する側が極端なために事件に発展した事例が多く見られる。これ、全部、「緊急の場合を除き」という一言を入れて、抜け道を作れば、注意した側も「勝手に緊急じゃないと判断したお前も悪い」と責任をとらせることができるのでは?
緊急って普通は110番とか119番のことだよ お前の仕事の都合なんて誰も知らないし、 それが通るなら女子高生からしたら友達の電話だって緊急だろう
なんで男子高校生の電話は緊急扱いじゃないんだよ性差別か? 左翼のみんな集まれーーーーーーーーーーー
元増田。まぁ、そういうと思ったわ。 緊急を110番か119番に限定するってどこかに書いてあるか?電車の例ではなく飛行機の例だが、夫の自殺するというメールに妻が電話で答えられずに...