台風6号:東京都心で大雨、交通乱れ…温帯低気圧に

毎日新聞 2015年05月13日 00時36分(最終更新 05月13日 00時55分)

雨脚が強まる中、家路を急ぐ人たち=東京都港区のJR新橋駅で2015年5月12日午後11時0分、徳野仁子撮影
雨脚が強まる中、家路を急ぐ人たち=東京都港区のJR新橋駅で2015年5月12日午後11時0分、徳野仁子撮影

 台風6号は12日夜、四国沖で温帯低気圧に変わった。その後、勢力はあまり衰えずに関東や東北付近を通って北上し、13日朝には北海道に到達する見込み。

 温帯低気圧の影響で風雨が強まった中部、関東地方は12日夜、交通網に乱れが出た。JR東海によると、東海道新幹線は午後9時21分ごろ、静岡−掛川間にある雨量計が1時間当たり60ミリ以上の規制値に達し上下線とも両駅間の運転を18分間見合わせた。上下22本が49〜12分遅れ約1万6000人に影響した。

 東京メトロ東西線は風速が規制値を超えたため、午後11時ごろから約1時間半、東陽町−西船橋間の運行を見合わせた。JR京葉線も午後10時50分ごろ、全線で運行を見合わせた。京成線も午後11時過ぎから約20分、京成小岩−市川真間間の運行が止まった。

 また、東京湾にかかる「レインボーブリッジ」と「東京ゲートブリッジ」も午後11時ごろ、通行止めになった。

 神奈川県藤沢市では午後11時過ぎ約6600世帯が停電した。

 気象庁によると、13日日中は東北以南で晴れ、予想最高気温は埼玉県熊谷市で31度、東京都心で30度など関東甲信を中心に30度前後になるとみている。【狩野智彦、松本惇】

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