台風6号:温帯低気圧に…静岡などで激しい雨

毎日新聞 2015年05月12日 20時15分(最終更新 05月13日 00時22分)

雨脚が強まる中、家路を急ぐ人たち=東京都港区のJR新橋駅で2015年5月12日午後11時2分、徳野仁子撮影
雨脚が強まる中、家路を急ぐ人たち=東京都港区のJR新橋駅で2015年5月12日午後11時2分、徳野仁子撮影

  台風6号は12日夜、四国沖で温帯低気圧に変わった。その後、勢力はあまり衰えずに関東や東北付近を通って北上し、13日朝には北海道に到達する見込み。

 気象庁によると、12日午前1時過ぎに沖縄県宮古島市で最大風速45.8メートルを観測。静岡市では午後9時半までの1時間に58.5ミリの非常に激しい雨が降った。

 JR東海によると、東海道新幹線は午後9時21分ごろ、静岡−掛川間にある雨量計が1時間当たり60ミリ以上の規制値に達し、上下線とも両駅間の運転を見合わせ、18分後に再開した。

 夜になって東京都内も風雨が強まり、JR東京駅周辺では道路の一部が冠水し、靴が水浸しになった通勤客もいた。文京区の女子大生(19)は「靴の中がびしょびしょになり、傘もダメになった」と話していた。

 気象庁によると、13日午後6時までの24時間に予想される雨量は多い所で関東甲信100ミリ、東北60ミリ。

 13日日中は東北以南で晴れ、予想最高気温は埼玉県熊谷市で31度、東京都心で30度など関東甲信を中心に30度前後になるとみている。【狩野智彦、松本惇】

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