コレをもっていたらあなたもカッコイイ大人
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パソコンサポートのプロが教える!初心者を卒業するパソコン講座
“セキュリティ対策をする”
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こんにちは!スマートデジライフの山崎です。
今回の初心者卒業パソコン講座は、
「セキュリティ対策をする」です。
インターネットを使っていて一番怖いのはコンピューターウィルスの感染です。
インターネットの普及に伴い、ウイルスに感染する危険性は日に日に増しています。
たとえ今は感染していないとしても、ウイルスに無関心ではいられません。
パソコンを新しく購入したら真っ先にセキュリティ対策をしましょう。
セキュリティ対策をしないのは金持ちが財布を出してでスラム街を歩くのと同じくらい危険です!
では、ウイルスに感染すると一体どのような症状が現れるのでしょう。
その典型的な例を挙げてみます。
・音楽を演奏する。
・異常なメッセージを表示する。
・画面表示が崩れる。
これらは明らかにウイルスの仕業とわかる症状ですが、
表面化しないウイルスの方が多く、以下の症状が生じた場合は
ウイルス感染の可能性が考えられます。
・システムが立ち上がらない。
・システムの立ち上げに異常に時間がかかる。
・システムが固まって動かなくなる。
・ユーザの意図しないディスクアクセスがおこる。
・ファイルが削除、破壊される。
・ディスクが破壊される。
ちなみにウイルス以外の可能性としては、
Windowsのエラーでシステムが立ち上がらないとか、
メモリ不足でシステムが固まって動かくなるということも十分考えられます。
いずれにしてもウイルス感染により深刻なダメージを受けてしまった場合は、
パソコンの再インストールをするしか方法はありません。
そうならないための対策をまずしておくこと、
万が一そうなってしまったための対策をしておくことが大事です。
それでは始めましょう。
セキュリティ対策の手順はこちらです♪
その1.Windows Updateを行う
その2.セキュリティソフトを設定する
その3.バックアップできるようにする
その4.リカバリディスクを作る
その5.ルーターを導入する
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その1.Windows Updateを行う
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パソコンには、セキュリティホールというソフトウェアの不具合が
発見されることがあります。これを放置してしまうと、不正プログラムや
クラッカーの不正侵入が容易になってしまい、情報が盗まれる原因となります。
ソフトウェアのメーカーからセキュリティホールを修正するための
プログラムが公開されますので、できるだけ早く対応することが必要です。
実はこれ、パソコンを買ってきて一番最初にパソコンを立ち上げ
Windowsをセットアップする画面で自動更新にするかどうか選択する画面があり、
ほとんどの人は推奨設定の自動更新にチェックを入れています。
本来であれば自動的にWindows Updateが行われるのです。
しかし、なぜここで改めてWindows Updateを行うのか?
それは、Windowsは元々アメリカで開発された製品で、
その更新時間はアメリカの昼時間となっているからです。
これを日本時間に直すと深夜の3時です。
大抵の人は電源OFFにしてますね。
そうするとWindows Updateは行われず、セキュリティホールだらけのまま
パソコンを使っているなんてことになってしまいます。
そうならないために、まずは最初にUpdateを行い、Windowsを最新にする。
そして、自動更新の設定をパソコンが起動している時間帯に直しておく必要があります。
【Windows Updateの方法】
※Windows7を対象に説明をしています。
※Update後には再起動が必要となりますので、
何かしら作業をしている時は一旦全て終えてからUpdateを行いましょう。
①[スタート] から [すべてのプログラム] – [Windows Update] をクリックします。
②左のメニューの一番上にある [更新プログラムの確認] ボタンをクリックします。
③利用可能な更新プログラムが検出されたら、[更新プログラムのインストール] ボタンをクリックします。
④[更新プログラムをインストールしています] と表示されている間にダウンロード、
インストールを実行します。しばらくお待ちください。
⑤[今すぐ再起動] ボタンが表示されたら、[今すぐ再起動] ボタンをクリックします。
コンピューターが自動的に再起動します。 [今すぐ再起動] ボタンが表示されなければ、
画面右上の [X] ボタンをクリックして Windows Update の画面を閉じて終了してください。
【Windows Update自動更新の時間設定方法】
①[スタート] から [すべてのプログラム] – [Windows Update] をクリックします。
②左のメニューの上から2つ目にある「設定の変更」をクリックします。
③重要な更新プログラムが「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」に
なっていることを確認し、その下の新しい更新プログラムのインストールの設定を
毎日(毎週○曜日と決めることもできます)、時刻を日中更新しても大丈夫な時間帯、
例えば昼休みに入る12:00にしておくとか、帰る前の18時頃にしておくといった具合です。
【Microsoft Updateも更新に含めておく】
重要な更新プログラムの下を見ていくとMicrosoft Updateの項目が出てきます。
これはMicrosoft製品、主にワードやエクセルの更新プログラムです。
バグの修正などをしてくれるのでチェックを入れておきましょう。
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その2.セキュリティソフトを設定する
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セキュリティソフトの設定は非常に簡単です。
ソフトを選んでインストールすれば終了です。
セキュリティソフトには以下の保護機能があります。
※機能はメーカーによって異なります。
・ウイルス・スパイウェア対策
・迷惑メール対策
・ファイアウォール
・子供に有害なサイトブロック
・フィッシング詐欺対策
・個人情報保護
・Webサイトの安全評価
・ウィルス被害からの修復
・バックアップと復元
・パソコン最適化
・レスキューCD作成
さてどんなセキュリティソフトを入れれば良いかですが、
有料のものと無料のものがあります。
もちろん、有料のものの方が信頼性は高く効果があります。
どちらを選ぶかは扱うデータの重要性で判断してください。
有料のソフトは家電量販店でパッケージ版を買うか、
メーカーサイトでダウンロード版を買うかの2通りの方法があります。
以下にオススメのセキュリティソフトをピックアップします。
・シマンテック ノートンインターネットセキュリティ
http://bit.ly/MBWzKb
1年間 3台までインストール可能 6,480円(ダウンロード版価格)
・トレンドマイクロ ウィルスバスター
http://virusbuster.jp/vb2012/lineup/
1年間 3台までインストール可能 4,980円(ダウンロード版価格)
・カスペルスキー マルチプラットフォームセキュリティ
http://bit.ly/K6IRzM
1年間 Widows,Mac,Android3台までインストール可能 6,279円(ダウンロード版価格)
・ソースネクスト ウィルスセキュリティゼロ
http://www.sourcenext.com/product/vs/home/
OSのサポート期間が終わるまで更新料0円 Windows7は2020年1月14日まで
1台までインストール可能 1,980円(ダウンロード版価格)
・キングソフトインターネットセキュリティ
http://www.kingsoft.jp/is/
無料 1日に数回画面右下に広告が表示されます。
広告が出ない有償版もあります。1年版980円 無期限版1,980円
アンチウイルスのみを扱った無料ソフト
・avast http://www.avast.co.jp/free-antivirus-download
・AVG http://free.avg.co.jp/download-avg-anti-virus-free
広告はなく、動作も軽いので扱いやすい無料ソフトです。
ただし、無料版にはファイアーウォール機能が付いていないので、
別途ファイアーウォールソフトを入れる必要があります。
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その3.バックアップできるようにする
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セキュリティソフトを入れて、これで安心!と思うのはまだ早いです。
パソコンは精密機器、いつ壊れるか分かりません。
パソコンの大事なデータは定期的にバックアップを取り、
バックアップファイルはDVDや外付けのハードディスクなどに入れておきましょう。
※外付けのハードディスクは別途購入する必要があります。
以下、Windows7のバックアップ方法を説明します。
①[スタート]→[コントロールパネル]を開き[システムとセキュリティ]
カテゴリにある[バックアップの作成]をクリックします。
②表示された画面内にある[バックアップの設定]をクリックします。
③[バックアップの設定]ボタンをクリックすると[バックアップを保存する場所の選択]画面が
表示されますので、バックアップを保存するドライブを指定します。
バックアップ先にはDVDなどの光学式ドライブも指定できます。
④[次へ(N)>]ボタンをクリックすると[バックアップの対象]が表示されます。
[自動選択]をオンにすると、システムイメージとすべてのユーザーのライブラリ、
デスクトップおよびWindowsフォルダー内のデータをバックアップします。
[自分で選択する]をオンにすると、指定したフォルダーやファイルをバックアップします。
今回は[自動選択]を選んで[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
⑤バックアップの設定画面が表示されますので、バックアップの対象となるフォルダーや
ファイルを確認してください。バックアップするスケジュールを指定したいときは、
[スケジュールの変更]をクリックします。
⑥バックアップする頻度や時刻を指定して[OK]ボタンをクリックすると元の画面に戻りますので、
[設定を保存して終了]ボタンをクリックします。
以上でバックアップが完了します。
バックアップしたファイルを復元したい場合は以下の手順で進めます。
①[スタート]→[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[バックアップの作成]をクリックし、
表示された画面の[ファイルの復元]ボタンをクリックします。
②ファイルを復元したいときは[ファイルの参照]ボタン、
フォルダーを復元したいときは[フォルダーの参照]ボタンをクリックし、
バックアップしたファイルを選びます。
③[次へ(N)>]ボタンをクリックするとファイルを復元する場所をきいてきます。
[元の場所]をオンにするとファイルのあった元の場所に復元されます。
[次の場所]をオンにすると、ファイルを復元する場所を指定できます。
[復元]ボタンをクリックするとファイルの復元が始まります。
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その4.リカバリディスクを作る
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万が一パソコンがウィルスに感染してしまったり、Windowsの深刻なエラーにより
動作がおかしくなってしまった場合は、Windowsを再インストールする必要があります。
その時必要になるのがリカバリディスクです。
購入時にリカバリ用のDVDが付いてくることもありますが、ない場合は自分で作らなければいけません。
ある程度セットアップを終えた状態でリカバリディスクを作成すれば、
復元時に再度同じ手間をかけずに済みます。
WIndows7 リカバリディスク(イメージ)作成手順
①[スタート]→[コントロールパネル]→[バックアップと復元]をクリックします。
②[システムイメージの作成]をクリックします。
③バックアップの保存先を決めて[次へ]進みます。
ここで任意の場所を選択することができます(DVDメディアに焼くこともできます)
④バックアップするシステムを決め[次へ]進みます。
⑤バックアップが開始されます。
容量によって時間がかかります。(パソコンの環境により異なります)
リカバリイメージ容量・・・約8.65GB
リカバリイメージ時間・・・約5分
リカバリイメージ容量・・・約16GB
リカバリイメージ時間・・・約9分
「③」で指定した任意の場所に「WindowsImageBackup」というフォルダが保存されます。
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その5.ルーターを導入する
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第2回目の講座で複数のパソコンをインターネットにつなぐ際に
ルーターを使用する話が出てきましたが、
実はセキュリティ対策としても大きな役割を果たしています。
ルーターには導入するだけでファイアーウォールの役目となり、
パソコンを不正アクセスから守ってくれます。
モデムとパソコンを直接つないでインターネットをしているということは、
パソコンを直接インターネットの世界にさらしているような感じです。
パソコンにセキュリティホール・脆弱性がある場合、
ものの数分でウイルスに感染することも考えられます。
ルーターを使えば、ルーターがパソコンの代わりに、
インターネットの世界とやりとりをするので、
パソコンはルーターの後ろに隠れるようなかたちになります。
ルーターはパソコンとインターネットの世界の間で
必要な情報だけを行き来させてくれるのです。
ルーターは複数台のパソコンを同時にインターネットに接続させるために使いますが、
利用しているパソコンが一台だとしてもルーターの導入をお勧めします。
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インターネットを使うならばセキュリティ対策は必須です。
今回説明したセキュリティ対策はあくまで基本ですので、万全ではありません。
セキュリティ対策は常に最新にしておかないと、
増えていく新しいコンピューターウィルスについていけません。
セキュリティ対策はネットを使い続ける限り必要なものなのです。
Windows Updateやバックアップなどはすぐにでもできることですので、
早速ご自身のパソコンで確認・実践してみてください。
すぐに覚えることができますよ。
今日も長くなってしまいました・・・(^^ゞお疲れさまでした。
次回は“おすすめの初期設定”について紹介していきます。お楽しみに☆