1980 Aircraft Accident Investigation Report

◆ この一覧表は、運輸安全委員会(JTSB)公表資料に基づいて作成しています。
 ※公表された航空事故報告書は、JTSB欄Ship番号にhyperlinkしています。

No 発生日 発生場所 JTSB 型式 運航者 事故の概要
1 1980/01/02 三重県尾鷲市 JA3782 富士重工式FA−200−180AO型 ウイングスコーポレーション  ウイングスコーポレーション所属富士重工式FA−200−180AO型JA3782は、昭和55年1月2日10時46分、航法訓練のため、機長外3名が搭乗して、南紀白浜空港を離陸し調布飛行場に向かったが、消息を絶ち行方不明となった。  同機は、翌1月3日、三重県尾鷲市大字南浦字新田割谷の山中の雑木林で発見されたが、機体は大破し、搭乗者全員が死亡していた。
 なお、火災の発生はなかった。
2 1980/01/27 公海アムステルダム〜アンカレッジ上空 JA8111 ボーイング式747−200B型 日本航空株式会社  日本航空株式会社所属ボーイング式747−200B型JA8111は、昭和55年1月27日、同社の定期404便として、アムステルダム・スキポール空港を出発し、アンカレッジ国際空港に向け飛行中、旅客1名(男性49歳)が病死した。
3 1980/02/06 長崎県長崎空港 JA5261 ブリテンノーマン式BN−2A−26型 長崎航空株式会社  長崎航空株式会社所属ブリテンノーマン式BN−2A−26型JA5261は、昭和55年2月6日12時39分ごろ、同型式機の社内機長資格取得の訓練のため、操縦教員及び訓練生2名が搭乗して、長崎空港のB滑走路32から離陸した。
 同機は、その後、12時51分ごろA滑走路36において2回目の連続離着陸にお ける離陸の際、左エンジン停止プロペラフェザーの状態で浮揚し、機首が左へ偏向し て滑走路の左約15度方向に飛行したが、上昇しないので離陸を断念し、滑走路左側 の芝生上に不時着し機体を中破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
4 1980/02/24 埼玉県本田エアポート JA3558 セスナ式172K型 本田航空株式会社  本田航空株式会社所属セスナ式172K型JA3558は、昭和55年2月24日14時23分ごろ、離着陸訓練のため、埼玉県比企郡川島町本田エアポートにおいて、機長及び操縦練習生(以下「練習生」という。)が搭乗し、離陸のため地上滑走中、前車輪及び左右主車輪がダンプ車両の轍に落ち込み、脱出の際右に傾き、主翼端及びプロペラが接地し中破した。火災は発生しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった。
5 1980/02/26 新潟県南魚沼郡湯沢町 JA7325 川崎ベル式47B3B−KH4型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属川崎ベル式47B3B−KH4型JA7325は、昭和55年2月26日12時30分ごろ、新潟空港へ空輸のため、機長外1名が搭乗し、新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽字中子原の場外離着陸場(標高約400メートル。以下「ヘリポート」という。)を離陸した直後、降着装置及び胴体下面が積雪に接触し、左に偏向しながら右に横転して機体が大破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
6 1980/03/10 神奈川県横浜市 JA9032 ヒューズ式369HM型 新日本国内航空株式会社  新日本国内航空株式会社所属ヒューズ式369HM型JA9032は、昭和55年3月10日15時30分ごろ、 機長外2名が搭乗し、横浜市神奈川区富岡町地先埋立地においてオートロテーションの訓練中、着陸接地の際メインロータブレードがテールブームに接触し、機体は大破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
7 1980/04/07 埼玉県飯能市 JA9081 アエロスパシアル式SA315BアルウェットV型 東邦航空株式会社  東邦航空株式会社所属アエロスパシアル式SA315BアルウェットV型JA9081は、昭和55年4月7日15時20分ごろ、 埼玉県飯能市大字坂石の吾野臨時離着陸場(標高380メートル、以下「吾野ヘリポート」という。)にテールロータブレードが接触し同部位を破損したのちハードランディングし、機体は中破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
8 1980/04/09 鹿児島県徳之島空港 JA8610 日本航空機製造式YS−11A型 運輸省  運輸省所属日本航空機製造式YS−11A型JA8610は、昭和55年4月9日16時23分ごろ、新設された航空保安無線施設(VOR/DME)の飛行検査を終えて、徳之島空港に着陸の際、後部胴体下面を滑走路面に接触し、中破したが火災は発生しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった。
9 1980/05/03 千葉県関宿滑空場 JA2198 レット・ナドニー・ポドニク・クノビーチェ式L−13型 個人  個人所有レット・ナドニー・ポドニク・クノビーチェ式L−13型JA2198は、昭和55年5月3日16時45分ごろ、機長及びその他1名が搭乗し、体験飛行を終えて着陸のため、千葉県東葛飾郡関宿町平井地崎関宿滑空場(以下「滑空場」という。)に進入中、同滑走路18の末端から約70メートル手前の牧草地に着地し、その後の滑走中、同滑走路末端にある幅約3メートルの排水溝に機首から落ち込み、機体は中破した。
 本事故による人員の死傷はなかった
10 1980/05/11 茨城県竜ヶ崎飛行場 JA3549 パイパー式PA−28−140型 大洋航空株式会社  大洋航空株式会社所属パイパー式PA−28−140型JA3549は、昭和55年5月11日17時25分ごろ、竜ヶ崎飛行場において、連続離着陸練習のため、練習生のみが乗組み、着陸の際バウンドし、右に偏向して滑走路から逸脱し機体を損傷した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
11 1980/05/12 山梨県南都留郡鳴沢村 JA7582 ヒューズ式269C型 新日本国内航空株式会社  新日本国内航空株式会社所属ヒューズ式269C型JA7582は、昭和55年5月12日11時25分ごろ、山梨県南都留郡鳴沢村において、コマーシャル映画撮影場所視察のため、機長ほか2名が搭乗して、飛行中に高度が低下し、樹海(標高約1,290メートル)に接触して墜落大破したが、火災は発生しなかった。
 本事故により同乗者2名が軽傷を負った。
12 1980/06/03 山口県防府市 JA7530 川崎ベル式47G3B−KH4型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属川崎ベル式47G3B−KH4型JA7530は、昭和55年6月3日07時02分ごろ、松喰虫防除の農薬散布のため、機長のみが搭乗して、山口県防府市大道の場外離着陸場を離陸直後、墜落し、大破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
13 1980/06/04 埼玉県加須市 JA7603 ヒラー式UH−12E型 武蔵航空株式会社  武蔵航空株式会社所属ヒラー式UH−12E型JA7603は、昭和55年6月4日04時43分ごろ、確認調査飛行のため機長及び地上作業員(以下「作業員」という。)が搭乗して、埼玉県加須市大字中樋遣川字60軒2800の場外離着陸場(以下「ヘリポート」という。)を離陸した。
 同機は、確認調査飛行を終了し、04時48分ごろ着陸後、エンジンを運転状態の まま、薬剤積込み準備中、作業員は、同機から降りてメインロータの回転圏外に出た 後、同機の後方を通り抜けようとして回転しているテールロータブレードに接触し、 重傷を負った。同機は小破した。
14 1980/06/11 茨城県稲敷郡茎崎村 JA7418 川崎ベル式47G3B−KH4型 朝日ヘリコプター株式会社  朝日ヘリコプター株式会社所属川崎ベル式47G3B−KH4型JA7418は、昭和55年6月11日05時25分ごろ、機長のみが搭乗し、薬剤散布中、茨城県稲敷郡茎崎村天宝喜横田地内水田に墜落し、機体は大破した。
 本事故による火災は発生せず、機長は軽傷を負った。
15 1980/06/19 奈良県生駒郡俵口町 JA7597 ヒューズ式269C型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属ヒューズ式269C型JA7597は、昭和55年6月19日05時26分ごろ、マツクイムシ防虫剤散布のため、奈良県生駒郡俵口町オートサーキット場跡の場外離着陸場(以下「臨時へリポート」という。)を離陸した直後、付近の雑木林に墜落して右に横転し中破した。
 同機は、機長のみが搭乗していたが、本事故により火災は発生せず、人員に死傷は なかった
16 1980/07/06 静岡県焼津市 JA3811 富士重工式FA−200−180AO型 個人  個人所有富士重工式FA−200−180AO型JA3811は、昭和55年7月6日12時15分ごろ、レジャーの目的で機長外2名が搭乗して三保場外離着陸場(以下「三保飛行場」という。)を離陸し、海岸沿いに御前崎方向へ飛行中、12時31分ごろ、海霧に遭遇し、引き返そうとして左旋回中、静岡県焼津市栃山川河口の沖約400〜450メートルの海上に墜落し、水没した。搭乗者は、事故発生海域を航行中の漁船に収容された。
 この事故により機長は死亡し、同乗者2名は負傷した。
17 1980/07/08 北海道芽部郡南芽部町 JA9253 川崎ヒューズ式369D型 阪急航空株式会社  阪急航空株式会社所属川崎ヒューズ式369D型JA9253は、昭和55年7月8日15時29分ごろ、魚群探査及び漁場調査(以下「調査飛行」という。)の目的で機長外3名の漁業会社職員(以下「調査員」という。)が搭乗し、ヘリポート施設を船尾甲板に備えた漁船(総トン数366トン、以下「母船」という。)から離船して間もなく右旋回の状態で北緯41度55分20秒、東経141度06分26秒付近の海上(水深約100メートル)に不時着水し水没した。
 機長と2名の調査員は機外に脱出後母船に救助されたが、調査員1名は水没した機 体とともに行方不明となった。
18 1980/07/11 秋田県山本郡山本町 JA7584 ヒューズ式269C型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属ヒューズ式269C型JA7584は、昭和55年7月11日07時35分ごろ、 機長のみが搭乗して、秋田県山本郡山本町森岳の水田で薬剤散布飛行中墜落大破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
19 1980/07/18 埼玉県本田エアポート JA3766 セスナ式T210L型 本田航空株式会社  本田航空株式会社所属セスナ式T210L型JA3766は、昭和55年7月18日15時28分ごろ、社内業務のため、機長及び同乗者1名が搭乗し、埼玉県比企郡川島町本田エアポートに着陸時に胴体着陸し滑走路上にかく座し、機体は中破したが火災は発生しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった。
20 1980/07/21 千葉県香取郡多古町 JA7501 川崎ベル式47G3B−KH4型 東邦航空株式会社  東邦航空株式会社所属川崎ベル式47G3B−KH4型JA7501は、昭和55年7月21日09時35分ごろ、千葉県香取郡多古町一鍬田字向13番地の水田において農薬散布中、高圧配電線の避雷線に接触し、墜落大破した。墜落後、火災が発生した。
 同機には機長のみが搭乗していたが、本事故により重傷を負った
21 1980/08/03 岩手県江刺市 JA7095 川崎ベル式47G−2型 日本農林ヘリコプター株式会社 日本農林ヘリコプター株式会社所属川崎ベル式47G−2型JA7095は、昭和55年8月3日06時45分ごろ、薬剤散布中、燃料が欠乏し、岩手県江刺市藤里上長沢の農道上に不時着し停止した。機長は、左に傾き停止した同機の姿勢を修正しようとして燃料を補給し、07時00分ごろ、エンジンを始動したところ、機体は左に横転し大破した。
 本事故による火災の発生はなく、人員の死傷はなかった。
22 1980/08/04 新潟県刈羽郡西山町 JA7618 エンストロム式280C型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属エンストロム式280C型JA7618は、昭和55年8月4日08時10分ごろ、薬剤散布のため、機長のみが搭乗し、新潟県刈羽郡西山町町営野球場内の場外離着陸場(以下「臨時へリポート」という。)から離陸上昇中、メインロータ回転速度が減少し、隣接の二田小学校運動場に墜落し、機体は大破したが火災は発生しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった
23 1980/08/06 山梨県北巨摩郡長坂町 JA7663 ヒラー式UH−12E型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属ヒラー式UH−12E型JA7663は、昭和55年8月6日05時30分ごろ、機長のみが搭乗し、山梨県北巨摩郡長坂町字中丸において薬剤散布中、山間部に展張された木材運搬用索道(以下「索道」という。)に接触して墜落し、大破した。
 本事故による火災の発生はなく、機長は死亡した。
24 1980/08/07 新潟県上越市 JA9245 ベル式206B型 中日本航空株式会社  中日本航空株式会社所属ベル式206B型JA9245は、昭和55年8月7日07時18分ごろ、機長のみが搭乗して、新潟県上越市大字青野字東川原2991番地の水田において、薬剤散布飛行(以下「散布飛行」という。)中、高圧配電線に接触して墜落し機体を大破したが、火災の発生はなかった。
 本事故により機長は重傷を負った
25 1980/08/07 熊本県八代郡山江村 JA9240 アエロスパシアル式SA360型 西日本空輸株式会社  西日本空輸株式会社所属アエロスパシアル式SA360型JA9240は、昭和55年8月7日08時41分ごろ、機長のみが搭乗して、熊本県八代郡坂本村川原谷の肥後峠場外離着陸場及び同郡山江村山口の鉄塔建設現場(170号及び171号)間において、物資輸送作業を開始した。
 その後、同機は、11時20分ごろ171鉄塔建設現場において、生コンクリート の荷卸作業中にエンジン出力が減少し、荷受け台上に落着し、中破したが火災は発生 しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった
26 1980/08/10 東京都調布市富士見町 JA5231 エアロコマンダー式685型 共立航空撮影株式会社  共立航空撮影株式会社所属エアロコマンダー式685型JA5231は、昭和55年8月10日、航空測量のため、機長外1名が搭乗し、調布場外離着陸場(以下「調布飛行場」という。)を離陸した直後、09時43分ごろ調布市立調布中学校校庭(東京都調布市富士見町4丁目17番地)に墜落し、大破した。
 本事故による火災の発生はなかったが、搭乗員全員が死亡した。
27 1980/08/15 栃木県河内郡上河内村 JA7520 川崎ベル式47G3B−KH4型 東邦航空株式会社  東邦航空株式会社所属川崎ベル式47G3B−KH4型JA7520は、昭和55年8月15日09時20分ごろ、栃木県河内郡上河内村大字宮山田1810番地西鬼怒川河川敷の水田において農薬散布中、高圧配電線に接触し、同河川敷に墜落大破した。火災は発生しなかった。
 同機には機長のみが搭乗していたが、本事故により重傷を負った
28 1980/08/29 東京都東京ヘリポート JA9208 アエロスパシアル式AS350C型 全日本空輸株式会社  全日本空輸株式会社所属アエロスパシアル式AS350C型JA9208は、報道取材のため、昭和55年8月29日10時13分ごろ、東京都江東区新木場4丁目無番地東京都東京ヘリポートにおいて、機長及び整備士の搭乗の下に整備士による飛行前の地上試運転を実施中、突然浮揚して横転し、機体は大破したが火災の発生はなかった。
 本事故により乗組員は軽傷を負った
29 1980/09/08 愛知県河和VOR付近上空 JA8126 ボーイング式747SR−100型 日本航空(株) 日本航空航空株式会社所属ボーイング式747SR−100型JA8126は、昭和55年9月8日、定期106便として大阪国際空港を離陸し、東京国際空港へ向け航空路G−4を飛行中、09時50分ごろ、河和VOR東約30マイルの地点でタービュランスに遭遇し、旅客3名及び客室乗務員2名が負傷し、機体は小破した。
30 1980/09/10 長野県南安曇郡梓川村 JA9175 ベル式214B型 東亜国内航空株式会社  東亜国内航空株式会社所属ベル式214B型JA9175は、昭和55年9月10日11時33分ごろ、機長と整備士1名が搭乗し、建設資材(送電線鉄塔用、以下「資材」という。)を空輸中、エンジンが停止し、長野県南安曇郡梓川村大字梓616番地の畑に不時着して横転し、中破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
31 1980/09/20 公海太平洋上空 JA8125 ボーイング式747−200B型 日本航空株式会社  日本航空航空株式会社所属ボーイング式747−200B型JA8125は、昭和55年9月20日00時53分(日本標準時、以下同じ。)ごろ、同社定期78便として大阪国際空港からホノルル国際空港へ向け高度35,000フィートで飛行中、西経174度北緯30度付近の公海上においてタービュランスに遭遇し、旅客7名が負傷した。
32 1980/09/21 鹿児島県大口市青木 JA9262 アエロスパシアル式SA360C型 西日本空輸株式会社  西日本空輸株式会社所属アエロスパシアル式SA360C型JA9262は、昭和55年9月21日11時10分ごろ、物資輸送のため、機長のみが搭乗して、鹿児島県大口市青木溜池の上1882の6の青木場外離着陸場を離陸直後、急にエンジン出力の伝達が断たれ、同場外離着陸場に緊急着陸し、中破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった
33 1980/10/16 栃木県鬼怒川滑空場 JA2100 三田3型改1 東京大学運動会航空部  東京大学運動会航空部所属三田3型改1JA2100は、昭和55年10月16日07時38分ごろ、操縦教員(以下「機長」という。)及び操縦練習生が乗組み、栃木県河内郡上河内村鬼怒川滑空場において滑空練習を実施中、ウインチの出力低下によりハードランディングし、機体を中破した。  本事故による人員の死傷はなかった
34 1980/10/22 埼玉県本田エアポート JA3647 セスナ式150L型 国際航空輸送株式会社  国際航空輸送株式会社所属セスナ式150L型JA3647は、昭和55年10月22日13時55分ごろ、埼玉県比企郡川島町本田エアポートにおいて連続離着陸訓練中、着陸の際、ハードランディングし、機体は中破した。火災は発生しなかった。
 同機には、機長の外同乗者1名が搭乗していたが死傷はなかった。
35 1980/10/30 北海道弟子掘町 JA7577 川崎ベル式47G3B−KH4型 日本農林ヘリコプター株式会社  日本農林ヘリコプター株式会社所属川崎ベル式47G3B−KH4型JA7577は、昭和55年10月30日09時00分ごろ、薬剤散布の調査確認飛行のため、機長及び同乗者2名が搭乗して、飛行中にエンジンが不調となり、北海道川上郡弟子掘町奥御卒別標茶営林署管内57班ろ小班(重内山山頂付近)に不時着した。機体は中破したが火災は発生しなかった。
 本事故による人員の死傷はなかった。
36 1980/11/12 埼玉県妻沼滑空場 JA2095 三田3型 法政大学体育会航空部  法政大学所属三田3型JA2095は、昭和55年11月12日08時54分ごろ、操縦練習のため、操縦教員(以下「機長」という。)及び操縦練習生が乗組み埼玉県大里郡妻沼町妻沼滑空場において、ウインチえい航による離陸の際、離陸を断念したがハードランディングし、機体は中破した。
 本事故による人員の死傷はなかった。
37 1980/11/27 行方不明 JA3777 PA−28−140型 本田航空株式会社  本田航空株式会社所属パイパー式PA−28−140型JA3777は、昭和55年11月27日15時40分ごろ、訓練のため、機長のみが搭乗し、埼玉県比企郡川島町の本田エアポートを離陸したが、予定着陸時刻を過ぎても帰投しなかった。
 その後、同機に対する捜索が行われたが、同機は、昭和57年6月9日現在行方不 明である
38 1980/12/02 茨城県大利根場外離着陸場 JA3839 セスナ式152型 国際航空輸送株式会社  国際航空輸送株式会社所属セスナ式152型JA3839は、昭和55年12月2日11時05分ごろ、操縦練習生(以下「機長」という。)が搭乗し、茨城県稲敷郡大利根場外離着陸場(以下「大利根飛行場」という。)の滑走路07を使用してタッチアンドゴーの訓練を実施中、着陸接地後の離陸滑走において、滑走路を左へ逸脱して停止し機体を中破した。
 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。
39 1980/12/05 青森県下北郡大間町 JA3616 セスナ式T207型/FONT> 日本産業航空株式会社  日本産業航空株式会社所属セスナ式T207型JA3616は、昭和55年12月5日10時58分ごろ、機長のみが搭乗し、空輸のため飛行中、エンジンが不具合となり、青森県下北郡大間町大字奥戸字小奥戸161番地の原野に不時着し、大破した。
 本事故による火災の発生はなく、機長は軽傷を負った。
40 1980/12/22 鳥取県日野郡江府町 JA9233 ベル式206L−1型 大阪エアウエーズ株式会社  大阪エアウエーズ株式会社所属ベル式206L−1型JA9233は、昭和55年12月22日、報道取材のため八尾空港から美保飛行場へ向けて飛行中、エンジンが停止し、10時25分ごろ鳥取県日野郡江府町美用の積雪した水田に不時着した。
 同機には、機長、整備士のほか同乗者3名計5名が搭乗していたが死傷者はなかっ た。
 同機は、大破したが、火災は発生しなかった。
41 1980/12/24 千葉県木更津VOR南東20海里上空 JA8735 日本航空機製造式YS−11A型 全日本空輸株式会社  全日本空輸航空株式会社所属日本航空機製造式YS−11A型JA8735は、昭和55年12月24日17時20分ごろ、同社定期839便として飛行中、木更津VORの南東約20マイル、高度約8,000フィートにおいて落雷を受け、機体が中破した。
 本事故による人員の死傷はなかった

Aircraft Accident in Japan by SAKUMA Mitsuo/Former Aircraft accident investigator of JTSB