MERS感染疑いの韓国人男性 1次検査で陽性

【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は29日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染が疑われていたにもかかわらず中国に渡航した韓国人男性について、中国保健当局による1次検査の結果、同ウイルスの陽性反応が出たと発表した。

 男性の検体は北京に送られ、確認検査が行われている。確認検査でも陽性となれば感染が確定する。検査結果は同日午前中に韓国側に通知される予定だ。

 男性は韓国内のMERS感染患者7人のうち、3人目の患者の息子。入院中の父親を見舞うため16日に病室を訪れ4時間ほど滞在した。この病室には父親のほか最初の感染患者も入院していた。

 保健当局がこのような事実を把握できないまま、男性は26日に出張のため中国へ出国するまでの11日間、隔離されずに日常生活を送った。

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