[PR]

■谷垣禎一自民党幹事長

 平和安全法制に関しては世論調査でも、まだまだ理解できないという声が多いのも事実だ。丁寧に国会の審議を進めていかなければならない。そして基本的な考え方を、総理にもしっかり説明してもらわなければならないと思っている。

 丁寧な議論をするということは、国民に十分ご理解をたまわるようにするのはもちろん一番重要なことだ。しかしこういう問題に関して、単に日本国民が理解をしたというだけでは足りない。周辺諸国が、なるほど日本はそういうことを考えて、そういう方向に向かおうとしているのかということも、よくよく理解してもらう必要がある。

 お互いに相手の腹が読めなければ、疑心暗鬼が起きるということも考えられないわけではない。私どもが「丁寧な国会」と申し上げているのは、そういう国民の理解と、周辺諸国の理解がきちっと得られるように国会を運営していく、そういうことを意味している。(自民党佐賀県連大会でのあいさつで)