【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の柳済昇（リュ・ジェスン）国防政策室長は２９日、シンガポールでシアー米国防次官補と会談し、生きた炭疽（たんそ）菌のサンプルが米軍の研究所から韓国の京畿道・烏山にある在韓米軍の空軍基地に送付された問題について、韓米国防相会談の緊急議題とすることで合意した。国防部が同日明らかにした。
シンガポールで開かれるアジア安全保障会議に合わせ、韓国の韓民求（ハン・ミング）国防部長官とカーター米国防長官は３０日に会談を行う予定だ。
会談では在韓米軍への危険物資搬入手続きの改善を含め、炭疽菌送付問題への対策を協議するという。
同問題について韓米両国は在韓米軍地位協定（ＳＯＦＡ）に基づき、合同委員会を発足するなど、事件の真相究明と事後対策に着手した。