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「強制徴用を説明に加える」を条件に 世界文化遺産登録めぐり、韓国高官が妥協案示唆
「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録をめぐり、韓国政府高官は30日までに、強制徴用された朝鮮人労働者が働かされた施設で、こうした内容を含む「歴史の全容」を日本政府が説明に加えるなら、登録への反対をやめることもできるとの考えを示唆した。
日本メディアの質問に答えた。日韓は22日に登録問題をめぐる協議を開催した。日本側は強制徴用を説明に加えることには否定的だが、今後協議が行われれば、この要求の扱いが焦点になりそうだ。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)は4日、福岡など8県の23施設で構成される産業革命遺産を世界文化遺産に登録するようユネスコに勧告した際、施設の「歴史全体の理解」ができるよう説明する必要があると言及した。(共同)