北朝鮮:数百人が見守るなか高射機関銃で 国防相処刑
毎日新聞 2015年05月13日 19時56分(最終更新 05月13日 23時24分)
国情院によると、李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(当時)の粛清(2012年7月)や張成沢氏の処刑(13年12月)とは異なり、今回は朝鮮労働党政治局の決定や裁判の手続きが取られなかったとされる。このため、玄氏処刑は金第1書記の強引な指示によって実行されたようだ。
同関係者は「崔竜海(チェ・リョンヘ)氏や黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏ら党や軍の最高幹部の職位でさえ次々に変更させられている。高齢の幹部たちの中には一度引退させられたのに再登板させられたりしている。元帥様(金第1書記)は幹部の能力に不満を抱いているようだが、幹部たちも元帥様の意向をはかりかねている」として、不信感が鬱積しているとみる。