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南スーダン 460万人が飢餓に直面か
5月31日 8時33分

4年前に独立を遂げたアフリカの南スーダンでは、政府軍と反政府勢力による武力衝突が続いて住民の間で食料不足が深刻化しており、国連はこのままでは3か月以内に460万人が飢餓に直面するおそれがあると警告しています。
南スーダンは長年の内戦の末、4年前にスーダンから分離し独立を果たしましたが、おととし以降、政府軍と反政府勢力による武力衝突が続き、最近になって戦闘はさらに激化しているということです。
こうしたなか、多数の住民が農地や家畜、食料などを捨てて避難を余儀なくされており、さらに治安の悪化で援助団体が支援活動から撤退するケースも出ていて、住民の間で急速に食料不足が深刻化しています。
国連のWFP=世界食糧計画はこのままでは今後3か月以内に全人口の40%に当たるおよそ460万人が飢餓に直面するおそれがあると警告しています。
またユニセフ=国連児童基金も、食料不足によって25万人の子どもの命が脅かされ、このまま支援が行われなければ壊滅的な事態になると指摘しています。
ただ緊急支援に必要な資金が大幅に不足していて、国連では国際社会に向けて援助を呼びかけています。

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