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防衛相 韓国に安保関連法案への理解求める
5月31日 4時07分

防衛相 韓国に安保関連法案への理解求める
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中谷防衛大臣は、訪問先のシンガポールで、韓国のハン・ミング国防相と会談し、安全保障関連法案について、韓国の領域内で自衛隊が活動する際は、韓国の同意を得て行うのが日本政府の方針だとして理解を求めました。
アジア安全保障会議に出席するため、シンガポールを訪れている中谷防衛大臣は30日、韓国のハン・ミング国防相と、4年ぶりとなる日韓防衛相会談を行いました。
会談の冒頭、中谷大臣が、「ことしは日韓の国交樹立50年の節目であり、4年ぶりの防衛相会談は、大変意義がある」と述べたのに対し、ハン国防相は、「4年ぶりの再開を意義深く感じる。この会談を通じて、両国の友好関係がさらに発展することを望む」と述べました。
そして、中谷大臣が、集団的自衛権の行使などを可能にする安全保障関連法案について説明したのに対し、ハン国防相は、「韓国国内の関心は非常に高い。朝鮮半島の安全保障や韓国の国益に影響を与える集団的自衛権の行使などの軍事活動は、韓国側の要請や同意なしには成り立たないと考えている」と述べました。
これに対し、中谷大臣は、「国際法に従い、他国の領域内で自衛隊が活動する場合は、当該国の同意を得るのが日本政府の方針であり、当然、韓国にも当てはまる」と述べ、理解を求めました。
また、会談では、北朝鮮の核やミサイルの開発問題を巡って意見を交わし、情報共有などの面で協力を強化していくことで一致しました。

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