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 幹部らが多額の賄賂を受け取った疑いで逮捕され、批判が高まる中、国際サッカー連盟(FIFA)は29日にスイス・チューリヒで総会を開き、会長選挙で5期目を目指したゼップ・ブラッター氏(79)が当選を果たした。2019年までの4年間、FIFAの運営を引き続き担う。

 選挙はFIFA副会長、ヨルダン協会長のアリ・ビン・フセイン王子(39)との一騎打ちだった。加盟209協会が1票ずつ投票。ブラッター氏は1回目の投票で133票を獲得したが、当選に必要な3分の2の得票には及ばなかった。欧州を中心にブラッター氏の批判票を集めたアリ王子は73票と善戦した。しかし、過半数で当選者が決まる2回目の投票を辞退。ブラッター氏の当選が決まった。

 ブラッター氏は当選を決めた後、「私たちに必要なのは改革ではなく、発展だ。私の時代が終わるまでに、強いFIFAになることができるだろう」と意気込んだ。

 選挙後、日本協会の大仁邦弥(だいにくにや)会長はどちらの候補に投票したのかは明かさなかった。「世界、アジア、日本のサッカーにとってどちらが良いかを考えた。今後、いろんな影響が出るので控えたい」と語った。(チューリヒ=河野正樹、松尾一郎)