北京=林望
2015年5月30日07時45分
米証券取引委員会(SEC)が金融大手JPモルガンに、中国共産党最高指導部の王岐山(ワンチーシャン)・党中央規律検査委員会書記との関係を示す資料を提出するよう求めたと米紙が報じ、中国で波紋が広がっている。王氏は習近平(シーチンピン)指導部のキーマン。訪米計画もあるが、複雑さを増す米中関係を反映し先行きは不透明だ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは28日、SECが王氏を筆頭に高虎城商務相、郭声琨公安相ら中国の高官35人との関係を説明するよう、JPモルガンに求めたと伝えた。JPモルガンが中国高官らの親類の子息らを雇用するなど便宜を図った疑いを調べる狙いで、米司法省も関心を示しているという。
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