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皮ふ消毒液など2品目審議できず- 委員欠席などで定足数割れ、医薬品第二部会
厚生労働省が28日に開いた薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で、当初予定していた2品目について審議できないという異例の事態が起きた。体調不良で同部会を欠席する委員がいたほか、利益相反の関係から審議に参加できない委員がいたことにより、議決に必要な定足数を割り込んだため。厚労省の担当者は、「2品目の承認を待ち望んでいる方もいるので、真摯に対応していきたい」とした。【松村秀士】
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この日の部会では、大塚ホールディングス傘下の大塚製薬工場(本社・徳島県鳴門市)の手術部位への皮ふ消毒を効能・効果とするオラネジン消毒液1.5%、同消毒用アプリケータ10ミリリットル、同消毒用アプリケータ25ミリリットルに関する製造販売承認の可否と、大塚グループの大鵬薬品工業(本社・東京都千代田区)の注射用抗生物質製剤ゾシン静注用2.25、同4.5、ゾシン配合点滴静注用バッグ4.5に対する「発熱性好中球減少症」の効能・効果追加の可否について審議できなかった。
同部会の委員の数は21人で、定足数は11人。この日の部会で審議する予定だった「オラネジン」と「ゾシン」の2品目は、定足数に達しなかった。一方、ほかの8品目は定足数を超えたため、審議した。厚労省の担当者は2品目に関して、「臨時部会の開催も含めて、対応を考えていきたい」と話している。
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