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 30日夜発生した小笠原沖を震源とする地震は、マグニチュード(M)8・5という非常に大きい地震で、大きい地震は断層が破壊されるまでに時間がかかるため、ゆっくりとした揺れが長く続いた。地震の大きさの割に最大震度が5強だったのは、震源の深さが590キロと深かったためだ。

 阿部勝征・東大名誉教授は「震源の付近は太平洋プレート(岩板)がフィリピン海プレートの下にほぼ垂直に沈み込んでいる。プレートの先端が割れて地震が起きたのだろう」と指摘する。この近海の深いところでは、これまでにもM6級の地震はしばしば起きていたという。

 地震波はプレート内部では弱まりにくいため、太平洋プレートを伝わる形で、関東から東北までの広い範囲を大きく揺らしたとみられる。一方で、中部以西では揺れは小さかった。