ニュース詳細
避難方法変更が速やかな全島避難につながったか5月30日 18時09分
k10010097071_201505302015_201505302019.mp4
屋久島町は去年8月に口永良部島の新岳で34年ぶりに噴火が発生したことを受けて火砕流が到達しにくい標高が高い場所に一時避難場所を変えるなど避難の方法を変更していて、鹿児島県は、こうした対応によって島民全員が速やかに避難できたとみています。
口永良部島の新岳で去年8月に起きた噴火では大きな噴石が飛んだほか、低温の火砕流が発生した痕跡が確認され、屋久島町は噴火への備えを見直しました。
まず、新岳の火口から2キロ程度の範囲と、これまでの噴火で火砕流が流れたことが多い島の南西側の一部には立ち入らないこととしました。
また、住民の一時避難場所についても、当初は、島の中心部にある本村港に避難することにしていましたが、火口から北西に4キロ余り離れ、噴石や火砕流などの危険が比較的少ない「番屋ヶ峰」と呼ばれる高台に変更しました。
そのうえで番屋ヶ峰にあった通信施設の建物を改装し、島民全員の数日分の食料や水を備蓄するなど準備を進め、去年11月には住民たちが実際に番屋ヶ峰まで車で避難する経路を確認する訓練を行っていました。
鹿児島県危機管理局ではこうした対応によって今回、島民全員が速やかに避難することができたとみています。
まず、新岳の火口から2キロ程度の範囲と、これまでの噴火で火砕流が流れたことが多い島の南西側の一部には立ち入らないこととしました。
また、住民の一時避難場所についても、当初は、島の中心部にある本村港に避難することにしていましたが、火口から北西に4キロ余り離れ、噴石や火砕流などの危険が比較的少ない「番屋ヶ峰」と呼ばれる高台に変更しました。
そのうえで番屋ヶ峰にあった通信施設の建物を改装し、島民全員の数日分の食料や水を備蓄するなど準備を進め、去年11月には住民たちが実際に番屋ヶ峰まで車で避難する経路を確認する訓練を行っていました。
鹿児島県危機管理局ではこうした対応によって今回、島民全員が速やかに避難することができたとみています。