例えそれが誰かの利益になるのだとしても、自分でそれを為そうと決めたのならそれはすべて自分のためでしかない



「差別を禁止する条例ができることで障害者が自信をもって生きられるようになる」 障害者差別禁止へ 条例つくる会設立 byアルファルファモザイク様

差別ねぇ…
差別ってものの定義があやふやなのに、禁止とか言われてもね。
差別って言葉を厳密に捉えるなら、いま支援法等で定められている様々な支援も差別ですよね?“特殊”扱いしてるんだから。それらも禁止ですか?

有川浩の「レインツリーの国」が文庫化されていたので最近購入。新書版は流し読みしただけだったので、改めてじっくり読んだのですが、この文庫版の解説部分に初めて知った事実が。

 『図書館戦争』がアニメ化された時、「恋の障害」が問題になりました。このエピソードはDVDの3巻に(「恋ノ障害」というタイトルで)収録されたものの、TVでは放映されなかったのです。

有川 (中略)例えばアニメで、小牧と毬江のエピソードが地上波で放送されなかったのは、毬江が聴覚障害者という設定だったからなんです。毬江のエピソードはTVではできません、ということがアニメ化の大前提だったんです。それを了承してもらわないと『図書館戦争』はアニメ化できません、と真っ先に言われたことがとても衝撃的でした。(後略)―――『活字倶楽部』2008年秋号「有川浩ロングインタビュー」

と解説の中にはあります。文芸誌なんか読まないし、そこまで熱心な信者でもないので初めて知りましたが、あの中途半端な話数のアニメ版図書館戦争にそんな事実があったとは。
アニメ版は正直なところ端折りすぎて面白くなかったので(OPとEDは大好きです)DVDなんかチェックしてなかったし。

都合の悪いことは隠せばいい。

それこそが差別ではないんですか?「都合の悪いもの」で括ってるんだから。
なのにそれを助長しようとする“自称”支援者たち。傍から見てると滑稽な事限りなし。
「障害者が自信を持って」?
誰かにお膳立てされた舞台の上でしか持てない自信だろ?
誰かに対し、何かを禁止することで得られたものなんてフェアじゃないんだから馬鹿にされても仕方ない。そこには「公正」さは存在していないんだから。馬鹿にされたくないなら等価交換の理屈は最低限守るべきではないかね?
リスクを負ってるから?んなもん負ってない人間なんていない。
程度が違う?そんなもん与えられた環境次第だろうに。

いい加減気づかないものですかね?
知らなければ理解もない。
なのに正しい理解を妨げるようなことばかりしようとする“自称”支援者たち。
差別をなくすための第一の方法はこういう連中が消えることだと思いますけどね。





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