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両陛下の傘寿の記念 皇居で古式馬術観覧
5月30日 17時54分

天皇皇后両陛下に招かれた歴代の総理大臣や閣僚らが宮内庁に伝わる古式馬術を観覧する催しが、30日に皇居で開かれました。
この催しは、両陛下の傘寿の記念として皇居にある馬場で開かれ、両陛下に招かれた平成以降の総理大臣など歴代の三権の長や閣僚ら160人が参加しました。
はじめに、古式馬術の1つで、日本に古くから伝わる「打※きゅう」が披露されました。
「打きゅう」は、白組と赤組に分かれて騎乗した陣羽織姿の競技者が先端に網のついた棒で馬場に置かれた「※たま」をすくい取り、ゴールの穴めがけて投げ入れる競技です。
宮内庁に伝わるのは、戦国時代の合戦をイメージしたもので、馬を巧みに操りながら「※たま」を放つ様子やそれを防ごうとする相手との激しい競り合いが見どころで、両陛下は「たま」が入るたび拍手を送られていました。
皇居で招待客向けに古式馬術が行われるのは初めてで、30日は、2人の騎手がそれぞれの馬を操って長さ10メートルほどの筒状の布を地面と水平にたなびかせながら走る「母衣引(ほろひき)」も披露されました。
このあと、宮殿に場所を移して茶会が催され、安倍総理大臣が両陛下の傘寿を祝うことばを述べると、天皇陛下は「皆さんが国と国民のために務めを果たしてこられたことに深く感謝しています」と述べられました。
30日披露された古式馬術は来月1日から宮内庁のホームページで公開されることになっています。
(※「きゅう」と「たま」の字は同一で、「毛」のはね部分の上に「求」)

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