Updated: Tokyo  2015/05/31 10:28  |  New York  2015/05/30 21:28  |  London  2015/05/31 02:28
 

ネット証券5社、5月の株式売買代金が全て最高-日本株人気

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  6月6日(ブルームバーグ):インターネット証券大手5社の5月の株式売買代金がそろって過去最高を更新した。日本株市場の活況により、個人投資家 の売買注文が膨らんだ。

5月の株式売買代金はSBI 証券が18兆3107億円、楽天 証券は8兆2525億円、カブドットコム 証券が4兆718億円となり、それぞれ4月に続いて過去最高となった。松井 証券は5兆8569億円、マネックス 証券は3兆7584億円で、両社はこれまで最高だった2005年12月の記録を7年5カ月ぶりに更新した。ブルームバーグ・ニュースが各社に取材した。

松井証券広報・IR担当の林久美子氏は、「含み損を抱えていた既存客が含み益になったので、取引余力が増えて売買に戻ってきた」と指摘。また、「1日に何回も売買を繰り返す既存客が、黒田日銀緩和後にさらに活発に売買した」ことも背景にあると言う。

楽天証券広報担当の中原香緒里氏は、「日計りのデイトレーダーや新規顧客の小口資金、眠っていた顧客の株価上昇による利益確定売りが重なった」と話していた。

6日の東京株式市場では、SBIホールディングス株が一時前日比8.5%高の1395円まで大幅反発。マネックスグループも3%高の3万7650円、松井証は3%高の972円まで上げた。楽天は6%安まであった後、0.6%高と前日比プラスに転じる場面も見られた。一方、カブコム証は一時、5.9%安の531円まで下げた。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 thasegawa6@bloomberg.net;東京 Anna Kitanaka akitanaka@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Nick Gentle ngentle2@bloomberg.net

更新日時: 2013/06/06 10:47 JST

 
 
 
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