検察が上告、ナッツ・リターン裁判は大法院へ

 いわゆる「ナッツ・リターン」事件で逮捕・起訴され、5カ月近くにわたって身柄を拘束された後、控訴審で執行猶予付きの判決を受け自由の身となった大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長(40)が上告しない意向を表明した。趙前副社長の弁護を担当した弁護士法人「ファウ」は28日「裁判所の判断を尊重し、自粛するという意味で、上告しないことにした」と発表した。だが検察はこの日午後、控訴審の審理を担当したソウル高裁刑事6部(キム・サンファン裁判長)に上告状を提出した。これにより、航路変更罪が成立するか否かなど、事件の争点は大法院(日本の最高裁判所に相当)で最終的な判断が下される見通しとなった。

ヤン・ウンギョン法曹専門記者
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